暖房をつけて部屋を暖めた後に、カーテンを開けると窓やサッシがびしょびしょになっていた…なんてこと、よくありませんか?特に冬場は発生しやすい「結露」。悩まされている方が多いのではないでしょうか?
結露の仕組みと原因を知って、対策をしましょう。

空気中に含まれる水分の量は、温度と湿度によって異なり、高温になるほど多くの水分を含みます。ストーブなどで暖められた湿気を多く含んだ空気は、屋外と接した窓ガラス近辺で急激に冷やされます。温度が下がると、空気中に含むことのできる水分量は少なくなるので、行き場を失った水分が「結露」となってしまうのです。
また、以前の住宅に比べて、現代の住宅は気密性が高くなっています。特にマンションは、窓が少なく換気がしにくい構造なので、溜まった湿気の行き場がなくなり、結露が起きやすくなります。

結露の発生によって、窓が濡れるだけではなく、
私たちの身体にも悪影響を及ぼしていることを知っていますか?
それでは詳しくみていきましょう。
カビの発生
結露が発生するということは、その周辺が高湿度なので、湿気が大好きなカビが発生しやすい状況でもあります。

ダニの発生
カビはダニのえさになるため、カビが発生すると、連動してダニの繁殖を招くことになります。

健康への影響
カビやダニの死骸は、アトピー性皮膚炎・小児ぜんそく・アレルギー性皮膚炎などのアレルギー疾患の一因となることが判明しています。たかが結露と、ほったらかしにしておくと、深刻な問題にもなりかねませんよ。

結露によるカビやダニの死骸が原因で、ぜんそくやアレルギーを患ってしまっても手遅れ。そうなる前に、結露対策をして快適な住環境にしましょう。
マメな換気
まずは、手軽にできる結露対策からご紹介!定期的に換気をすることで、室内にこもった水蒸気を減らし、結露を軽減することができます。
特に調理時や入浴後など、意識して換気を行うように心がけましょう。また就寝前に5分間程度でも良いので換気をしておけば、朝方の結露防止に効果的です。

断熱シートを活用
二重サッシや、熱性能を向上させたガラスに取り替えるのが理想ですが、それもなかなか難しいですよね。そこで断熱シートを活用すれば、外との温度差を減らし結露防止につながります。
極力お金をかけたくないという方は、新聞紙や段ボールを窓に貼るだけでも効果◎

オイルヒーターで急激な温度変化を抑える
ストーブやファンヒーターは、大量の水蒸気を発生させてしまうので結露が発生しやすくなります。またストーブの上に、やかんをのせると、大量の水蒸気をさらに発生させるので避けましょう。
おすすめアイテムは、エアコン、パネルヒーター、オイルヒーター。特にオイルヒーターなら、急激な温度変化を起こさずゆっくりとお部屋全体を暖めるので、お部屋全体をムラなく暖められますよ。

サーキュレーターで部屋の温度を均一に
窓付近にサーキュレーターを設置しておくことで、窓付近に停滞している空気の循環が良くなり結露対策に効果的。
また、サーキュレーターを回しながら、エアコンの設定温度を冬に2度下げることで、電気代が20%も節約できると言われています。

部屋干しする時は衣類乾燥機を活用
天候が悪いときや、外干しするスペースがない場合、仕方なく部屋干しするという方もいますよね。そんな時、衣類乾燥機カラリエを使えば、室内にそのまま干した時に比べて約3分の1時間で、素早く乾かします。
「衣類乾燥モード」と「送風モード」のふたつのモードを搭載しているので、衣類乾燥だけではなく、お部屋間の送風や換気にも使えます。サーキュレーターとしても大活躍。サーキュレーター同様で、窓の前に衣類乾燥機カラリエを設置すれば、窓付近の空気の停滞を防ぐことができます。

除湿機で結露ノックアウト
部屋干ししたいし、部屋の除湿もしたいし、結露も気になる!そんな方にオススメするアイテムが「衣類乾燥除湿機」。
夏場は、高温時の除湿効果のあるコンプレッサー式を。冬場は、低温時の除湿効果のあるデシカント式を使ってお部屋の湿度を下げて結露対策をしましょう。
「衣類乾燥除湿機 デシカント式 DDA-20」は静音設計なので、夜のお洗濯でも除湿機の運転音を気にせず稼働できます。

結露は色々な要因が重なり合って起こるため、対策がなかなか難しいかと思われがち。そこでまずはすぐにできる、「こまめな換気」を行うことから始めてみてはいかがでしょうか。
地道な努力で快適な冬の生活を目指しましょう!