
私以外は全員男ばかりの一家のため、皆が居心地良いインテリアにしようと、グリーンやブルーを入れて全体的に落ち着いた感じにしました。差し色は赤で。
どの部屋の壁も珪藻土や漆喰、ペンキなどを塗りました。家具や雑貨も自分で作ったり、以前からあるモノをリメイクしたりもします。
ジャンルにこだわりは無く、和・北欧・バルト3国・アメリカ・古いもの・JUNK・・・良いと思うものを自由に取り入れて、自分オリジナルに融合させるのが面白いです。


二間続きの和室の片方にはウッドカーペットを敷いて、リビングと呼んでます。食器や本などを入れた古い棚は蜜蝋クリームでお手入れ。
床の間には舅さんが昔聴いてたレコードを飾ったり、自分で撮った写真をモノクロにし額に入れて飾っています。レトロかっこいいモノに惹かれます。
ソファには自分で編んだモチーフ編みのブランケットやクッションを。子供のおもちゃ類は本棚の前にある端材で作ったボックスに入れて整理しました。横の壁にはペイントした額にレトロなラトビアのクリスマス切手など飾っています。
オイルステインで仕上げた自作のロッカーも子供達の物の収納場所。ペイントした木文字のPを貼って、即席の子供用駐車場所が出来上がり〜
居間と呼んでいる和室です。キッチンからの入り口にはアルファベットのI・M・A(居間)笑。Aは、発泡スチロールを切ってAの形に作り、赤でペイントしました。夏は竹のラグを敷いて、冬はコタツを置いています。
部屋の一角は長男の勉強スペースになっています。
リビングと居間に接している縁側です。
リビング側に観葉植物やミシンなどを置いています。鉄脚に天板を付けテーブルにし、庭を眺めてお茶したり、子ども達の勉強スペースとしても使っています。
反対側にはケビントを置き、食器や雑貨を飾っています。
キッチンです。吊戸棚の色は初めはグリーンっぽく塗ったのですが、その後黒板塗料に替え、引き締まった印象になりました。29(肉)の数字がアクセントになっています。831(野菜)もありますよ。
窓には木枠を取り付けました。簡単なのにちょっと雰囲気が変わります。
板壁やアイランドカウンター、レンジやトースターを置いたラック隠し(アンティークの看板を飾っています)なども自作です。
キッチンのグリーンの椅子は木枠をペイントし、座面はマリメッコの布を貼って北欧風にリメイク。
階段の壁も塗り替えました。階段の中間部分は、水色にグリーンを少し混ぜたペンキを塗って、外国の階段の壁のように額を飾る。中には子ども達の書いた絵を入れています。
Sの扉の向こうは寝室です。
玄関のラグマットは自分で気に入ったデザインに編みました。
表庭(上2枚)はナチュラルガーデンに。板壁、プランターカバー、ラダーなど自作しました。ハーブを中心に育て、料理・ティー・サシェ・ハーブバスなど色々利用しています。
裏庭(上2枚)はノスタルジックな雰囲気に。板壁の上に見えてるグリーンは裏のお家の木です。uRaのアルファベットを貼りつけた板壁に雑草が蔦っていい感じになってます。計算して作り込んだ草花より趣があっていいな〜。侮れません雑草。
プロフィール
- ■eiko+さん(女性/40代/主婦)
- ■建物の種類:一戸建て
- ■間取り:7LDK
- ■築年数:41年
- ■居住人数:5人
- ■好きな家具・雑貨店:SoPo antiquusdays Ameiro
- ■この家の好きなところ:縁側
- ■この家の悩み:古い家で気密性が低く、断熱材が入ってないので冬寒い。
- ■HP:Daily record
編集者コメント
築41年の家屋をDIYやリメイクで改装した、eiko+さんのお部屋です。和風・北欧・ジャンクなど、さまざまなジャンルを組み合わせたミックスインテリア。懐かしさと安らぎを感じる「レトロさ」と、ご主人や息子さんたちにも居心地の良い「カッコ良さ」で満ちています。落ち着いた雰囲気の中にある差し色が効果的です。
床の間をディスプレイスペースにしたり、縁側を趣味や勉強の場所にしたり、日本家屋ならではのスペースを今風にアレンジしているところも興味深いです。キッチンや階段の壁に施したペイントも、お部屋のなかで重要なアクセントになっています。家のあちこちにあるアートな雰囲気のアルファベットや数字もいいですね!とってもオシャレなのに、実はIMA(居間)だったり、29(肉)831(野菜)だったりするのが楽しいです。
家具や雑貨など、古き良き物が、eiko+さんのアイデアで新たな魅力を与えられているような気がします。木の窓枠を付けたり手編みのラグを敷いたり、ひとつひとつ工夫されてきたインテリア。さらなる月日を重ね、ますます味わいのあるお部屋になっていくのだろうなぁと思いました。