リビング
猫と一緒に快適に過ごすには
/埼玉県 みどりんちゃんさん
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- お悩み
DATA
■住居形態 | 賃貸アパート |
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■困っている場所 | リビングと4.1畳の洋室 |
■好きなインテリア | 北欧 |
ほとんどリビングで過ごしていて、ベッドも猫用品もリビングに置いています。 以前2LDKの部屋に住んでいたので猫用に一部屋割り当てていましたが、現在は猫2匹に部屋を占領されている状態です。 私も猫も快適に過ごせるインテリアの配置を教えてください!。
point1家具の配置によって変わる暮らし方の提案
今回は、ねこちゃんと一緒に気持ち良く過ごせる部屋がテーマです。家具の配置を変えることで、1LDKでどんな暮らし方になるのか?
その点をイメージしていただけるように、3つの案をご紹介します。
提案1ベッドルームを独立させて、メリハリのある暮らし
昼間はお留守番をしているねこちゃんたちは、みどりんちゃんさんが帰宅したら、一緒に遊んでほしいと思っているかもしれません。
そこで、食事をしている時、テレビを見ている時でも、一緒に長い時間を過ごせるように、広い部屋をリビングとして使ってみてはいかがでしょう。
ねこちゃんコーナーは今のまま使って、ベッドの位置にソファとテレビを置きます。そして、ベッドは洋室へ移動して、リビングと寝室を分けるという考え方です。
こうすることで、食事をする場所と寝る場所との区別ができるため、みどりんちゃんさんの暮らしにメリハリがでてくると思います。
もちろん、ねこちゃんも寝室で過ごしてもOKです。
提案2ねこちゃん専用の部屋をつくり、ゆったりと過ごせるスペースを確保
以前に住んでいた家では、ねこちゃん専用の部屋があったそうですね。今の家でも同じような使い方ができると思います。
キャットタワーやケージ、トイレをすべてを洋室へ移動。そこをねこちゃん専用にして、広い部屋をみどりんちゃんさん中心の生活の場にします。
こうすることで、みどんりちゃんさん自身が広いスペースでゆったりと過ごすことができるでしょう。さらに、ねこちゃんも気ままに部屋を行き来しながら甘えたり、遊んだりできます。
提案3今の暮らしに近いかたちで、部屋の役割を考えたレイアウト
洋室と広い部屋、それぞれの部屋の役割を考えてみましょう。
洋室は、食事をしたりテレビを見たり、椅子に腰かけて過ごす場所。広い部屋はベッドに横になって過ごす場所。
そういった過ごし方をイメージすると、ベッドの近くには衣類収納があると、身支度がしやすいと思います。今は洋室に置いてある大きなラックを、リビングへ移動して使ってみてはいかがでしょう。
ねこちゃんは、洋室ではおとなしく過ごして、リビングでは運動したり遊んで過ごす場所。みどりんちゃんさんと一緒にのびのびと過ごせます。
最後に
一方で、カウンターキッチンを通行できないようにするのは、物理的には難しいと思います。犬と違ってジャンプできるので、扉をつけるなどしない限りは、防げません。
また、バルコニーのほうは、避難路として使えるようにしておくため、柵などでふさぐことができませんね。バルコニーへ出るときはケージごと、あるいはリードを使うなど、別の方法を考えた方がよさそうです。
以上の3案は、それぞれにメリットとデメリットがあると思います。まずは、みどりんちゃんさんが快適に過ごせることが優先。
それがねこちゃんたちにも嬉しいことなのだと思います。みどりんちゃんさんの生活イメージを広げる、一つのヒントにしていただけたら幸いです。
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すはらひろこ
(住空間デザイナー )一級建築士、インテリアコーディネーター。
株式会社アビタ・クエスト代表取締役。共働き経験をいかした収納術とおしゃれなインテリアで、雑誌のBefoe After企画でも活躍。 TV東京TVチャンピオン【お部屋リフォーム王】、TBS系「王様のブランチ」、NHK教育「住まい自分流」ほかテレビ・ラジオ出演や講演など多数。
総合情報サイト【オールアバウト】で収納ガイドを務め、連載記事は幅広い読者層に好評。