寝室
見た目をすっきり、かつ簡単に収納したい!
/福島県 ぶ〜にゃさん
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- お悩み
DATA
■住居形態 | 一戸建て |
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■困っている場所 | ダイニング |
■好きなインテリア | ナチュラル |
とにかく見た目すっきり、かつ簡単に収納出来るようにしたいです。
また、長男が来年小学校なので、勉強するスペースを作りたいのですが、どうしたらよいですか?
point1出窓を片付けましょう
出窓のように明るくて視線がいきやすい場所にものが置いてあると、すっきりとした印象が薄れます。まずは出窓周りをすっきりとさせましょう。
キッチンカウンター横の出窓にあるものは、どこか他の場所に置けますか?見つからない場合は、新たにラックを置いて立体的に収めてもいいでしょう。
たとえばフレームだけで構成されたシンプルな棚で、高さが80センチくらいのものなら、新たに棚を置くとしても圧迫感を抑えることができます。
和室の出窓に置いてあるおもちゃも、どこかに移動させます。
できれば今使っている棚に収めたいので、たとえば棚に収納されている本をキッチンカウンター下へ移動してはいかが?それができると、棚ひとつ分が空きそうですね。その空いた場所と棚の上を使っておもちゃを1か所にまとめることができると、和室の印象がすっきりとして落ち着くと思います。
■出窓をすっきりと片付けてみましょう■
point2見た目すっきりのコツは色と材質
きちんと片付けていても、すっきりして見えないことがよくあります。それは収納小物の選び方に原因があることが殆どです。
たとえば収納ボックスの形や材質の種類がいくつかあったり、色が何色もあると統一感をもたせることができません。また、細々とした日用品などをそのままむき出しで置くと、同じようにバラバラな印象を与えてしまいます。
そこで収納小物を上手く使って、統一感をもたせてみることにしましょう。
色は白かベージュで形は四角いもの、材質は2種類に限定して小物を参考例として選んでみました。中にしまうものは文具や書類など、よく使う細々としたものです。収納小物に統一感をもたせておけば、同じ棚に他のものが置かれても、まとまった印象を保つことができます。
■ pick up item ■
point3過ごす目的でエリア決め
小学校に入学した後でも、ひとりで自分の部屋で過ごすようになるのは、まだ当分先のことでしょう。ぶ〜にゃさんが考えているように、ダイニングテーブルで宿題をしたり勉強をすると思います。幸いなことに部屋が広いので、勉強をするためのスペースが確保できそうですね。そして学校の道具、習い事の道具といった持ち物も、勉強するスペースに置けるように思います。
部屋の間取り図によれば、キッチンカウンターと和室の間にまとまっとスペースがありますので、そこに小さなテーブルを置いて、勉強エリアにするのはいかがでしょうか。ぶ〜にゃさんがキッチンにいるときでも会話ができる位置にあたります。また、カウンター下の収納が、学用品の置き場所として使えそうです。 さらに和室に置いておくのはおもちゃや遊び道具だけにして、下のお子さんは和室で遊んで長男さんはテーブルで勉強するといったかたちでエリアを使い分けましょう。遊びと勉強の場所を分けておくと、時間の使い方にメリハリがもてると思います。学校の友達が遊びに来たときにも、和室で楽しく過ごせそうですね。

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すはらひろこ
(住空間デザイナー )一級建築士、インテリアコーディネーター。
株式会社アビタ・クエスト代表取締役。共働き経験をいかした収納術とおしゃれなインテリアで、雑誌のBefoe After企画でも活躍。 TV東京TVチャンピオン【お部屋リフォーム王】、TBS系「王様のブランチ」、NHK教育「住まい自分流」ほかテレビ・ラジオ出演や講演など多数。
総合情報サイト【オールアバウト】で収納ガイドを務め、連載記事は幅広い読者層に好評。