【整理収納】増えがちな靴がすっきり片付く整理収納4ポイント

私たちには玄関で靴を脱ぐ習慣があります。ところが玄関に、靴をしまうスペースがたっぷりある家ばかりとは限りません。そこで、家族の靴を上手にしまって、美しい玄関に整える方法をご紹介します。

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目次

    【整理収納】増えがちな靴がすっきり片付く整理収納4ポイント

    1.下駄箱のスペースを有効活用する

    下駄箱の大きさは、玄関の広さと密接に関わっています。収納スペースを広くとろうとすれば、玄関が狭くなってしまうので、収納不足に陥りがちです。とは言え、下駄箱内の使い方を工夫することで、収納量を高めることができます。

    たとえば、棚板の間隔を詰めることで、数段分を増やせることがあります。可動の棚であれば、調整は簡単です。棚板自体はホームセンターで板を購入して、指定のサイズにカットしてもらうことができます。もっと手軽に増やすには、棚板の代わりに突っ張り棒2本を平行に渡すやり方です。

    靴の並べ方を変えるという方法もあります。靴ひと組を上下に重ねてしまえる専用ホルダーを使うことで、棚板を買い足さなくても入る靴の数が増えるので便利です。ホルダーを着脱するといった手間がひとついりますが、1足ぶんのスペースに2足置けます。

    ★今すぐできること
    ・上の段から順番に棚板同士の間隔を狭めてみる
    ・下の方のまとまって空いたスペースには長靴やブーツをしまってみる
    ・それでも残ってしまったスペースに突っ張り棒を渡す
    下駄箱のスペースを有効活用する

    2.靴の持ち数を調整する

    下駄箱は家族みんなが共同で使う収納です。それぞれが思い思いにしまっていると、家族の靴が入り乱れてこの段やあの段に散らばりがち。そのせいで、誰がどんな靴を何足しまっているのかが分かりにくくなります。

    また、下駄箱には靴以外のものも入っています。傘、外遊びの道具、屋外の掃除用品、非常持ち出し袋など、玄関にしまってあったほうが都合のいいものもあるはずです。そうなると、靴の数を増えるがままにしておくわけにはいきません。

    そこで、下駄箱に入っている靴をいったん取り出して、それぞれの靴の使用状況をチェックします。なかには、古びてしまって修理をしても履けない靴、サイズが合わない子ども靴など、持っている必要のないものも見つかることでしょう。また、靴擦れができて履かなくなったり、服装に合わなくなったりといった、捨てるには惜しくて残っていた靴が紛れていることも。まずは、捨てやすい靴から処分して、数を減らしましょう。

    ★今すぐできること
    ・履けない靴を処分する
    ・修理に出す靴を袋に入れて準備する
    ・靴以外で下駄箱にしまっておきたいものを選ぶ
    ・靴以外のものは下駄箱の一カ所にまとめておく

    3.収納場所を分ける

    下駄箱のスペースよりも、しまいたい靴の数が多い場合には、収納する場所をもう1カ所増やして解決します。たとえば、押し入れやクローゼット、納戸の一角に靴がしまえるようにスペースを作りましょう。

    下駄箱には日常的によく履く靴を中心に収納。冠婚葬祭の靴と季節外の靴は、別の場所にしまうといった使い分けをします。その際には、靴用の箱やケースに入れて、積み重ねができるようにしておくと便利。買ったときに入っていた靴箱でもいいのですが、サイズがマチマチなので、市販のシューズケースを使うのがおすすめです。

    中身が見えないケースのときには、正面にラベルを貼って中身が分かるようにしておきます。納戸にしまう場合は、組み立てラックを使って出し入れしやすくしておくといいでしょう。

    ★今すぐできること
    ・収納の高い部分で空いているスペース、収納の隅に残っているデッドスペースなど、下駄箱以外に靴がしまえる場所を見つける
    ・下駄箱にしまわなくてもいい靴を分ける
    ・靴用のケースで積み重ねができるものを探す
    ・別の場所にしまったことが分かるように、靴リストを紙に書いて下駄箱に入れておくか、収納の扉裏に貼っておく
    中身が見えるシューズケースを使うといい

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    4.片付けやすくしまう

    その日にはいた靴はすぐにしまわずに、風を通して湿気や臭いを飛ばしてからしまいます。そのときに、玄関の床にそのまま出しておくと、しまい忘れて出しっ放しになりがち。そこで、風通しのための一時置き場として、プラスチックのトレーを活用します。文具コーナーでよく見かける、A4サイズのレタートレーがピッタリです。

    また、子どもの靴は小さいので、そのまま棚にしまうと前後に上下にと靴が押し込まれやすくなります。よくはく靴で型崩れが気にならないものは、プラスチックケースでひとまとめにして、ケースごと出し入れするようにします。こうすれば、収納スペースが無駄なく使えて、棚の中でゴチャつくこともありません。ビーチサンダルや上履きなど気軽な履物は、巾着ケースに入れて扉裏に吊るしておくと、そのまま持ち出せるので便利です。

    子どもの靴をまとめて収納すると省スペース

    子どもの靴をまとめて収納すると省スペース

    子どもの靴をまとめて収納すると省スペース

    風を通すための置き場所としてスタッキングできるレタートレイを利用
    野菜入れのメッシュ袋でつり下げてもいい

    ★今すぐできること
    ・風通しの靴置き場を決める
    ・空いている靴箱を使って、子どもの靴を縦に差し込むようにしてまとめてみる

    玄関には戸外へ持ち出すレジャー用品など、しまっておきたいものがいくつかあります。よく履く靴を優先して、余分なものまでしまい込まないように気をつけて、家族全員が気持ちよく使える玄関にしましょう。

    プロフィール
    すはらひろこ (片づくおうちプランナー)
    一級建築士、インテリアコーディネーター
    株式会社アビタ・クエスト代表取締役


    共働き経験をいかした収納術とおしゃれなインテリアで、雑誌のビフォアアフター企画でも活躍。 TV東京TVチャンピオン【お部屋リフォーム王】、TBS系「王様のブランチ」、NHK総合「あさイチ」ほかテレビ・ラジオ出演や講演、著書など多数。
    総合情報サイト【オールアバウト】で収納ガイドを務め、連載記事は幅広い読者層に好評。
    著書:『1分からはじめるかたづけ術』(だいわ文庫)
    『朝、着る服に迷わないハッピー収納術』(大和書房)
    ほか

    すはらひろこ
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