【片付け方】あなたの「もやもや指数」は?ココロが晴れる片付け方

モノを溜めていることが気がかりなのに、なかなか手が付けられない。そのときのココロは、モノが戸棚の暗がりにある状態に似ています。闇の中からモノを明るみに出して、ココロの「もやもや」が晴れてスッキリとする片付け方を紹介します。

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目次

    【片付け方】あなたの「もやもや指数」は?ココロが晴れる片付け方

    モノを溜めていることが気がかりなのに、なかなか手が付けられない。そのときのココロは、モノが戸棚の暗がりにある状態に似ています。闇の中からモノを明るみに出して、ココロの「もやもや」が晴れてスッキリとする片付け方を紹介します。

    1. 1.「もやもや指数」はいくつ?
    2. 2.もやもや指数がマイナス1になるアイテム
    3. 3.もやもや指数がマイナス2になるアイテム
    4. 4.もやもや指数をドンと下げるアイテム

    1.「もやもや指数」はいくつ?

    あいた時間すべてを片づけに費やさなくてもいいのです。
    さて何をする?と考えを巡らせているうちに、アッという間に時間が経ってしまいます。手始めにタイマーを使って、3分とか5分を目安に無理のない範囲で区切りを付けるようにしましょう。勢いがついてくると、ここもあそこもと欲張りたくなりますが、一つが終わったらすっぱりと止めるのがおススメ。

    まずは、あなたが感じている「もやもや」なアイテムを知ることからスタートしましょう。次の項目のうち当てはまる指数を合計してください。数値が高いほど「もやもや」が高いことになります。

    あなたの「もやもや指数」は?

    • 頂いた箱入りのタオルを開けてみたら黄変していてガッカリ
      1
    • 郵便物と書類が山積みでなだれを起こす寸前になっている
      1
    • 洗面台を片付けるまで、鏡の汚れに気づかない自分がイヤになる
      2
    • 保管していた子どもの作品がつぶれてしまって申し訳ない
      2
    • 目いっぱい詰め込んだ戸棚の中は、「見なかったことに」したい
      3
    • 昔懐かしい卒業アルバムや手紙のことばかりが気にかかる
      3

    2.もやもや指数がマイナス1になるアイテム

    1つのアイテムに取り組むと、もやもや指数がマイナス1になります。さらに取り組むアイテムを増やすと、マイナスの数値が増えていきます。もやもや指数ゼロを境にして、数値が増えた分だけココロのハレ指数がプラスになると考えて進めていってください。

    重たくて大きなモヤモヤから取り除きたいと思うかもしれませんが、まずは取り掛かりやすい所から始めましょう。たとえば、いつか読もうと思って残している冊子やフリーペーパー。
    役立つ情報やお得なネタが載っているかもと思って溜めているうちに、そう思っていたことを忘れてしまいがち。その結末として、期限切れや思惑外れで紙ゴミと化していることがよくあります。毎日増え続ける紙モノのうち、不要なモノをその日のうちに捨てるだけで、お宝情報が手に入りますよ。

    また、使い始めがいつなのか分からなくなってしまったメイク用品。コスメケースとポーチの中が満杯なのに、使うのはほぼ決まったモノばかり。使いかけて途中でやめてしまったモノは、お肌へのリスクになるので潔く処分。「美」に妥協をしてはいけないと言い聞かせて早く使い切るか、見切ってしまうかの決断をしましょう。

    ★参考にしたいこと

    • 処理がすぐできる。
      郵便物を開封するハサミ、個人情報を消す道具、紙ゴミ専用ボックスを3点セットで用意。処理がすぐできる。
    • 木製のピンチをスノコに接着して紙モノボードを作ると簡単。
      木製のピンチをスノコに接着して紙モノボードを作ると簡単。DKカウンターの片隅を定位置に。
    • アイテムを一括管理。
      ボックスやカゴ、トレイを使ってスキンケア&メイクコーナーを作ってアイテムを一括管理。

    3.もやもや指数がマイナス2になるアイテム

    可愛い空き箱やリボン、手渡しするときに入れてあげたい紙袋。ギフトの時に使えるかもと思っていたら、どんどん増えてかさ張っていることも。プレゼントで使う数量を超えて、つい溜めてしまっていたりしませんか?いざ使うときになったら汚れやシワが気になって、見栄えの良くないモノばかりが残っていくことになりがちです。それぞれの状態を確認して、紙ゴミや燃えるゴミで一掃してキレイなモノだけを保管しましょう。

