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- さおり
「前にランドリーまわりの収納があったけど、洗面台まわりは大丈夫?」
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- のりこ
「う〜ん実は散らかりやすい場所かも。洗面台まわりって、家族の共有スペースだから物の数も多いし、毎日の身支度で使うからついつい散らかってしまうんだよね。」
- さおり「散らかっていると掃除もしにくいから汚れにもつながるよね。今日は洗面台まわりを清潔にキープするための収納を考えてみよう!」
ルールを共有化するためのポイント
洗面台まわりの収納 その1
出しっぱなしを厳選した掃除がしやすい空間作り
■毎日つかう身支度アイテムは出しておく
洗面台やトイレ、キッチンのシンクまわりなどの水回りはいつも清潔にしておきたいもの。 そのためにも、出しておくのは「毎日使う物」に限定すべし。さらにそれぞれのアイテムに定位置を設け、手に取って使う→戻す までの動作がシンプルにできるように。


吸盤フックを使えばコップやたわしを直置せずにすむので衛生的。洗面台の掃除もしやすくなりますよ。
■棚上×ボックス で取りやすく
ドライヤーや整髪料、ブラシなどをアイテムをボックスにまとめて棚上に配置。使うときはボックスごと下へ降ろせば高い位置でもなだれ知らず。


ボックス使用のメリットは、取りやすさだけでなく、見た目のすっきり度UPも。
洗面台まわりの収納 その2
狭くても生かす!洗面台下収納の工夫
■空間を使い切って、物を取り出しやすく

洗面台下は、排水管などの障害物があって物を収納するには難易度の高いスペース。ここで考えるべきは、「よりたくさんの物が入るように」ではなく、「 よりそれぞれの物が取りやすいように 」。 どうすれば1つ1つのアイテムが取り出しやすくなるかという視点で工夫すべし。
上部のすきまに這わせた短い突っ張り棒が、スプレーボトルを吊るすバーや、ちょっとした棚に変身!

扉にS字フックをかけ、手提げをぶら下げれば独立した収納スペースが! 細々した小物をまとめて。

洗剤のストックは補充しやすいよう次の分をまとめて1つのボックスへ。奥の物が取りたいときも引き出せるので簡単ですよ。
- のりこ「まずは出す物としまう物のすみ分けが大事だね!「物をたくさん入れるための収納」じゃなくて、「物が取りやすくなるための収納」という考え方が勉強になったよ。」
- さおり「それはよかった!収納用品は、「物をいっぱい詰め込むため」じゃなくて 「物を出しやすくするため」に使うという発想でね!」
- のりこ「確かに使いたい時、使いたい物が取り出しやすいと快適!そういう発想で収納を考えれば、朝の支度も楽になるのね。掃除もしやすいから清潔にもつながるし。収納には良い効果がいっぱい♪」
コラムをお読みいただき、ありがとうございました。
今回のコラムが、収納のお悩み解決のヒントになっていただけたら幸いです。
登場人物
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- さおり
のりこの大学時代の友人で、収納アドバイザーの仕事をしている。 片付けがうまくいかないのりこ宅を、収納によって「人を呼びたくなる部屋」へ変身させるべく立ち上がる。
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- のりこ
春から一人暮らしを始めたばかりのOL。 我が家に友達を呼びたいが、部屋がうまく片付けられず困っている。 収納アドバイザーである友人さおりに助けを求める。
プロフィール

本多 さおり
自身の収納術を友人から評価してもらったことがきっかけで、収納について深く学んでみることに。
2010年 整理収納アドバイザー
2011年 整理収納コンサルタント 取得
暮らしと収納にまつわるブログ
「片付けたくなる部屋作り」更新中