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セカンドオピニオン

セカンドオピニオンとは、普通に訳すると「第二の意見」となります。主治医の見立て、治療方針などに対して別の医師の意見を求めるのがセカンドオピニオンです。今回はセカンドオピニオンについてみてみましょう。

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目次

セカンドオピニオンとは、普通に訳すると「第二の意見」となります。
主治医の見立て、治療方針などに対して別の医師の意見を求めるのがセカンドオピニオンです。
日本的な考え方から「そんなことをしたら先生に失礼だ」と思う人が多く、あまり一般的にセカンドオピニオンは行われていませんが、決して失礼にはあたりません。

1.セカンドオピニオンのメリットとデメリット

<セカンドオピニオンが必要な時ってどんな時?>
軽い病気には必要はないでしょう。
命に関わるような病気や大がかりな手術が必要な場合など、ここイチバンのときにセカンドオピニオンを求めればよいです。病気がなかなか治癒しない場合や治療費が高額で他に選択肢がないか知りたいなどの場合にもお勧めします。

<セカンドオピニオンのメリットとデメリット>
◆メリット
・ 説明が二人の獣医師になるので、よりよく病気に対しての理解が深まる。
・ 場合によっては見立てがまるきり異なる場合があるので誤診を防げる。
・ 手術の方法、技術や外科器具装置の差なども病院間で異なるのでよりよい選択肢が選べる場合もある。
・ セカンドオピニオンと主治医の意見が一致した場合は自信をもって治療にあたれる。

◆デメリット
・ 稀に主治医と全く別意見が出ることもある。
この場合は飼い主としてどちらを信用してよいのか非常に迷いますので、セカンド・サード・フォースと病院を廻る事になるでしょう。
・ 診療機関が違えば診察、検査の費用などがそれだけかさむ。
・ セカンドオピニオンを受けたいと相談したときに怒り出す獣医さんが主治医だったりすると、悪いことではないのに、飼い主さんの気分が落ち込む。

2.セカンドオピニオンを求めた飼い主さんの例

<セカンドオピニオンの結果、元の病院で手術した例>
乳腺腫瘍を主治医に指摘されたプードルの飼い主Aさんは手術を悩んでいてセカンドオピニオンを求めてやってきました。

乳腺にはあきらかに腫瘍が触診でき、犬の乳腺腫瘍の悪性度が50%つまり半分は放置すると死に至る病気である事を説明すると手術の必要性に納得したようです。当院での手術を希望されましたがセカンドオピニオンを求められた患者を奪ってしまうような事はできませんので、主治医さんの病院で手術をお願いするようにと丁重にお断りしました。このへんは開業医間の義理みたいなものもあります。

<セカンドオピニオンの結果、転院して手術した例>
主治医に子宮蓄膿症と診断され、外科処置不可能との診断で、セカンドピニオンを受けにこられた10歳のゴールデンレトリバーDちゃん。主治医のもとで入院しているが、どんどん弱っていくその姿を見るに耐えず散歩仲間の紹介で飼い主さんだけ来院されました。

かなり状態は悪いが、外科処置なくしては生存する可能性が無い事、外科的処置でいくらかでも助かる可能性があることを説明し手術を提案するとそのまま快諾してくれました。主治医には手術にかけてみると伝え、点滴の針を入れた状態で転院し、無事助かりました。

その後が非常に気まずかったのですが、この飼い主さんその後のワクチンなどにも来院するようになってしまいました。これは開業医間では患者の取り合いになってしまうので、外科手術が終わって元気になったら予防措置は主治医の所でやって欲しいのですが、飼い主さんには「こちらの病院にお願いしたい」と言われてしまいました。獣医師会などでその先生と顔を会わす時がメチャクチャ気まずいです。それが自分よりも立場が上の先生だとこれはもうものすごく気まずい。だから「予防処理は主治医さんのところでやって頂いてください」って言うんですが、でもやっぱり患者さんは我が子の為ならワガママですからそんなこと関係ようです。

3.主治医にセカンドオピニオンすることを告げるべき?

セカンドオピニオンを受けるのを告げるかどうかは、その獣医師の自信のほどにもよります。診断と技術に自信のある獣医師は快諾します。逆にヘソを曲げるような場合は他の病院で診断を受けると何かマズイ理由があることもあるんですね。

主治医に「セカンドオピニオンを受けたい」と告げた場合、検査データを貸し出せる範囲で提出してくれるはずですから検査がダブらずに済み費用が安くなります。「セカンドオピニオンを受けたい」と告げるのが気まずい場合は費用はかさみますが、数日考えさせてくださいと告げて他の病院で診察を受ければよいだけの話です。

4.飼い主に必要な心構えとタブー

命に関わるような重大な疾患が多いですから病気に対してきちんと理解すること。病気と治療方針に対して充分な理解と同意ができるようにするためのセカンドオピニオンです。しかし、サード・フォースと病院をグルグルと廻っても多くはあまり良い結果は産みません。あちこちの病院をさまようような飼い主は定着してくれないし、診察結果や指導に対してあまり言うことを聞いてくれないので病院からも敬遠されます。

セカンドオピニオンでやらない方がいい事は他の病院の悪口を言うことです。これをやると敬遠されます。ほとんどないですが値踏みもやめましょう。「あそこでは8万だったけどお宅ではいくら?」みたいなセカンドオピニオンを求める飼い主さん、これは答える方として非常に困ります。価格で選んでもらっても病院側としてはうれしくありません。

最後に…
セカンドオピニオンは決して失礼にあたることではありません。まずは勇気をもって行動し、適切な方法や自分の考えにあった治療方法を見つけることが大切です。

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