リビング
片付けやすく、動きやすいリビングのレイアウトを教えてください!
/岩手県 きつつきさん
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- お悩み
DATA
■住居形態 | 賃貸アパート |
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■困っている場所 | リビング |
■好きなインテリア | ナチュラル |
お悩み:1
12畳あるリビングがうまく使えません。広さは十分あるのですが、パソコンデスク、ローテーブル、テレビ、ソファ、ミラーがうまく配置できず、困っています。ソファの裏側も3畳くらいあるのですが、キッチンへの通路以外は特に使っていません。片付けやすく、動きやすい家具のレイアウトを教えてください!
お悩み:2
カーテンの色も変えたいのですが、すっきり落ち着いて見える色も教えてほしいです。ホワイトの壁紙にドアがダークブラウンです。
point1過ごし方でひと部屋をゾーン分けしましょう
リビングではどんな時間を過ごしていますか?お手持ちの家具からリビングでの過ごし方を想像しますと、主に3つのパターンがあるとと思います。そのパターンをリビングスペースに当てはめて、ゾーン分けしてみます。
その3つのゾーンというのは、テレビを見ながら過ごす「くつろぎゾーン」、デスクでパソコンを操作する「パソコンゾーン」、外出の準備など目的に応じて自由に使える「フリーゾーン」ではないでしょうか。この3つのゾーンがあると仮定して、リビングのスペースに当てはめますと、各ゾーンは図のような配置になります。では次に、そのゾーンごとに家具の配置を決めていきましょう。
point2ゾーンごとに家具を配置しましょう
3つのゾーンでの過ごし方に合わせて、家具を当てはめていきます。「くつろぎゾーン」にはテレビとソファ、「パソコンゾーン」にはデスクとチェア、「フリーゾーン」にはミラーといった具合です。ミラーは身支度をチェックするために、フリーゾーンに置くことを想定しましたが、クローゼットの近くにあるといいかもしれません。
リビングが12畳あって広いため、余裕を持って家具を配置することで、さらにゆったりとした過ごし方ができます。特に、ソファを壁沿いに配置することで、床面にオープンスペースが広がるため、実際の広さよりももっと広く感じるはずです。
また、細々とした荷物の置き場所も決めておきましょう。例えば、デスクの左脇に棚があると便利だと思います。
■ pick up item ■
point3ナチュラル+アルファで楽しく演出しましょう
室内のドアがダークブラウンで、お好みはナチュラルなイメージとのこと。テレビやデスクがダークカラーなので、キリっとした印象が強いですね。今のお部屋の印象よりももっと落ち着いた感じにするのでしたら、ダークブラウンをもう少し取り入れてもいいと思います。
例えば、ローテーブルにダークブラウンの布を掛けたり、ソファのクッションもダークブラウンに。そして、重たい印象にならないように、ソファに掛けたマルチカバーと同色のカーテンにするという方法があります。このコーディネートですと、ナチュラルというよりもモダンな感じが強くなります。
さらに、自分らしさを表現する方法もあります。ポイント2で、ダークカラーの家具を左側の壁に配置しましたので、もう1色好きな色を加えてもOKです。先ほどはダークブラウンの布を加えたのですが、それの代わりに好きな色(例えばグリーン)の布をローテーブルとクッションに取り入れてみます。こうすると、落ち着いた感じにフレッシュな感じがミックスされた印象に変わります。
ひとくちにナチュラルといっても、色んなバリエーションが考えられますので、きつつきさんがイメージしているナチュラルが、色や植物などの柄なのか、麻などの素材感なのかなど、好みの感覚をインテリアに取り入れていくといいでしょう。
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すはらひろこ
(住空間デザイナー )一級建築士、インテリアコーディネーター。
株式会社アビタ・クエスト代表取締役。共働き経験をいかした収納術とおしゃれなインテリアで、雑誌のBefoe After企画でも活躍。 TV東京TVチャンピオン【お部屋リフォーム王】、TBS系「王様のブランチ」、NHK教育「住まい自分流」ほかテレビ・ラジオ出演や講演など多数。
総合情報サイト【オールアバウト】で収納ガイドを務め、連載記事は幅広い読者層に好評。