幅と奥行きを知ることから始めよう!
メジャー片手にまずは計測を!
廊下収納や階段下収納は決まった大きさがなく、横幅も奥行きもその家によって様々です。
奥行きが浅ければ書類や本を収納するのには向いていますが、大きなものは入りません。
階段下収納の中には複雑な形のタイプがあり、奥行きが深い上に奥に向かって天井が低くなっている場合があります。
あまりにも奥にモノを収納しすぎると、取り出すのも戻すのも大変になってしまいます。
まずはご自宅の廊下収納や階段下収納がどのくらいの大きさなのか測ってみましょう!
その大きさに見合った量を収納することで、モノが溢れかえるのを防ぐことができますよ。
使用目的をハッキリ持とう!
どこで使うかよく考えよう
測った後は、その廊下・階段下に何を収納したいのか、今一度考えてみましょう!
工具類や掃除道具、トイレットペーパーやティッシュなどのペーパーストック、育児グッズやペット用品など収納したいものは様々です。「ここの収納に入っていたら便利だな」と思えるものを収納するようにしましょう。
1階と2階の両方にこのような収納がある場合は、どちらの階で多く使うかを考えて収納場所を決めるとその後が便利です。
収納場所の配置は使用頻度を考えて!
使用頻度の高いものを基準に!
廊下収納や階段下収納に入れたいものには、使用頻度が高いものも低いものも両方あるかと思います。
まずは週に数回使うような使用頻度の高いモノの収納場所を決めましょう!
肩から腰の位置周辺が取り出しやすい高さと言われています。手を伸ばせばすぐに取り出せる場所を優先的に確保すれば使い勝手の良い収納になります。
取り出しやすい高さに棚がない場合は、大きさに見合ったラックなどを入れ込み高さを有効活用しましょう。
クリスマスツリーや雛人形など1年に1度しか使わない使用頻度の低いモノは、それ以外の手が届きにく場所に収納してもOKです。
収納方法はわかりやすさを意識!
ワンアクションで取り出せる工夫を
蓋のないボックスやファイルケースだと、中身をすぐに取り出すことができるのでとてもラク!
ポールやフックを使って引っ掛ける収納もワンアクションで出し入れできて便利ですね。
賃貸の場合は穴を開けたり貼ったりができませんが、突っ張り棒を使えば簡単に吊り下げ収納ができるので便利です。
セットで販売されているボックスティッシュは外側のビニール包装を最初に取り除く、フロアワイパーの取り替えシートはあらかじめ全部出して収納するなど消耗品はすぐに使えるよう収納しておくと良いでしょう。
ラベルを使って家族がわかる収納を!
どこに何があるかわかりやすくするために、ボックスやケースにはラベルを貼っておきましょう。
廊下や階段下の収納はその家によって収納しているものが違います。
探し物をしがちな場所だけにわかりやすく明記しておくと家族みんなが場所を把握することができて便利です。
定期的な見直しのタイミングを決めておこう!
季節感がないだけに気をつけよう
クローゼットや玄関は季節によってモノの入れ替えが発生します。そんな入れ替えのタイミングはモノを見直すチャンスでもあります。
しかし廊下収納や階段下収納は季節感が全くないモノが入っていることがほとんど。便利にあれこれ収納できる空間だけに、意識しないとモノが増え続けてしまい大変なことに!
年末や年度末など1年に1度で良いので時期を決めて中身を見直すくせをつけることをオススメします。
最後に・・・
先日久しぶりに工具箱の中を見直しました。なんとなく保管していた大量のネジなどを整理したら、いつも使っているドライバーが取り出しやすくなりました!
なんでも「とりあえず」入れてしまいがちな廊下収納や階段下収納ですが、その空間は実はとっても貴重な場所なんです!
限られた貴重な収納スペース、どうせなら取り出しやすく使いやすい空間にしてみませんか?
いつか使うかもの「いつか」がやってくることはほとんどありません。
「とりあえず」ではなく「必ず」使うモノだけを収納するよう、日頃から意識してみてくださいね。
大木聖美さん プロフィール
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- 取り出しやすく美しい収納を目指す、整理収納アドバイザー。
整理収納アドバイザー2級認定講師、ハウスキーピングコーディネーター、アロマテラピー検定1級。
横浜を中心に個人宅での収納コンサルティングを行いながら、整理収納関連のセミナー講師や執筆業を行っている。夫と子供2人の4人家族。
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