書類を管理しやすい収納


<T様のプロフィール>
- 住居形態:
- 一軒家
- 家族構成:
- 3人家族(お父様・息子さん夫婦)
- 困っている場所:
- リビング
町内会の役員をしているT様のご家族。書類も多く管理も大変なので、紙袋に収納した後、ついついソファーの上や横に置いてリビングが紙袋でいっぱいになってしまったそうです。それではT様のお悩みを、詳しく聞いてみましょう!
T様のお悩み
町内会の役員を務めており、管理する書類が多く、書類を紙袋に収納しています。その紙袋をついついソファの上や横に置いてしまうんですよね。雑多に見えてしまっています・・・。書類が多いので管理も大変なので、書類を管理しやすくリビングをスッキリしたいです。
まずは問題点からみていきましょう!

収納達人の分析 問題点
- ・何の書類がどこにあるのか見つけづらい。
- ・町内会の大切な書類が、ご家族の書類やモノと混ざってしまう危険性がある。
- ・紙袋に書類を入れたままソファの上や横に置いているので、ソファの機能を果たしていない。
- ・掃除をするとき、1つ1つ紙袋を移動させる手間が発生するため、掃除がしづらい。

問題を踏まえて書類を管理しやすく、スッキリ快適なリビングスペースになるように考えていきます!
対策
- どこに何の書類があるのか見つけやすい仕組みを作る。
- 書類を取り出しやすくしまいやすくする。
- 移動可能なラックで、掃除がしやすく、また座ったままでも書類を閲覧できるようにする。

今回使うアイテムは・・・
リメイク&DIYできるので、用途に合わせてリビングをすっきり変身させます!
カラーボックス

キャスター付きなので掃除も楽!インナーボックスがぴったり収まります。
ウッドボード付きカラーメタルラック

書類が多いので、カラーボックスにすっきり収納できるファイルスタンドで使い勝手良くします。
ファイルスタンド
対策に基づいてどんなものを作るかシュミレーションします!

@場所の寸法を測る。
- 窓枠に干渉しないように、床から窓枠までの寸法を測ります。

C棚板と側面板を垂直にして組み立てる。
ポイント
- 棚板と側面板を垂直に合わせて、すべてのネジを仮留めし、片寄りを直してからしっかりと締めていくとバランス良く留まります。

D背板をはめ込む。
- 棚板のネジ留めが終わったら、背板を溝にはめ込み安定させネジ留めをします。

【メタルラックの組み立て手順】
Eメタルラックのパーツを確認する。
- カラーボックス同様、開梱後、全パーツがあるか確認します。

F支柱を連結し、マジックで印をつける。
ポイント
- 4本とも支柱を連結します。その後、インナーボックスの高さに合わせ、支柱にマジックで印をつけます。 ※ポールに印をつけておけば、インナーボックスを収納する位置が明確になりますよ。

G土台から組み立てる。
ポイント
- 横に倒した状態で作業すると組み立てやすいですよ!

Hキャスターを取り付ける。
ポイント
- 最後にキャスターを取り付けて完成。小さめのラックは、最後にキャスターを取り付けた方がスムーズに組み立てられます。
書類を管理しやすい収納


家族の誰が見ても書類場所が一目瞭然!
書類管理も掃除もしやすいリビングコーナー
実際に収納してみると・・・

書類管理も、掃除もらくらくスペース

@メタルラックの上段には、普段服用されているお薬を収納。下段には、普段使いのバッグを収納。定位置管理もバッチリです。
Aカラーボックス内の引き出しケースには、文房具や領収書などを収納。

B書類ごとに分けてファイルスタンドに収納。ファイルスタンドにラベルを付けたことで、どこに何があるか一目瞭然。使用頻度ごと、または書類の重要度順にどの段に収納したら管理しやすいのかも考えることが大切。これで、「出したら戻す」仕組みが完成。
Cメタルラックとカラーボックスにキャスターを取り付けたことで移動がらくらく!リクライニングチェアに座ったままメタルラックを引き寄せれば、お茶や本などを楽しめるちょっとしたくつろぎのスペースに!
ビフォーアフター
収納達人が教える!解決テクニック

くつろぐスペースであるはずのリビングが紙袋収納の山で、足元の安全の確保もままらない状態でした。そこで、カラーボックス内にファイリングスペースを作ったことで、書類ごとの定位置が決まり、取り出しやすく管理しやすくなりました。町内会の重要書類と家の書類が混在する危険性もなくなり、使いたい書類やモノだけを取り出せるような仕組みになっています。また「リクライニングチェアでくつろぎながら閲覧できるように」という、完成イメージを思い描くことも大切です。そうすることで、機能を果てしていなかったソファを手放すことへの抵抗感もなくなり、これからの暮らしに対して前向きな思考へと変わりますよ。
お客様の感想
今までは、紙袋収納や新聞紙などが散らかったまま生活していました。またソファが物置き代わりになっており、掃除するにも邪魔で転倒する原因でもありました。実は今年、転倒して入院したという事故があったんですよね・・・。
カラーボックス内にファイリングスペースを作ったことで、紙袋内の書類をスッキリ整理できました。またそれぞれのボックスごとにラべリングすることで、家族の誰が見ても書類の収納場所が一目瞭然で、管理しやすくなりました。
カラーボックスにもメタルラックにもキャスターが付いているので、掃除も楽にできます。メタルラックの棚板上に、お茶を飲むスペースがあるのも最高です。ごちゃごちゃしたリビングがスッキリ広く使える様になり、素敵に生まれ変わりました。
編集部より
カラーボックスを使い、オープンスタイルの収納スペースが完成!怪我などの心配だった足元の安全を確保でき、リビングを広く快適にすることができました。ラベルの色でカテゴリーごとに分けることで、どんなグループかがわかりやすくなりました。そして出したら戻す!の習慣化も維持できます。色による落ち着いたコーディネートも気に入っていただけたようです。
使用アイテム ※アイリスプラザに移動します。
アドバイザープロフィール

菅原 まき子
整理収納アドバイザー。ルームスタイリスト・プロ。仙台暮らしのスタリスト Maki Style 主宰。
「eco styleな暮らしは整理収納から」をテーマに、仙台市を中心に、社会学級や市民大学講座など、生涯学習の場で講座開催。お片づけや模様替えに関するセミナーや、ご自宅に伺って、ゆるりとふわりと楽しみながら、自分スタイルの暮らしのカタチを見つめるお手伝いをしています。地元FMラジオや関西テレビ「よ〜いドン!サンデー」のコーナーに出演など。
ウェブサイト
- Blog:仙台暮らしのスタイリスト
- HP:仙台暮らしのスタリスト Maki Style
菅原まき子