    キッチン収納の中身を点検してみると、焦げ付くフライパンや汚れの取れない鍋がありませんか?使いにくいのに「まだ使える」と思うのは、我慢癖が付いているせいかも。料理の余分な手間がかかるなら、使いやすい道具に切り替えましょう。使い心地に気を配るのは自分を大切にするのと同じこと。自治体で回収している金属品として処分するのが得策です。

    クローゼットの中にもやもやアイテムがあるのでは?たとえば、勤めていた時に着ていたスーツ。輝いていた自分が懐かしくて、そのときのことが捨てられなかったりするのです。痩せていた時に着ていた服もそうですが、実際に袖を通して鏡の前で着てみてください。鏡は嘘をつきません。思い切って自治体の布もの回収に出しましょう。

    取り組むアイテムが増えるごとに、2の倍数でもやもや指数が減っていきます。

    ★参考にしたいこと

    • 紙袋やリボンなどのストックを整理して、ボックスにまとめておくとすぐに使える。
      紙袋やリボンなどのストックを整理して、ボックスにまとめておくとすぐに使える。
    • 見慣れてしまうと不要なことに気付かないキッチン道具。ときどき点検を。
      見慣れてしまうと不要なことに気付かないキッチン道具。ときどき点検を。
    • 友人と一緒にワードローブを整理。率直な意見が聞けるから手放しやすい。
      友人と一緒にワードローブを整理。率直な意見が聞けるから手放しやすい。

    4.もやもや指数をドンと下げるアイテム

    取り組みやすいアイテムから片付けていくと、迷ってしまいがちなアイテムにも向き合えます。たとえば、高価なブランドバッグやアクセサリー。高かっただけに大切にしすぎて使う機会が少ないこともあり、「元をとっていない」という気持ちが強くなります。
    ところが収納しているうちに時間が経過して、商品価値が下がり続けることに。ブランド品であっても手放すタイミングが遅れると、買い取り価格やフリマの値段が低くなります。使う見込みがないのなら決断の一歩を早めに踏み出して、換金してお小遣いに。その経験が勉強料と受け止めて、今後の買い方を変えていきましょう。

    友人や家族からの旅行みやげ。相手の気持ちを考えると捨てにくいのですが、好みに合わないなら3年で時効と割り切って、慈善団体に寄付したりフリマなどを活用したりしてみては?大切なのは相手との関係性。モノがなくてもつながる人間関係を保ちたいですね。

    家族の「ガラクタ」を捨てたい。でも、それは勝手に捨ててはいけません。誰にとっても自分のものは宝物。片付かなくて困るなら、自分の持ち物を差し出して、お互いに犠牲を払って「ガラクタ」を処分し合いましょう。痛みを共有することで、新たな絆が生まれるかもしれません

    ★参考にしたいこと

    • 高価なバッグは通気性の良い不織布の袋で保管。
      高価なバッグは通気性の良い不織布の袋で保管。中身が見えるから選びやすい。
    • ブックエンドを使ってバッグの倒れ止め。
      ブックエンドを使ってバッグの倒れ止め。残すバッグは型崩れに注意。
    • 宝箱を家族にひとり一箱。
      宝箱を家族にひとり一箱。この中は誰にも干渉されないから安心して残せる。

    「もやもや」が晴れるとイイコトが起こります。たとえば、必要なモノがすぐに使えて家事がラクになったり、余分な買い物がなくなって貯蓄が増えたり。「やらなきゃ!」という思いから解放されるから、前向きな気持ちで過ごせますよ。

    <アイリス収納・インテリアドットコムのおすすめ商品>

    プロフィール
    すはらひろこ (片づくおうちプランナー)
    一級建築士、インテリアコーディネーター
    株式会社アビタ・クエスト代表取締役


    共働き経験をいかした収納術とおしゃれなインテリアで、雑誌のビフォアアフター企画でも活躍。 TV東京TVチャンピオン【お部屋リフォーム王】、TBS系「王様のブランチ」、NHK総合「あさイチ」ほかテレビ・ラジオ出演や講演、著書など多数。
    総合情報サイト【オールアバウト】で収納ガイドを務め、連載記事は幅広い読者層に好評。
    著書:『1分からはじめるかたづけ術』(だいわ文庫)
    『朝、着る服に迷わないハッピー収納術』(大和書房)
    ほか

    すはらひろこ
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