
家族それぞれの使い勝手を大切に。毎日過ごす家だからこそ、見た目の「好き」も大切に。どうしたら子どもが自分で取り組めるようになる? どう工夫したら自分好みの空間になる? そんな小さな”ミッション”を楽しみながら、毎日の生活が効率的で居心地のよい我が家を目指しています。
鮮やかなライムグリーンを効かせた空間
天井高4m、開放感のあるリビングです。造り付けのテレビボードは、収納したい物のサイズを測り、素人ながらにイメージ図を描いて設計士さんに渡し、木材や色などを相談しながら作ってもらいました。背面部分は、白い雑貨が映えるよう色を付けてもらっています。
リビングから見えるライムグリーンの壁は玄関ホールです。ライムグリーンは、白を基調とした我が家の効かせ色。空間にメリハリをつけてくれるだけでなく、ビタミンカラーが気分を上げてくれます。
この春はリビングの一角に電子ピアノを設置。インテリアは子どもの成長とともに変化を続けています。
こちらもイメージ図をもとに作ってもらったキッチンカウンター。使い勝手に満足しているだけでなく、キッチン設備のコスト削減にも大きく貢献してくれました。ダイニング側のニッチ部分には、ウェットティッシュやボールペンなど毎日使う物をスタンバイ。座ったまま手を伸ばして必要な物が取れ、効率的かつ私が楽する仕組みです(笑)。ちょっとした雑貨をプラスして、インテリア性も大事にしています。
キッチンの隅にあるウンベラータの鉢の下には、DIYしたルンバ・ステーションが隠れています。使わなくなったラックの棚板を再利用して作ったもので、以前はむき出しだったルンバが見えなくなってスッキリしました。
移動OKの畳スペースが便利!
ダイニングエリアは壁の一部に湿度調節や脱臭効果のある「エコカラット」を取り入れました。機能もさることながら、質感もいいアクセントになってくれています。
ダイニングテーブルの横は、ユニット畳を敷いた畳コーナーになっています。洗濯物を畳んだり、子ども達が絵本を読んだり、家族でカルタやトランプをする時にも大活躍。我が家に無くてはならないスペースです。大人数が集まる時には、プチ居酒屋風にレイアウトチェンジ。ユニット畳は簡単に移動ができるので、使い勝手抜群です。
家族で使えるスタディルーム
家を建てるならどうしても作りたかったスタディルーム。白×木×黒をテーマカラーに、モノトーン過ぎず、ナチュラル過ぎない雰囲気を心がけています。造り付けした机の長さは330cmあり、家族4人が並んで座れます。キッチンから子ども達の様子を見守るためにつけたFIX窓は、抜け感にも一役買ってくれています。
新一年生となった長女のランドセル置き場はキッチンワゴンを使い回し。子どもの成長に合わせて必要な物が変わっていくので、「汎用性が高く、デザインがシンプルなもの」が我が家のモノ選びのポイントです。長女の身長に合わせて、本棚の上段に教科書、扉の裏に時間割表を貼り付けています。
タイルシートで水周りをオシャレ&お手軽リメイク
日中は電気要らずで日当りの良いトイレ。水を流してゴシゴシ掃除をしたくて床をタイル貼りにしました。今時のスタイリッシュなトイレではないけれど(笑)、タオルや芳香剤、時計等はお気に入りの物を使っています。
2年前、手洗い場周辺の壁にタイルシートを貼りました。このシートは、水はねでキレイを保つのが難しかった洗面台のチャイルドミラー部分や、本棚の上でも愛用中。グリーンとの相性も抜群です。
家づくり後に「もっとこうしておけばよかった・・・」はあるあるですが、当時は思い至らなかった部分に少しずつ手を加えていく楽しさを感じる今日この頃です。
子どもでも片付けやすい仕組みづくり
清潔感を意識した洗面脱衣所です。洗濯カゴと洗面台の間に置いているワイヤーラックは、毎日家族みんなが使うのに、なぜか「乱れない場所」なんです。私なりの分析では、@生活動線上理にかなった配置、A置いている物(戻すべき物)が子どもにも夫にも分かりやすい、Bアクション数が少ない(めんどくさくない)収納、がポイントかなと思っています。置いている物が分かりやすいと、余計な物が紛れ込まないことにも気付きました。これらのポイントにならって、「乱れない場所」増やしていきたいです。
アイロン台はすぐに使えるよう、出しっぱなしです。この方が楽だし、効率的です!
子どもが自分でできるようになる仕組みづくりは、悩ましくもあり、楽しい作業でもあり。
我が家では、子ども達の「進級」「誕生日」という「お姉ちゃんになった〜♪」と、モチベーションが上がっているタイミングで”子ども仕事”を増やしています。当時2歳だった次女の課題は靴並べ。そこで、靴並べシートを自作して、土間部分に貼りました。これが次女には効果てきめん!3歳になった現在では、「靴並べ隊長」として毎日大活躍。パパにもしっかり注意してくれる頼もしい存在に成長しました。
子ども部屋のおもちゃバスケットは自作のナンバーシールを貼ってカテゴリー分け。子どもにとってカテゴリーが分かりづらいおもちゃ本体にもナンバーをペタリ。ナンバーをマッチングさせる方法で、迷わず片付けができるようにしています。
プロフィール
- sunaさん(女性/30代)
- 建物の種類:一戸建て
- 間取り:3LDK
- 築年数:7年
- 居住人数:4人
- 好きな家具・雑貨店:無印良品、sarasa design store など
- この家の好きなところ:LDKに各部屋が隣接している間取り
- この家の悩み:西日が眩しい
- HP:のこbase
編集者コメント
白を基調にした空間に、明るいライムグリーンが映えるsunaさんのお部屋は、インテリア性と暮らしやすさへの工夫を兼ね備えたところが魅力です。
まず、必要なものが必要な場所にコンパクトに収まっていること。生活スペースでは、誰でもわかりやすく、シンプルに片付けられる仕掛けがあちこちで見られます。お子さんのものも手に取りやすい高さになっていたり、視覚でわかりやすくなっていたり、たくさんのアイデアがありました。お子さんのやる気が高まっている時期、楽しみながら始めてみるのが良い、というのも納得です!
リビングダイニングでも、ライムグリーンをアクセントにスッキリとオシャレに見せながら、その時々に応じて使うものを選んで配置している印象です。置き畳もとても便利そうですね。フレキシブルに移動して使う方法も、なるほど!と思いました。
これからも、お子さんの成長などに伴い、柔軟に変化し続けるお部屋づくりを楽しみにしています。sunaさんならではのインテリアスタイルをどんどん発信してくださいね。