
築16年の中古戸建てを購入し、大好きな北欧インテリアの似合う空間に全面リフォームしました。細かな部材まで丁寧に選んだこだわりの内装です。シンプルな空間ですが北欧の家具、照明、ファブリックなどで自分らしさを演出。温かみのある雰囲気と遊び心のあるインテリアがポイントです。


リビングです。思い切った色にしよう!と思って選んだ濃いブルーのラグ。クッションにもブルーを加えて、バランス良くしてみました。
デンマーク製のソファは包み込まれるような座り心地で、夫婦二人の特等席です。
LDKはすべてウッドブラインドにしました。フローリングや家具が白木のもの中心なので、ブラインドは少し濃い色を選んでいます。


ダイニングにはルイスポールセンの照明PH5とYチェアを。テーブルはYチェアと同じ材質・仕上げのものを探して合わせました。
Yチェアには座布団を敷いて座りやすいようアレンジ。渋い色味の座面がポイントです。
ガラス扉キャビネットにはコレクションした思い出の品をディスプレイして楽しんでいます。
キッチンは作業スペースが狭かったので、アイランドカウンターを造作しました。電子レンジ・トースター・炊飯器・米びつ・ゴミ箱と、事前に置きたいものを採寸して造っていただいたので全てカウンターの中に隠すことができました。
窓にはマリメッコのカーテンを取り付けています。北側の暗いキッチンが華やかになり効果絶大!思い切って明るい柄にしてみて良かったです。
ブラインドの上に設置したウォールシェルフには、置き場所に困っていたお鍋やガラスの花瓶を見せながら収納。インテリアショップのディスプレイをイメージしてみました。
ホテルの部屋をお手本にした寝室です。リネン類も白く清潔感のあるものを選びました。
ヘッドボードが一枚の板のように見えるシンプルなベッドはシモンズのものです。マットレスの硬さもちょうど良くて熟睡できます。
ベッドサイドのヤコブソンのランプは、木のシェードから広がるやわらかな光が就寝前の安らげる空間を作ってくれます。
琉球畳の和室です。
ドアは格子をモチーフに造作しました。格子柄は北欧インテリアとも相性バッチリ。家の中で和室のドアだけ浮いてしまうこともなく、見た目には和室ということがわかるデザインを目指しました。襖は和と北欧を意識したツートンカラーです。 照明はジョージネルソンのバブルランプです。
階段の正面にウォールステッカーを貼っています。鳥の巣箱はスウェーデンへ行ったときに買った思い出の品。型にとらわれず、自由な発想で壁を楽しく飾ってみました。階段を見上げたときに見えるお気に入りの場所です。
玄関マットは、配色が玄関のイメージとピッタリ。一枚敷くだけで、パッと明るくなりました。無垢のフローリングと天然のウール、質感の相性も良く温かい雰囲気がお気に入り。
玄関に鏡が欲しくて大きな鏡を買う予定でしたが、この組み立て式のミラーキャビネットを付けたことで壁が立体的になりました。
光が放射線状に広がるブラケットは寝室と同じヤコブソンのものです。
プロフィール
- ■はなこさん(女性/30代/主婦)
- ■建物の種類:一戸建て
- ■間取り:3LDK
- ■築年数:16年
- ■居住人数:2人
- ■好きな家具・雑貨店:アクタス、イルムス、A NON DESIGN
- ■この部屋の好きなところ:キッチンのアイランドカウンター
- ■この部屋の悩み:冬寒いこと
- ■HP:はなこさんのはなまるスタイル
編集者コメント
今回は、中古住宅を白木ベースのモダンな空間にリフォームした、はなこさんのお部屋を紹介します。照明やファブリック使いが、とても温かな雰囲気を作り出していますね。
全体的には北欧インテリアですが、何より「自分らしいお部屋づくり」をモットーにしているはなこさん。まずは階段の壁に飾ったウォールステッカーと巣箱の、意外性のあるかわいらしさにビックリ。リビングに置かれた動物たちの置物もどことなくユーモラスです。「冬寒いのが悩み」とのことですが、こうしたさりげなくやさしいインテリアから、心に灯がともるようなぬくもりが伝わってきます。
また、和室の北欧テイストの取り入れ方も印象的でした。ドアと襖の選び方で、これほどイメージが変わるんだなぁと感心します。大半の家に和室スペースはあるので、これから北欧インテリアを取り入れたい方にも参考になるのではないでしょうか。
ほかにも、ダイニングのYチェアに座布団を置いたり、キッチンの窓に鮮やかな色のカーテンを付けたり、はなこさんならではの工夫がいろいろ。既成のインテリアをそのまま並べるのではなく、生活のしやすさや自分ならではの感性を大切にしていると感じたお部屋でした。