収納・インテリアに関するQ&A!  素敵なお部屋の収納術

今回は、以前実施した「素敵なお部屋にお住まいのmkさんに聞きたい収納&インテリアのコツなど質問募集」に頂いたたくさんのご質問に、特別編として2回に分けてお答えしていきます。mkさんの暮らしやすい収納術&インテリア術を真似して、快適な空間へと変身させていきましょう!
では早速、皆さんのご質問にお答えしていきます!

目次

圧迫感なく棚を置く方法

限られた収納場所で、圧迫感なく棚を置くにはどのようなものを選ぶべきですか?

限られた収納場所で圧迫感なく棚を置くには、断然背の低いものがおすすめです!もちろん、背の高い方が収納量が増えますが、 高い位置は使いづらくて活用自体が難しいこともよくあります。また、光を遮るので、部屋の中を暗い印象にしてしまうというデメリットもあります。 背が低い棚は、できるだけ同テイスト・カラーのものを並べて統一感を出すようにすると見た目がスッキリし、棚による圧迫感も軽減させられます。そして棚の上にインテリア雑貨やグリーンなどを飾るスペースができるというメリットもあります。 ただ、飾ることよりついついものを置きっぱなしにしてしまいがちになるので、その点は注意が必要です。

収納グッズの選び方

収納グッズをどのように選んでいますか?選び方を教えてください。

収納グッズを選ぶというよりは、スペースにあった収納用品をマッチングさせながら探す…というスタイルです。 家の中に気になる場所があればスマホでそこを撮影し、画像にサイズ(奥行、高さ、幅)を書き込んで保存し、その情報は常に持ち歩いています。出かけ先でたまたま見つけた収納用品でよさそうなものがあったら、 保存しているスマホの情報とマッチングさせ、雰囲気・価格・サイズが納得できるものであったら購入します。 一番意識していることは、たとえ100円であっても「とりあえず買い」はしないことです。

コレクション収納

キャラクターグッズを集めるのが趣味で、どうしても捨てられません。奥さんの不満がたまらない、収納ワザを教えてください。

私も大量のキャラクターグッズを持っていますので、お気持ちはとてもよくわかります。同時に、インテリアが好きなので、奥様の気持ちもよくわかります。 インテリアに馴染まないグッズでしたら、普段のくつろぎスペースやお客様の目に付かない寝室などに飾ることをおすすめします。それでも視界に入るのはちょっと…と拒まれたら、 ファブリックパネルやポスターなどで普段は隠しておくのもよいでしょう。 まずは奥様と話し合って、落としどころを探ってみてください。健闘を祈ります!

リーズナブルな収納方法

できるだけ収納ボックスなどを購入せず、統一感あるお部屋にするにはどうしたらイイでしょうか?

統一感を出すには、サイズや色、質感を揃えることが効果的です。でも買い換えるのは勿体ないし、今あるものを有効に使いたいのならば カッティングシートがお手ごろでおすすめです。例えば、手持ちの収納容器の色がばらばらでしたら、カッティングシートを貼ることで見た目の統一感は簡単に出せます。同じように、素材があえば、ペイントするという手もあります。 他にはお気に入りのファブリックを貼ったり、カゴなどはファブリックをかぶせて印象を変えることも可能です。 収納家具なら、できるだけ高さをあわせて置く、高さがばらばらなら、グリーンを置いて視線をそちらに向かわせることもできます。 オープン棚などだったら、大きなファブリック1枚を手前にかければ、中身がどんなに統一感がなくても、一瞬で隠せてしまうのでおすすめです。 カッティングシートやペンキは、100円ショップなどでも手に入るので、気楽にはじめてみてはいかがでしょうか?

インテリアカラーは何色まで?

部屋のカラーは何色までにおさめるとスッキリコーデができますか?

インテリアを考えることは好きだけど、飾るのが苦手。実感していることは、できれば3色〜5色にとどめておくのがベストだということ。 我が家は主に白、黒、木の色、緑、シルバー(金属)で構成されていますが、ここに雑貨をプラスするだけで迷走してしまうことがよくあり、色の多さの難しさを思い知らされています。色だけでなく、質感も考慮して色の種類を決めていくこともおすすめです。 現状にちょっとした疑問や不満があるのならば、まずは1色抜いてみて、その状態で自分の心が落ちつくのか、それとも逆に物足りなくて落ち着かないのか、ご自身の正直な感性に問うてみるのもいいかもしれません。

片づける手順

片づけの手順を教えて欲しいです。何から手をつけたらいいのかわかりません。

大物(押入れ、キッチン、クローゼット等)から手を付けないのが鉄則!広い収納スペースは整理が頓挫してしまうことがよくあるので小さなところから片付けて、少しずつ快適空間を広げていくことがおすすめです。 まずは、片付けのための時間を捻出するために、身の回りのことを少しでもきれい整え、日常の動きをスピーディーにすることが大切です。 そのためにおすすめなのは、鞄や財布の中身と日常的に使う書類の整理。鞄の中身を整理すると、身支度にかかる時間を削減できます。日常的に使う書類を整理すると、書類を探す時間を削減できます。 そうして身の回りからちょっとずつはじめることで、準備したり探したりする時間を短縮化し、そこから捻出した時間で次のお片づけステップへと進みます。 身の回りの小さなことから整理し、除々にステップアップしていくと、最後には暮らしの中で大きな時間を捻出できるようになります。 まずはお財布の中に不要なレシートや会員証等が入っていないか、鞄の中にやたらとティッシュが入っていないか、確認してみてください。 スムーズな動きを妨げているものが見つかるかもしれません。

断捨離方法

捨てるものの基準は何でしょうか?また、破棄するタイミングはいつがベストですか?

