【カラーボックス】片付く部屋づくりのカラーボックスアレンジ術
シンプルな構造で価格も手ごろなカラーボックス。すでに使っているという家庭も多いことと思います。そのままの形で棚として使うだけではなく、目的に合わせてアレンジするのも楽しいものです。
ちょっと手を加えてみると、片付けやすい部屋づくりの収納として、もっと活躍してくれることでしょう。皆さんのアイディアが広がるように、代表的なアレンジ法を4つご紹介します。
1.パーツを組み合わせて使う
カラーボックスは使う場所やしまいたいモノに合わせて、縦置きにも横置きにも使うことができます。また、棚板の段数やボックスのカラーが選べます。部屋のイメージと用途に応じたタイプを選びましょう。
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リビングでは本や雑誌、文具、郵便物をはじめ日用品の収納に。 子ども部屋ではランドセルや学用品、おもちゃなどを収納します。
キッチンでは買い置きの食品や食器、洗面所ではタオルや入浴用品のストック用として、 大きなスペースのとれない場所でも収納できて便利です。
★アレンジのポイント
他パーツと組み合わせることによって、カラーボックスの使いにくさを解消できます。
移動できないから不便・・・
⇒収納した状態で移動させたい時には、キャスターを取り付ける。
床面の掃除がしにくい・・・
⇒金属脚を取り付けると、床掃除がしやすくなる。
細かいものをしまいたい
⇒おもちゃや読みかけの新聞などをいったん片付けておきたい時には、インナーボックスを使う。
⇒文具やメイク用品など細かいモノをしまいたい時には、レールと引き出しパーツを使う。
中身を見せずにしまいたい
⇒タオルや肌着など、たたんでしまいたいモノを出し入れしやすく収納したい時にはバスケットを使う。
⇒扉を取り付けると、収納した中身が見えずスッキリした印象になる。
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2.パーテーションとして使う
カラーボックスは組み立てるのが簡単なので、いくつか組み合わせたい時にも、 手間を掛けずに好きな形を構成することができます。 通常は壁を背にしてカラーボックスを置くことが多いのですが、部屋の間仕切り(パーテーション)として使うのも一つの手です。
リビングとダイニングを区切りたい時、子ども部屋を2人で使いたい時、 ひとり暮らしの部屋で就寝コーナーを作りたい時など、色々なシーンで活用できます。 もちろん、壁面収納のように壁いっぱいに置いて使ってもOKです。
リビングでの使用例
壁面置きのカラーボックス例
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★アレンジのポイント
パーテーションとして利用する際のポイントをご紹介します。
カラーボックスを組み合わせる
スペースに合わせてカラーボックスをいくつか用意する。
カラーボックス同士を棚板でつなぐとカウンターのような使い方ができる。
カウンターをドレッサーや飾り棚として使ったり、カウンター下にゴミ箱や収納カゴを置いたりと、アレンジ次第で用途が広がる。
3.収納スペース内で使う
押し入れやクローゼットなど大きな収納スペースがあっても、内側に棚のない造りは使いにくいものです。そんな時にカラーボックスを使うと、収納しやすくなります。組み立てて置くだけなので、賃貸住まいでも心配はいりません。
収納スペース内の寸法を測ってから、カラーボックスがいくつ置けるかを割り出します。
さらに、インナーボックスや引き出しといった、パーツ使いのアレンジを組み合わせて、細かいモノまで整理しやすい収納にしましょう。納戸でも同じようにカラーボックスを使って、生活用品を整理することができます。
★アレンジのポイント
すき間に合わせた収納
カラーボックスの縦置きと横置きを組み合わせながら、収納スペース内を無駄なく仕切って使う。
カラーボックス同士の間を空け、棚板を使ってカウンター状のスペースを作るといったパーテーションのアレンジを応用すると使い勝手の幅が広がる。
奥のモノまで出し入れしやすくするように、押し入れの下段やクローゼットではキャスターを付けて使うのも○。
4.プチDIYで自分流に使う
ネジや釘が使えるカラーボックスは、トップも側面も背面も自在にアレンジして使うことができます。
本格的なDIYは敷居が高いと思っている方も、実はカラーボックス本体の組み立ては簡単。気軽にもうひと工夫しやすいのが魅力です。
トップにタイルを貼ってキッチンカウンターのような使い方をしたり、キャスターやタオル掛けを付け加えてキッチンワゴンとして活用したりと、実用的な収納アイディアを広げていきましょう。
★アレンジのポイント
プチDIYのヒント
- ・工具を使わない粘着タイプのフックやタオル掛けは、側面を引っ掛け収納に使える。
- ・背板や棚板に布を接着剤で張り付けると、簡単にイメージチェンジができる。
- ・インテリアシールを貼るだけで、オリジナルなボックスに早変わり。
- ・インテリアに合わせて、布製のカーテンで目隠しすると統一感が生まれる。
- ・木製の天板やタイルでトップの仕上げを変えるとオシャレ感がアップする。
アレンジ例
- パーテーションとしての背面アレンジ法
- カラーボックス横使いを2段積んで、 下半分に有孔ボードを取り付けて引っ掛け収納に。 上の隙間はマガジンラックとして活用。
- 子ども用ワゴン
- トップと背面にビニールコーティングのシートを貼りつけて、 お絵かきテーブルとして使うときの汚れを予防。 背面の下部には板を取り付けて絵本ラックに。 側面にピンタイプのフックを付ければバッグを引っ掛け収納できる。
- リビングのお片付けボックス
- カラーボックスを上向きに置いてボックス収納に。 目隠し用に木の板で手づくりしたフタ状の天板は、 お盆として使うこともできるようハンドルを付ける。
カラーボックスはシンプルなデザインなので、アレンジ次第で部屋のあちこちで活用できます。
コンパクトで手軽に使える良さを引き出して、スッキリお洒落な収納とインテリアを楽しみましょう。
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プロフィール
すはらひろこ (片づくおうちプランナー)
一級建築士、インテリアコーディネーター
株式会社アビタ・クエスト代表取締役
共働き経験をいかした収納術とおしゃれなインテリアで、雑誌のビフォアアフター企画でも活躍。 TV東京TVチャンピオン【お部屋リフォーム王】、TBS系「王様のブランチ」、NHK総合「あさイチ」ほかテレビ・ラジオ出演や講演、著書など多数。
総合情報サイト【オールアバウト】で収納ガイドを務め、連載記事は幅広い読者層に好評。
著書:『1分からはじめるかたづけ術』(だいわ文庫)
『朝、着る服に迷わないハッピー収納術』(大和書房)
ほか
