【文房具・日用雑貨の収納】いつ誰が使っても確実に戻せる仕組み
ガムテープやのりを使おうと思ったら行方不明に…。仕方なく新しいものを購入したら忘れた頃に出てきた…。こんな経験をしたことはありませんか?
文房具や日用雑貨は使うタイミングも頻度も定まらない、さらに家族の誰もが使うので、確実に戻せるような仕組みを整えておくことが何よりも大切です。
種類も数も多くて管理が大変。でも一度仕組みを整えておくと、その恩恵をずっと得られ『探す』というストレスから解放されるため、整理収納の効果をより多く受けられるのも特徴です。
今回は、少しの工夫で取り出しやすく仕舞いやすい文房具・日用雑貨の効果的な収納についてご紹介します。
01. 文房具は浅型引出しに収納
■浅型引出しには1段1種類■
文房具を1段1種類のルールで浅型引き出しに収納すると、ワンアクションで取り出せるというメリットがあります。
元の場所に仕舞うときも、ワンアクションという手軽さから片づけ自体を後回しにすることがなく、
その辺に置きっぱなしにすることも防ぐことができますよ。
またハサミや鉛筆、ペン、定規といった文房具は、深さのある引出しに寝かしてしまうと取り出しにくいので、
浅型引出しに収納して取り出しやすくしておくといいですね。
02. 細かい文房具などはとにかく仕切る
■細かいものは分けて取り出しやすく〜ピン・クリップ〜■
ピン、クリップなど細かくて数の多いものは、無造作に入れてしまうと引出しの中でバラバラになり広がってしまいます。
そんな細かいものこそ、とにかくスペースを分けて他のものと混ざらないようにしておきましょう。
■細かいものは分けて取り出しやすく〜印鑑・ホチキス〜■
立てて収納しておきたいホチキスや印鑑、USBメモリなどは、引出しの中にさらにケースを入れて立てておき使うときは上から一目で見渡せる ようにしておくと、より使いやすくなります。
03. 形状がバラバラのものもケースで統一する
■将来使う可能性があるものは、スライダーケースに■
日用雑貨の中には、形状がバラバラのもの、カテゴライズ自体が難しいものも多くあります。たとえばキャスターや結束バンド、フック、コードリールなど。
今すぐには使わなくても将来使う可能性があるものは日用雑貨としてまとめて収納しておけば、
いざ必要になったときにそこから取り出せられるので安心です。
それぞれの形状やサイズがバラバラであるため、引出しや収納ケースの中に無造作に仕舞ってしまうと、かえってわかりにくくなってしまいます。
一つ一つをスライダーケースに入れておけば、形状もサイズも統一化させられ、 きれいに使いやすく収めることができます。
■工作用品もスライダーケースに■
幼稚園や小学校で使うものなども、あらかじめスライダーケースに入れておいて、引出しやケースに
「工作セットコーナー」としてまとめておくと便利です。
折り紙、シール、ビーズなど工作で使うものをスライダーケースに入れておき、必要なときは子供たち自身で
「工作セットコーナー」から必要なものを取り出し、そのままスライダーケースのまま小学校や幼稚園へ持っていけるので、 準備自体がとても楽になります。
04. 迷子にならないためのラベリング
■誰にでもわかるラベリング■
いつ、誰が、どのような頻度で使うのか予測しにくい文房具や日用雑貨などの収納には、誰にでもわかるラベリングが必須です。
ハサミやカッター、ペン、のりなど、使ったあとは確実に元の場所に戻さないと、次使うとき、次使う人にしわ寄せがきます。
また、きちんとラベリングすることによってものの在処を明確にし、二重買いなどの無駄を防ぐこともできます。
すべてのものにラベリングを施す作業は時間がかかってしまいますが、一度やっておくと、探す手間と聞かれる手間も省けるため、未来の楽のためにも、初めのうちにきちんとラベリングしておきましょう。
■分類とラベリング■
ラベリングは引出しの中にもしておくと効果的な場合もあります。
電池などサイズによってカテゴライズする際、、ケースの中にもラベリングしておくとどのサイズの電池が無いのかがすぐにわかり、買い物するときにサイズを間違えて購入するようなこともなくなります。
05. 紙ものは使用用途で分けて
■紙ものはレターケースに〜慶弔袋、ぽち袋〜■
慶弔袋、ぽち袋など使うシーンが特定される袋たちは、1段のケースにまとめて収納します。
使うシーンは限られていますが、必ず必要なものなので急な場合でも慌てず落ち着いて対応できるよう、1か所にまとめておくと迷うこともありません。
■紙ものはレターケースに〜茶封筒〜■
茶封筒なども同様に、1段のケースにまとめて収納しておきます。 ここでさらに小さなケースを準備し、そこに切手を入れて一緒に収納しておくと、すぐに郵送の準備が整うので 「封筒+切手」の収納がおすすめです。
06. 全体が見渡せるようにが基本
■見てすぐわかるように並べる■
引出しやケースを開けたときに全体が一目でわかる収納が理想です。
できるだけ全体がわかるように並べ、目的のものまで最短で届くようにしておきましょう。
また、全体を見渡せることで「何がないのか一目でわかる」ようになり、買い足すものがすぐに把握できます。
■使う人にあわせた高さを■
鉛筆や消しゴムなどの子供がよく使う文房具は、子供の身長を考慮した場所に収納することが大切です。
家族の誰もが使う可能性があるものでも、誰が使う頻度が最も高いのかを意識して、仕舞うものの場所を決めていくとよいでしょう。
番外編
■不要なはがきも活用する■
余った年賀はがきなど、ご自宅に眠ったままではありませんか?郵便局へ持ち込むと、手数料を支払えば切手と交換できます。
はがきをすぐに使う予定がなければ、切手に交換して封筒と一緒にストックし郵送作業をスムーズにしてみませんか?
最後に
文房具や日用雑貨は、各家庭の家族構成や世代によって持ち物も数も千差万別です。
家族みんなが共有すべきものは、分類の仕方や仕舞い方を家族みんながわかるような方法に切り替える必要があります。
文房具や日用雑貨は、その種類と数が複雑であるため、分類して収納方法を組み立てていくのは大変な作業です。
しかし、仕組みが一度確立すると、家族みんなが迷いなく扱えるようになり、片づけ自体も億劫な作業ではなくなります。
家族みんなが使いやすく仕舞いやすい収納で、探すという時間を1分でも1秒でもおさえて、その無駄な時間を暮らしを充実させる時間にシフトさせていきましょう。
mkさん プロフィール
-
- 数年前から片付けと整理整頓に目覚めた3児の母。今では片付けの魅力にすっかりハマり、片付けをすることによって得られる暮らしやすさ、家事の進めやすさ、イライラしない育児を実感し、その片付け効果を全国の悩める主婦(主夫)と共有できるよう、日々発信しています。
- ウェブサイト
- IEbiyori
おすすめ商品