絶妙のバランス感覚、「大人ポップ」なお部屋

今回は、シンプル・モダンな中に、絶妙なバランスでポップなテイストが顔を出す坂PONさんのお部屋です。

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目次

    テーマは大人ポップ!!
    3人の子供がいるので、クールなシンプル・モダンでなく、明るいシンプル・ポップなインテリア。箱(家)自体は白くプレーンな状態で。家具や小物などでポップな色を少しずつ入れようと思いました。大人なポップになったかどうかはわかりませんが、適度にポップな要素が入ったと思います。

    2階のLDKです。
    周囲を家に囲まれたような立地ではありませんが、あえて2階LDKにして家族の共有空間のプライベート性を高めました。
    リビングが北側になっていますが、リビングの上が3階への吹き抜けとなっているため、明るいリビングになっています。
    南側になるダイニングもベランダに面していて明るく見晴らしも良いです。

    2階LDKで最も優先したのは「明るいキッチン」
    ペニンシュラキッチンからは一体空間のリビング・ダイニングはもちろん、子供部屋の様子も見えるようになっています。
    キッチンの面材をチェリーにし、モザイクタイルを入れてポップさを出しています。
    キッチン収納は作り付けの収納を設置せず、収納スペースとコンセントのみを用意しました。そのスペースを、スライドスクリーンで隠せるようにして、収納用品は後から気に入ったものを探しました。
    共働きのため家事を一気にまとめてやりたかったので、冷蔵庫の横にランドリースペースを設けています。

    洗面室です。
    キッチン横にランドリースペースを設けたため、洗面室に洗濯機を置く必要がなくなりました。
    そのおかげで、一般的な広さの洗面室にワイドな洗面台を設置できたので、ゆったりと使っています。

    洗面台がワイドな分、吊り戸棚を付けずに高い位置に窓を設置したり、ユニットバスの扉が透明なのもあって、開放感があります。

    3姉弟の子供部屋です。
    現在は、9畳の部屋を3人の勉強部屋&遊び部屋、4.5畳の部屋を寝室としています。
    将来は子供たちの成長に合わせて、出入口が2箇所ある9畳の部屋に、間仕切りを付けて3つの独立した子供部屋にすることも可能です。
    部屋が明るくなるように、2階の子供部屋はベランダのない部分の窓を掃き出し窓にしていて、窓の内側(部屋側)に透明パネルを付けています。

    仕事部屋です。
    南や東を向いて仕事をしていたいので、デスクは壁付けせずに南の窓に向けて設置しています。
    大きな4枚引き違いサッシでとても明るいです。キレイに隠そうと思ってもなかなかスッキリしないPC関連のケーブル類は、隠さずそのまま無造作に見せています。
    仕事部屋だけでなく家全体に言えますが、背の高い家具などは置いていません。なるべく収納内に入れられるようにし、後から用意した家具や収納の上には、好きなおもちゃや雑貨などを飾るようにしています。

    プロフィール

    ■坂PONさん(男性/30代/グラフィックデザイナー)
    ■建物の種類:一戸建て
    ■間取り:4LDK+2S(納戸・3階)
    ■築年数:2年
    ■居住人数:5人+うさぎ
    ■好きな家具・雑貨店:特別ないです。その時イイと思ったものを選びます。興味はいろいろ!
    ■この部屋の好きなところ:日当たりが良く、明るく、風通しが良いところ
    ■この部屋の悩み:深刻な悩みは特別ありません

    編集者コメント

    今回は、坂PONさんのお部屋を紹介します。
    パッと見は、シンプル・モダンな感じのお部屋、だけど、何か違う…。
    坂PONさんのお部屋の第一印象はそんな感じでした。
    お部屋をよく見てみると、シンプル・モダンな中に、絶妙なバランスでポップなテイストが顔を出します。無機質になりがちなところを、うまくバランスを取って「大人ポップ」に仕上げています。
    無機質になりすぎず、甘くなりすぎない、お手本にしたいバランス感覚ですね。
    共有スペースは、雑多なものを隠してシンプルに見せる。仕事部屋は思い切って個人の趣味を、前面に出して個性的に。シンプルに傾いたお部屋と、個性的なテイストに傾いたお部屋が、お家全体で調和がとれている訳は「鮮やかな緑がワンポイント」になって、統一感をもっているからでしょう。

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