第17回 冷蔵庫の収納 A冷凍室のゾーン分け

冷凍庫は、買ってきたものや、使いかけの食品など無造作に入れてしまいがちです。 腐るという目に見えた変化がないので、何年も前の食品が存在していることも。 冷凍室の収納も「食品の使用状況」に応じたゾーン分けがポイントです。

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目次

冷蔵庫内をゾーン分けして入れるものを決めておく

冷凍庫で出し入れする食品は、つぎのようなシーンがあります。

「買ってきたものを入れる」・・・市販の冷凍食品
→未開封
「使っている途中の出し入れ」・・・使いかけの食品
→開封
「調理したものを入れる」・・・自分で調理した食品
→ジッパー袋

以上の冷凍食品は、冷蔵庫と同様に、次のように分けられます。

「ストック状態」→
使われるのを待っている
「使用状態」→
開封して使い始めた状態
「小さくなった状態」→
パッケージが小さくなりまぎれやすい状態

冷凍庫内の収納も、使われていくと次第にパッケージは小さくなっていきます。アイテム別に収納をすると、小さくなったものが、紛れてわかりにくくなってしまうことがあります。

そこで、冷凍庫のどこに何を入れるかというゾーン分けを、

「ストック中」
「開封したばかりのもの」
「使って小さくなったもの」

というように、パッケージの状態別に、ゾーン分けします。

冷凍室のゾーン分け

冷凍室を前回、次のように分けました。
奥・・・・・・「未使用食品エリア」(未開封)
手前・・・・「使用食品エリア」(開封)

さらにそれぞれを次のように分けます。

奥 :「未使用食品エリア」
→「市販品コーナー」・・・・袋物・箱物→買い物ゾーン
→「調理品コーナー」・・・・素材・調理品→調理ゾーン

手前:「使用食品エリア」
→「使いかけコーナー」・・・・・・・・・・開封
→「小さくなったものコーナー」・・・・開封

「パッケージの状態」を目安に、
「開封」したものは手前・・・引き出してすぐ見える手前を定位置に。
「未開封」なものは奥・・・・・ストックとして奥を定位置にします。

冷凍食品の動き

冷凍食品は、開封をすると、次第に食品のサイズが小さくなります。小さくなったものが食品の間に紛れて気づかずに、未開封の冷凍食品を開けてしまうことがあります。そこで、未開封の食品は「奥」、開封したら「手前に移動」させるというルールをつくりましょう(@)

さらに、使いかけのコーナーは2つに分けて、使いはじめから半分ぐらいの量の状態(A)と、半分以下の小さくなったコーナー(B)に分けます。

冷凍庫をあけたら、まず、使いかけゾーンを見る習慣をつけ、パッケージが小さくなったコーナー(B)を優先に使うことにします。ここの食品がなくなったら、新しい食品を開けるという習慣をつけます。

冷凍庫は、未開封食品は奥を定位置にしてストックエリアとし、食品が小さくなるに従って、定位置を移動させながら(@→A→B)使い残しがないように、ローテーションさせることがコツです。

○収納のコツ
奥にかごを2つ並べて(A)市販品ゾーンと調理品ゾーンを作ります。冷凍庫の引き出しの手前には、100円グッズの小さなかごを2つセットして(B)、使いかけゾーンにします。余った部分(C)は、不定形、その他、分類できないものを入れます。

収納のコツ

○開封した食品の収納
市販の冷凍食品など、開封した食品は、口を輪ゴムで止めてしまうと、食品の膨らみが出て納まりが悪くなってしまいます。平にして口を折って、クリップで止めます。焼売や餃子などトレーのあるものは、トレーを外して口を止めます。

○少なくなった食品
棒状にしてくるくる丸めて輪ゴムでとめます。

○定形化
ジッパー付きの袋は、各種サイズありますが、中サイズに統一。冷凍する食品の量が多くなると、大きな袋を使ってしまいがちです。大きな袋を使うと、中身が少なくなったときに、袋だけがかさばって邪魔になってしまいます。量が多い場合は、中の袋を2つに分けて冷凍します。その方が、外気に触れる回数も減るので霜などもつきにくくなります。

今回のポイント!

冷凍庫の収納は、食品の残量に応じて定位置を移動させるゾーン分けで、使い残しをカット

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