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- さおり
「収納がちゃんとできていると、探し物がなくなったり、必要なとき必要なものがすぐ手に取れたりと、時間の短縮につながることは、これまでもう十分実感してきたよね。」
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- のりこ
「うん、物の住所がきちんと決まっているから、どこに何があるのか把握できるようになって、今までの無駄な時間が省けたよ。 」
- さおり「そうだね。収納には時間短縮の効果があるから、仕事でも家庭でも、どんなシーンでも大切にしたいこと。 今日は家の中のキッチンをステージとした、家事を楽にする収納について考えてみよう!」
ルールを共有化するためのポイント
キッチンの収納 その1
食器は使用頻度に合わせてメリハリ収納
■食器棚にこだわらない

毎日使う食器は戸棚にはしまわず、手を伸ばせば取れるようオープン収納に。それ以外の食器は戸棚の中に。コの字のラックや、吊るすタイプのラックを使えば食器を重ねずに済むので取り出しやすくなります。
- ・戸棚上段は取っ手付きのかごを使って

上段には、出番の少ない食器などを取っ手付きのかごを使って収納。片手で引き出せるので便利です。
「食器は食器棚に」という常識にとらわれず、日々の家事が楽になるような収納方法を考えてみましょう。
キッチンの収納 その2
在庫管理がしやすい食材ストック収納
■ラベリングで更に効果UP

細かい食材ストックは、ジャンルごとに設けたボックスで収納すれば在庫が把握しやすく、探す時間も省けます。 ボックスで管理すると、各ジャンルの容量が自然と定まって不必要な買い物の防止にも。

ラべンリングのひと手間で、定位置管理の効果をUP!
キッチンの収納 その3
扉裏の有効活用

S字フック、プラ容器と両面テープ、吊り下げラックなどを活用すれば、扉裏も立派な収納スペースに。 しかも手前に出てくるので、取り出しやすさも抜群です。 水切りネット、タッパーのふた、ざるなど、サッと取り出したい物の定位置にすれば、毎日のちょっとした動作がストレスフリーに。
よく使う物には、「使う、しまう」の動作が楽になる定位置をじっくり考えてみましょう。
片付けやすい収納のルールはこちらから>>
キッチンの収納 その4
キッチンツールは吊るして使いやすく
■アイテムは厳選して
調理中に使うキッチンツールは、すぐ手に取れることが最重要ポイント。 よく使う物はコンロ近くに吊るしておけば、片手でも取れます。


吊るしすぎるとごちゃごちゃして見えるので、キッチンツールは本当に使う物を厳選しましょう。
キッチンの収納 その5
引き出しの中は区画整理
■細かく区切って乱れない収納に

引き出しの中は、カトラリーやツールの種類に応じて細かく区画整理しておけば、中身が乱れず出し入れがスムーズに。
引き出しの中を一度空にして、きちんとサイズを測ってみましょう。
- のりこ「収納を変えるだけで、時間短縮につながるんだね。すごく勉強になったよ!」
- さおり「家事は毎日の積み重ねだから、少しの変化でも実感する効果は大きなものなのよね。「使い勝手が悪いな」と感じたら、それを無視せず、工夫してみることを大切にしよう。きっと今日より明日が楽しくなるよ!」
- のりこ「わたしも使いながら自分にあった収納場所を探してみよう!」
登場人物
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- さおり
のりこの大学時代の友人で、収納アドバイザーの仕事をしている。 片付けがうまくいかないのりこ宅を、収納によって「人を呼びたくなる部屋」へ変身させるべく立ち上がる。
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- のりこ
春から一人暮らしを始めたばかりのOL。 我が家に友達を呼びたいが、部屋がうまく片付けられず困っている。 収納アドバイザーである友人さおりに助けを求める。
プロフィール

本多 さおり
自身の収納術を友人から評価してもらったことがきっかけで、収納について深く学んでみることに。
2010年 整理収納アドバイザー
2011年 整理収納コンサルタント 取得
暮らしと収納にまつわるブログ
「片付けたくなる部屋作り」更新中