細長いリビングでもゆったり過ごしたい!

インテリアコーディネーターのすはらひろこ先生にインテリアに関するお悩みを解決していただきましょう!細長いリビングでもゆったり過ごしたい!

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目次

    寝室

    細長いリビングでもゆったり過ごしたい!
    /沖縄県 みるくてぃさん

    • みるくてぃさんの部屋
    • 見取り図
    Qお悩み
    お悩み

    DATA

    ■住居形態 一戸建て
    (持ち家)
    ■困っている場所 リビング
    ■好きなインテリア シンプル
    ■同居人数 3人

    リフォームしたLDK(11.5畳)が細長くてレイアウトしにくい。又、狭い中に大きめの家具が多く、もう少しゆったりとスッキリと過ごしたいです。現在はこの写真にあるテーブルをコタツとして使用してるのでもっと狭い感じになっています。
    冬は仕方ないのですが次の夏にはコタツを片付けてダイニングセットが欲しいと考えております。(腰が痛いので)でも狭いし・・・と悩み中です。
    冬のコタツの場合と夏のダイニングの場合のレイアウトやアドバイスもございましたらよろしくお願いします。

    point1動線に注意しましょう

    ・現状
    見取り図

    縦に細長いお部屋ですので、家具が通行の邪魔にならなうように配置することをまず第一に考えて、動線を見てみたいと思います。

    現状のお写真を拝見したところ、こたつ掛け布団がかかっていませんので、今の状態であれば、布団を脚に引っ掛けるようなことはなさそうですね。

    恐らく、お写真にある家具配置では動線の邪魔にならない、ギリギリの状況なのだとお見受けしました。

    そこで次のポイントで、改善案をご紹介します。

    point2冬のレイアウト:コタツは壁際に寄せてみましょう

    見取り図

    コタツ布団を掛けると、テーブルの周囲に布団が広がりますので、その範囲までをテーブルだと思って、余裕をもたせて家具を置くことを考えたいと思います。

    また、お部屋のプロポーションが細長いという特徴もあわせて配慮すると、コタツテーブルは壁際に寄せたほうが落ち着きます。

    窓際にテーブルを置くと明るくて良いのですが、動線を優先した配置にしてみました。
    テーブルが窓から離れていますが、冬の日差しは低く深いことと、床に座る姿勢で目線が低いので、思ったよりも明るく感じるはずです。
    そして、窓辺の床が広々と空いていますので、開放感もあると思います。

    point3夏のレイアウト:テーブルを中央に置いてみましょう

    ダイニングテーブルを置くことを想定して、4人掛けのテーブルで検討してみました。

    テーブルはお部屋のプロポーションにあわせて、細長いタイプを選んで縦方向に置くと配置しやすくなります。
    テーブルの大きさは、短い方の長さ80センチくらいを目安にして、簡単な見取り図を描いてシミュレーションしてみてください。
    そして、椅子を選ぶ際には肘掛のないタイプで、座面がテーブル下にスッポリ入るものがお薦め。省スペースで動線の邪魔になりません。

    • 見取り図
    • ダイニングテーブル

    POINT2のように、壁際に寄せて置くスペースがあれば、そちらに置くことを検討してもいいでしょう。必ずしもテーブルと椅子をセットで揃える必要はありませんので、まずはテーブル選びをして、それにあわせて椅子選びという順番で考えてみてください。

    1. Before
      Before

    2. After
    すはら先生のプロフィール

    すはらひろこ先生

    すはらひろこ
    (住空間デザイナー )

    一級建築士、インテリアコーディネーター。
    株式会社アビタ・クエスト代表取締役。

    共働き経験をいかした収納術とおしゃれなインテリアで、雑誌のBefoe After企画でも活躍。 TV東京TVチャンピオン【お部屋リフォーム王】、TBS系「王様のブランチ」、NHK教育「住まい自分流」ほかテレビ・ラジオ出演や講演など多数。

    総合情報サイト【オールアバウト】で収納ガイドを務め、連載記事は幅広い読者層に好評。

    著書:
    『5分間「整理・収納」BOOK』(三笠書房)
    『朝、着る服に迷わないハッピー収納術』(大和書房)
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