遊び心があふれ、やわらかく開放的な空間

今回は、wataruさんのお部屋を紹介します。全体を見ると、あたたかみのある木の質感が印象的なお部屋です。

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目次

    目指したスタイルは「シンプルでナチュラル」。
    木の質感にこだわってあたたかみのある空間に仕上げました。
    それと遊び心をプラスするため、趣味の道具をディスプレイ。単調になりがちな壁面を活用しました。色はたくさん使わず、生成り色と茶色を基調にして差し色に赤を。
    たくさんの窓から差し込む日差しが家全体を明るくしてくれます。

    リビングからダイニングキッチンにかけて、床は無垢のフローリングです。水には弱いのですが何より質感がいいのと、自然な色合いが気に入っています。
    テレビは部屋の中央に置き、囲いはDIYで。
    リビングからキッチンが直接見えないように目隠しの木壁を設けました。一枚壁にすると圧迫感があるのでスリット状にし奥行き感を出すように…。

    ダイニングは、明るさと清潔感がテーマです。
    ウッドデッキに面して配置し、照明は4連のペンダントを。2つずつ形が違うものにしました。
    アイランドとして配膳台をタイル貼りで造作。中央の凹みにはゴミ箱を置いています。
    分かりづらいですが、カーテンレールはどうしても使いたかったワイヤー式に。シンプルでオススメです。

    キッチンです。
    デザインと実用性を考えてトーヨーキッチンにしました。
    一番の利点は75cmの奥行き。一般的なものより10cm大きく、作業スペースが十分取れます。また幅110cmのシンクとダブル水栓も使い勝手がいいようです。
    収納スペースを取るため全面吊戸棚にすると重いので中央は半透明ガラスの収納庫にしました。
    キッチンで料理しながら小さい子供の様子がわかるように、壁に開口を設けました。「お母さんに死角なし」です(笑)

    コンサバトリーです。
    直訳すると「温室」っていう意味です。
    北側にある部屋ですが、トップライトを3箇所設けてあるので明るさは十分。
    リビングからは30cm下げ、土間風にしてテラコッタタイルを貼りました。吹き抜けの壁にはウィンドサーフィンのセイルを、正面の壁にはボードをディスプレイ。
    リビングから直接見えないように、テレビ台を目隠し代わりにしました。
    続き間ではあるけどある程度仕切ることによって、奥行き感が出ます。今は子供の遊び場になっていますね。

    コンサバトリーを2階の廊下から見たところです。ご覧のとおり、グチャグチャです(汗)
    子供が思いっきり遊べる場所ってことで、まぁいいかな、と。将来は大人の遊び場になればいいなぁと思ってます。

    子供部屋です。
    2階は平らな天井がありません。全て勾配天井(直天)にしました。一番高い所で5mくらいになります。開放感があって部屋が大きく感じますね。
    ロフトと丸窓を配置。特に朝は太陽が眩しくて目が覚めるくらいです。

    トイレです。
    子供達が帰ってきてすぐ手を洗えたり、朝、歯を磨いてそのまま出掛けられるように、トイレ兼洗面にしました。
    壁と天井で4種類のクロスを使い、アクセントに縦のボーダークロスを入れました。茶系でまとめたかったので洗面バックのモザイクタイルも茶色のグラデーション貼りに。落ち着いた感じが気に入っています。

    玄関です。
    シューズクロークの扉はOSBボードを使いました。仕上げ材としては珍しいのでアクセントとしてお気に入りです。
    外部のエントランスはウォールナットの板貼りと青の扉で少しポップな感じに。仕事から帰るとホッと落ち着きます。

    プロフィール

    ■wataruさん(男性/30代/会社員)
    ■建物の種類:一戸建て
    ■間取り:4LDK
    ■築年数:5年
    ■居住人数:4人
    ■好きな家具・雑貨店:ワイス・ワイス
    ■この家の好きなところ:ボードとセイルのディスプレイ
    ■この家の悩み:特になし

    編集者コメント

    今回は、wataruさんのお部屋を紹介します。
    全体を見ると、あたたかみのある木の質感が印象的なお部屋です。
    色調を統一しているため、スッキリとシンプルに見えるのも特徴のひとつではないでしょうか。
    各部屋を拝見して、印象的なのがコンサバトリーの存在です。遊び心がいっぱいのウィンドサーフィンのセイルのディスプレイも圧巻です。
    さらに、DIYしたというテレビ台を間仕切りのように使っているところは「技あり」という感じ。そこに集う人々の存在を、リビングやダイニングからも感じることができますね。
    今は、お子さんのプレイルームになっているコンサバトリーですが、将来、大きくなったお子さんと楽しくウィンドサーフィンの話をする姿が目に浮かぶようです。
    キッチン、ダイニング、リビング、コンサバトリーなど、それぞれのお部屋を適度な間仕切りをしながらも、やわらかく開放する。また、お子さんのことも考えながら、自分の趣味も主張する。そんな感覚をインテリアに活かすとこのようになるのだなぁ、と感じさせられたお部屋でした。

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