いつなんどき、どこでどのようなことが起こるかわかりません。
自然災害に遭遇した際、避難所へ行かなくてもどうにか自宅で過ごせそうとなった場合に備えて防災備蓄品をきちんと準備しておきましょう。
防災備蓄といっても、特別なものをたくさん購入する必要はありません。
いつもの生活の中に防災備蓄を兼ねたストック法を取り入れて、ラクに管理してみませんか?
今回は、そんな防災備蓄品の中から食料の収納についてお伝えします。
防災備蓄品ってどのくらいの量が必要?
目安は1週間!
首相官邸ホームページによると、災害に対する各家庭での備えとして飲料水や非常食は3日分用意するといいそうです。
ただし、大規模災害発生時には1週間分の備蓄が望ましいとのことでした。
どのような自然災害が発生してもおかしくないと想定すると、やはり1週間分の備えを用意しておくのが良さそうです。
備蓄品の代表格、水は分散収納で!
一箇所にまとめなくて大丈夫!
各自治体で非常食は備えていますが、大規模災害時にはそんな非常食さえも、数が足りずに大変だったという話を聞きます。
食料は命をつなぐ大事な生命線、しっかり備えておきたいところ。
その中でも水はとても大切な備蓄品と言えるでしょう。
1日1人3リットルが目安なので、それを家族分、さらに7日分・・・と考えるととてつもない量を備蓄することに!!
我が家は4人家族なので、84リットルが必要。2リットルのベットボトルが6本入ってダンボール1箱分なので、我が家は7箱必要ということになります!
一箇所にまとめて収納しようとすると収納場所の確保が大変になりますが、これをあえて分けて収納する方法があります。
それが、分散ストックと言われる方法です。
1階と2階に分けて置く。マンションなら玄関や廊下収納、クローゼットなどに分けて置く。
リスクを分散させることで、どこの場所にいても水を確保できるという方法です。
分散ストックなら、まとめて収納する方法に比べ収納エリアを確保しやすいと思います!
水はとても重いので、収納する際は足元近くに置くようにしてください。
食材はローリングストック法で無駄なく管理!
ローリングストック法って?
非常食として、ご飯(アルファ米など)やビスケット・スープ・缶詰などをあらかじめ準備しておきましょう。
主食やおかず・お菓子など家族の好みに合わせてストックするといいですね。
何か起きた場合、緊張や不安で食べ物が喉を通らなくなることもあるそうです。
少しでも落ち着けるよう、非常食といえども食べ慣れたものをストックすることをお勧めします。
いつも食べているものを食べたら食べた分だけ補充し、また備えに。常に一定量の食材を保存することができる、これがローリングストック法です。
日常の中に備蓄を取り入れることで、いざという時にもいつもの味を味わうことができる安心感がありますよね。
また、期限が古いものから食べていくことで、賞味期限の更新を常に行うことができます。
缶詰など長期保存ができるのもは安心感から消費期限の確認を怠りがち。気づいた時には消費期限が過ぎていた!ということを防ぐためにもおすすめなストック法です。
備蓄食料の鮮度を常に新しく保てるというのも安心に繋がります。
ここに入るだけ!枠を決めるとストックしやすい
食材のストック品は「ここに入るだけ」と定量管理するのが簡単な収納方法です。
ボックスを決めたり、引き出しを決めたりしてその中が常に満ちている状態を保ちましょう。
細かく数を管理したい場合は忘れてしまわないよう、食材備蓄品一覧を作成して一緒に収納しておくといいでしょう。
カセットコンロも忘れずに!
食事の際に使うことが多いカセットコンロも、食材と一緒に保管しておきたいですね。
同時に使うものは同じ場所に収納しておくと、行動に取り掛かるのがとても便利に!
関連して,カセットコンロで使うコンロ用カセットガスの備えも一緒にしておきましょう。
カセットガスには使用期限があります。食品同様、カセットガスも使ったら補充するローリングストックをしておくと安心ですよ!
家族みんながわかるように!
どこに誰がいるかわからないのが災害です
もしもの時、自分が自宅にいるとは限りません。
自分がいなくても家族が防災備蓄品の場所を把握できるよう、常日頃から収納場所を伝えておきましょう。
水は購入した段ボールのまま保存するのが一番わかりやすい収納方法です。
パッと見て家族も水と判断できるので安心です。
食材をまとめたボックスには、中身を明記したラベルを貼ってわかりやすくしておきましょう。
水を段ボールから出して大型容器で保管する場合も、同様にラベルを貼っておいてくださいね!
最後に・・・
防災備蓄品は、ここに収納すると良い!といった決まった場所はありません。
・安全に取りに行ける、モノが少ない場所
・落ちてきたり倒れてきたもので隠れない場所
・家族全員が知っている、わかりやすい場所
玄関や廊下収納・押入れの中やクローゼットなど各ご家庭によって最適な場所はどこなのか、
これを機にご家族と話し合ってみてはいかがでしょうか。
次回は食料以外の防災備蓄品についてお伝えいたします!
大木聖美さん プロフィール
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- 取り出しやすく美しい収納を目指す、整理収納アドバイザー。
整理収納アドバイザー2級認定講師、ハウスキーピングコーディネーター、アロマテラピー検定1級。
横浜を中心に個人宅での収納コンサルティングを行いながら、整理収納関連のセミナー講師や執筆業を行っている。夫と子供2人の4人家族。
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