【北欧スタイル】北欧スタイルのモノトーンでまとめる部屋の作り方
白、黒、グレイの無彩色でつくるインテリアが人気。クールでカッコいいイメージもいいけれど、ほっこりとくつろげる部屋づくりは北欧が得意とするところです。狭くても広々すっきり、おしゃれにまとめたモノトーン+αな実例をご紹介します。
1.白木の温もりが決め手
北欧と言えば、白木のインテリアがすぐに思い浮かびますね。モノトーンであっても、内装や家具に白木が加わると、ソフトで温もりのある仕上がりになります。私たちの住まいでも、フローリングやテーブルに白木を取り入れていたり、和室でタタミが使われていたりすると、色味のないモノトーンのソファやラグがあっても自然と馴染んでくれるのです。
グレイを基調とした家具やラグを使うと、よりソフトな印象になる
2.黒でメリハリつけて格調高く
色彩の中で一番重たい色が黒。そのため、黒の配色の分量を多くすると重厚感があって、格調高いインテリアになります。ただし、部屋が狭くならないように、家具の置き方には余白をとるのがポイント。また、窓からの眺めを利用して、開放感のある演出を取り入れるのもいい手です。その場合は、カーテンをヒダのないものするなど、シンプルにまとめておくと効果が上がります。
黒を利かせたインテリアはモダンに仕上がる
3.アートをプラスして
モノトーンインテリアをさらにスタイリッシュに仕上げるには、壁にアートをプラス。白い壁を印象的に飾って、そこに使われているヴィヴィッドなアクセントカラーを家具や小物で反復するというやり方は、洗練度が高い証です。赤系のものでメリハリを情熱的に演出したり、黄色系で明るいインパクトを加えたりするといった、差し色の効果が期待できます。
飾るアートはモノトーンの差し色として選んでいる
4.子ども部屋ではアクセントウォールを
モノトーンというのは無機質な印象が強く、大人好みなインテリア。子どもにはビタミンカラーをはじめカラフルな色使いをすることが多い北欧でも、子どもにも好かれるモノトーンな部屋づくりをすることがあります。たとえば、アニメのヒーローを壁に描くといったやり方。白い壁に黒いモチーフでカッコよくアレンジすれば、部屋が大好きな場所になりますよ。
子どもが好きなアイテムに色を加えると自然な形でアクセントになる
5.ゴールドでゴージャスに
ホワイトを基調にしたインテリアは、明るく清潔感があって、実際よりも部屋が広く感じられます。そこにブラックを加えることで空間がピリッと引き締まります。そのため、男女を問わず受け入れやすい仕上がりになるのですが、固い印象になりがちです。そこで、ゴールドのインテリア小物をアクセントに取り入れることで、ラグジュアリーな印象に変わります。あくまでも、シンプルなデザインのものを一つだけというのが、バランスよくまとめるポイントです。
メタリックな照明器具(左)や収納用品(右)でクールな印象に
6.リッチ感を高めるファー素材
北欧の夏は短くて、昼間は暑いのに朝晩が冷えることがあります。そのため、毛足の長いファーやモヘア素材は一年を通して見かけます。ホッコリとした手触りの素材がクッションやひざ掛けに使われていたり、ソファやベッドに添えてあったりすると、人やペットの体温に近い温もりが視覚的にも伝わってくるようです。特に、ホワイトとグレイを使ったインテリアはボンヤリとした曖昧な空間になりがちですが、そこに温もりを感じられる素材が加わると気持ちが和みます。モノトーンと言うと、配色に気を取られますが、素材のもつ感触にも気を配ってみると、心の体感温度を調節してくれるのです。
毛足が長い素材があるとモノトーンに温もりがプラスされる
ひと口にモノトーンインテリアと言っても、そのバリエーションは様々です。色のもつ質感と素材感を取り入れて、ひと味違う部屋づくりに挑戦してみてはいかがでしょう。
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プロフィール
すはらひろこ (片づくおうちプランナー)
一級建築士、インテリアコーディネーター
株式会社アビタ・クエスト代表取締役
共働き経験をいかした収納術とおしゃれなインテリアで、雑誌のビフォアアフター企画でも活躍。 TV東京TVチャンピオン【お部屋リフォーム王】、TBS系「王様のブランチ」、NHK総合「あさイチ」ほかテレビ・ラジオ出演や講演、著書など多数。
総合情報サイト【オールアバウト】で収納ガイドを務め、連載記事は幅広い読者層に好評。
著書:『1分からはじめるかたづけ術』(だいわ文庫)
『朝、着る服に迷わないハッピー収納術』(大和書房)
ほか
