まずは大掃除から
まずは、今までたまった汚れをすっきり落とし、冷蔵庫の中に得体のしれないものが放置されていないか(?)を確認することも兼ねて、掃除から始めてみましょう!
取り外せる棚などは全部はずして洗いましょう。汚れのこびりついた庫内は「重曹」を使うときれいになります。ふきんに適量をふりかけて、こするようにして拭き取りましょう。仕上げにアルコールなどで除菌しておくと安心ですね。

野菜室にはあらかじめ新聞紙を敷いておくと、汚れてしまった時にもお手入れが楽です。
各室の特徴を知る
掃除が終わったら、冷蔵庫の各室の特徴を頭に入れておきましょう。
- 1
- ドアポケット(約10℃)
ドアの開閉が多いため、温度が上がりやすく振動も多い場所。調味料や飲み物を入れるのに適しています。振動に弱いビール瓶などは適しません。 - 2
- 冷蔵室(約6℃)
利用頻度が高い場所ですが、「収納」に利用するよりは、その日に食べるものや下ごしらえ品を入れる「一時保管」に使うと便利です。 - 3
- 野菜室(約10℃)
スペースに比較的ゆとりがあり、温度も低すぎないので、野菜の他に醤油瓶やペットボトルなどの保管にも適しています。 - 4
- 冷凍室(約−18℃)
中身がぎっしりと詰まっている方が冷気が逃げにくく、冷却の効率が良くなります。浅めの冷凍室は急冷効果が高く、深めの冷凍室は長期保存向きです。 - 5
- チルド室(約1℃)
凍る寸前の状態で保存できるため、刺身やヨーグルト、練り製品などに適しています。 - 6
- パーシャル室(約−3℃)
微凍結状態で保存できるため、魚や肉の鮮度を保つのに適しています。
各室ごとの収納のコツ
では、身近な小物を利用したり、食材の大きさなどを考えて、実際に収納してみましょう。
ドアポケット
牛乳パックやペットボトルを切ったものを、あらかじめポケットに設置しておくと、収納にも便利で汚してしまったときにも交換が楽です。こまごまとした小パックの醤油やドレッシングなどは、使い忘れを防ぐために、目に付きやすいポケットの外側に掛けるタイプの入れ物などを活用しましょう。
冷蔵室
奥のほうに物を詰め込んで忘れてしまいがちなので、カゴを活用しましょう。ジャムとマーガリン、海苔佃煮と鮭フレークなど、同時に冷蔵庫から出すものは、まとめて細長いカゴ(奥のものを忘れてしまうのを防ぐため)に収納しておくと、使いやすく便利。カゴはメッシュタイプのほうが冷気を通しやすくおすすめです。
何が入っているかのラベルを貼っておくと二重買い防止になります。また、残り物などをすぐに保管できるように、常に予備の空間を確保できるよう心がけましょう。
野菜室
野菜は畑で育っていた時に近い状態で保存したほうが長持ちします。野菜室の高さに合わせてカットした牛乳パックやペットボトルなどに立てて収納すると、いろいろなところにちらかりもせず、一石二鳥!またダンボールで仕切りを作っておくと、キャベツや白菜など大きい野菜も収納しやすくなります。
使いかけでこまかくなってしまったものは、いちいちラップをしていると大変なので、まとめて密閉容器に入れ、冷蔵室に保管し早めに使い切りましょう。
冷凍室
冷凍品の収納のコツは「立てて収納すること」。食材を保存する場合は、凍るまではうすく平らにしてアルミトレイの上などで一気に凍らせ、後はフリーザーパックに入れ、立てて収納すれば、中身が一目で分かります。毎日使うお弁当用の冷凍食品なども、積み重ねずに、ブックエンドなどを利用して、立てて収納しましょう。
適量を知る
収納が上手くできたら、後は余計なものを買わないこと!冷蔵庫の容量と家族の必要量を把握していれば、無駄な買い物をして冷蔵庫に詰め込む必要もなくなります。
冷蔵庫の扉にホワイトボードを掛け、在庫を書いて買い物に行く前にチェックすれば、二重買いを防ぐことができます。
賞味期限にも気を配り、期限の切れたものは潔く捨てること。余計なものをなくすことが、収納上手への近道ですよ!
まとめ
◎それぞれの収納場所の働きを知る
◎その場所と物にあった収納を心掛ける
◎余計なものを増やさない
が冷蔵庫収納の基本でしたが、これは収納全般に言えることですよね! この基本を抑えておけば、いろいろな収納に応用できるはず!収納でお困りの方、ぜひ冷蔵庫の整理から始めてみてはいかがでしょうか?