犬の乳腺腫瘍、乳がん

恐ろしい病気の1つ「ガン」。
今回はその中の「乳腺腫瘍・乳ガン」についてです。

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目次

「乳腺腫瘍」と「乳がん」の違い

「乳腺腫瘍」は犬の腫瘍の中で一番発生する確率の高い腫瘍です。
この腫瘍にも良性・悪性があり、悪性の腫瘍が「乳がん」といわれます。
良性・悪性それぞれの発生頻度は 半々くらいです。

原因

卵巣から分泌される女性ホルモンが関係していることが近年になって指摘されていますが、はっきりした原因はまだわかっていません。

どんな時に分かるの?(発見方法と症状)

痛みがあまり無い為によほど大きくならないと発見が遅れることがありますが、日ごろからペットのブラッシングやシャンプーのときに乳首の周りを注意深く触ってみると「硬いしこり」がわかります。
また症状が進むと細菌の感染などにより患部が潰瘍をおこし出血したり、悪臭を放つのでわかりますがそうなっては手遅れの事が多く何と言ってもその前の発見が大事です。

病院での検査はどんなことをするの?

病院ではまず詳しく触診して腫瘍の大きさ、数またリンパ節の腫れなどを調べ、次に転移があるかどうかレントゲン検査をします。
また悪性、良性の判定の為に腫瘍の一部を取り「病理組織検査」を行ないます。

治療

基本としては「外科切除」となります。
他に放射線療法や化学療法もありますが、これらを単独で行なう事はほとんどありません。
先ほどの外科切除との併用がより効果的です。

予防法

原因のところでに述べたように「女性ホルモン」が関係していると思われますので、特別の理由が無ければ初回発情前に避妊手術をおこなう事が最良です。
また、発情を重ねるごとに「乳腺腫瘍」になる確立が高くなるという統計もでています。
食生活においても、毎日のフードは人間と同じ考えで、「合成保存料」や「合成着色料」等の入らない自然食フードなどを小さいときから一生与える事も予防になるでしょう。

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