捨てるタイミングはものによって大きく変わるので一概には言えませんが、どんなものでも持つ量、期間、保管するスペースだけはルールとして決めておくべきです。 ただし、やみくもにスペースや量を決めていては、ものはなかなか減りません。 自分で全て把握し、なおかつそれらを管理できるというのが大前提になります。例えば思い出の品など、捨てるのは難しいですが、 それらが暮らしやすさを圧迫するようであれば、もう破棄するべき時期なのでしょう。 「捨てる」というとなかなか行動に移せませんが、「好きなものを選択する」というベクトルで、とっておくべきもの、大切にしたいものを選んでいけば 自然と不要なものは減ってきます。

mkさんの掃除・片付けスタイル

週何回掃除・片付けをしていますか?

掃除はコードレスクリーナーで、1階部分のみ毎日掃除機をかけています。2階は1週間に1回程度で、子供たちが掃除しています。 トイレは週に2回ほどですが、子供が今より小さい頃はいつも汚されていたので、毎日のように拭いていました。 掃除については上を目指したらキリがないので、「できる時に、できる範囲で、できる人が」を心がけています。毎日するお片づけは寝る前です。子供たちが寝る前に全てのおもちゃを片付け、私が寝る前は、元の場所に戻っていない紙類や小物などを片付けておしまいです。寝る前の片付けは5分もかからないので毎日続けられていますが、 これも片付けの仕組みがうまくいっているからこそだと思います。

片付け下手でも楽しく素敵に収納したい!

片付けるのが下手でも楽しく素敵な収納術を教えて欲しいです。

片付けることそのものが目標となっているうちは、どんな収納術であっても長続きはしません。 まずは、「どうしてお片づけするのか?」を探ってみましょう。いつでも人を呼べるような家にしたいからとか、お気に入りのソファーを引き立たせたいからとか、片付けの向こうにある最終的な目標をきちんとイメージしておけば、片付ける作業も苦ではなくなりますよね。 片付ける作業自体は決して楽しい作業とは言えませんが、その先にある効果や暮らしが明確になっていればどんな収納術であっても取り組みたくなるはずです。 誰にでも効く収納術はありません。まずは「片付けてどうなりたいのか」を明確にし、自分の暮らしにあった収納の仕組みを作り上げていくことが、収納スキルを磨く近道だといえます。

常にキレイを保ちたい!

お部屋を片付けてもすぐに汚くなります。常にきれいに保つコツを教えてください!

「片付けてもすぐに汚くなる=散らかる」ということは、収納の仕組みがうまくいっていない可能性があります。 きれいに片付けるには、まずは簡単に片付けるための仕組み作りが大切です。現在の暮らしやご家族の生活スタイルと、その収納の仕組みがマッチしていないと、リバウンドが起こりやすくなるので、 「この場所に必要なものは?」「この場所に本当に置くべきか?」「出して戻しやすくなっているか?」をご自身だけでなく、家族目線で今一度確認してみてください。 ちなみに我が家は全然きれいを保てていません!子供たちが帰宅したらあっという間に散らかりますが必ず寝る前には全員で片付けるようにしています。仕組みができあがっているので、片付け自体に時間がかからないことが毎日続けられるコツです。

”収納”を習慣化したい!

収納を習慣化する方法を教えてください。

まず、「お気に入りの場所を一つつくる」ということが収納力を高める上で大切になります。 それはダイニングでもいいし、リビングや和室でもいいし、お料理の得意な方ならキッチン、狭くて落ち着くからトイレという方もいらっしゃるでしょう。 お気に入りの場所は居心地のよい場所でもあり、それを維持するためには無意識のうちに努力しているものです。 私の場合は、生活感溢れるランドリースペースを、洗濯が楽しくなるようなお気に入りの空間にしたい!という気持ちから ランドリースペースを整えていきました。気に入った空間になると、ただ家事をこなす場所から、この空間を楽しもう!とう気持ちにスライドします。 お気に入りの場所だから大切にしよう!という気持ちになれる場所を少しずつ増やしていけば、自然と体がキレイを保つよう動きます。 誰だって、気に入らないスペースは大切にしようと思わないし、そこでくつろいだり家事をしたりするのは億劫ですよね。 お気に入りの場所をキレイに保つことの楽しさを一度おぼえたら、収納力はどんどん高まり、キレイを保つための行動も苦ではなくります。 ぜひ一箇所だけでも、気分がアガる場所をつくりあげてみてください。

片づけたい!と思わせたい!

自分から片付けよう!という気持ちにさせる方法を知りたいです。

(対象がお子様という前提でお答えさせていただいています) 理想的なのは小さい頃から「遊んだら片付ける」という習慣を身に付けさせるということですが、 そういったことを習慣化させるのは、親にとっても根気のいることで、実現が難しいときもあるでしょう。 まずはお子さんが無理なく取り組めるよう、広いスパンでお片づけ習慣を身に付けていくことをおすすめします。 できれば遊んだ後はすぐに片付けてほしいところですが、まずは1日に1回、それも難しければ3日に1回…という風に お片づけスパンを広めに決めて、そこからそのスパンを除々に縮めていくと、無理なくお片づけ習慣が身に付けられます。 親の身の回りがそれなりに片付いていることが大前提ですが(笑)

mkさん プロフィール

mkさん
数年前から片付けと整理整頓に目覚めた3児の母。今では片付けの魅力にすっかりハマり、片付けをすることによって得られる暮らしやすさ、家事の進めやすさ、イライラしない育児を実感し、その片付け効果を全国の悩める主婦(主夫)と共有できるよう、日々発信しています。
著書
片づけ日和 -快適な暮らしを実現させる仕組みづくり- (正しく暮らすシリーズ)
ウェブサイト
IEbiyori

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