寝室
家具の配置が難しく、収納が少ない寝室・・・もっと使いやすくしたい!
/岡山県 chee-wさん
-
- お悩み
DATA
■住居形態 | 賃貸マンション |
---|---|
■同居人数 | 大人:1人 |
子供:1人 | |
■困っている場所 | 寝室 |
お悩み:1
ピンクやベージュなどの淡い色で統一した寝室に、茶色いドレッサーを置いています。この配置では、ドレッサーの位置に窓がないので、外からの光がないままメイクするので、暗くて不便です。しかし、他にどのように置いていいかわかりません。
お悩み:2
部屋の入り口に、アロマグッズや目覚まし時計などの小物をそのまま置いているだけなので、入り口あたりの壁面に何か便利な収納を設置したいです!
お悩み:3
洋服をパイプハンガーにかけ、カバーをしているだけなので不安定です。洋服の収納方法を変えたいです。
point1
配置替えとメッシュパーテーションで、お悩み解決!
まずはじめに、お悩み:1のメイクコーナーから取り掛かりましょう。朝陽が射し込む東の窓辺にドレッサーを移動して、明るい場所でメイクができるようにします。日差しが強い日はレースのカーテンで調節しましょう。
さらに、お悩み:2の小物収納は、メッシュパーテーションを活用して解決しましょう。ドレッサーの脇に、メッシュパーテーションを設置します。専用のカゴやフック等をセットすると、床置きしていたアロマグッズをはじめ、メイクポーチやヘアアクセサリーなども、手の届く場所に収納できます。
最後にお悩み:3の背の高いパイプハンガーですが、入り口側の壁沿いに移動することで、圧迫感が和らぎます。そして、ここにもメッシュパーテーションを活用!出番の多いバッグ、マフラー、手袋などファッション小物の定位置にします。さらにスタンドミラーがあれば、コーディネートの最終チェックもできて便利。メイクから着替えまで動線に沿って家具が配置されていると、朝の身支度がスムーズになりますよ。ただ洋服を掛けていただけの収納スペースが、身支度コーナーに変身です。
point2
寝る場所を変えてみましょう
この部屋のなかで最も落ち着く場所は、壁のあるコーナーです。
chee-wさんのお部屋で言うと、入り口のちょうど正面にあたる場所です。部屋の真ん中で眠っていたこれまでの感覚に慣れていると、最初は違和感を感じるかもしれませんが、ゆっくり休めるようになると思います。
ドレッサーとの間にメッシュパーテーションがあるので、就寝スペースの独立感も得られます。そのパーテーションにクリップライトを取り付ければ、夜間の読書灯として使えるので重宝ですよ。
さらにもうひとつ、キューブ型のスツールを使うのもお薦めです。腰掛けるだけではなく、目覚まし時計や読みかけの本を置いてナイトテーブルの代わりに使うのもOK。夜時間の過ごし方に、良い変化が生まれるでしょう。
point3
ゆったり過ごせる部屋づくりをしてみましょう
さらに快適なお部屋をめざすならば、アロマテラピーがお好きなようですので、お部屋で過ごすリラクゼーションタイムの演出をしてみてはいかがでしょう。
ピンク系のカーテンを基調にして、濃いピンクのアイテムを加えてメリハリのあるインテリアも素敵ですよ。例えば、ローテーブルとクッション、ラグなどを配置すれば、床に座ってゆったりと過ごせます。ここで、アロマキャンドルを灯しながら、マッサージやパックなど入念なフェイスケアをするのも、いいですね。
また、布団を押し入れの中に収納できない場合、畳んだ布団にお好きなマルチカバーを被せれば、ロマンティックなムードがグンと高まると思います。時には天井の灯りを消して、キャンドルライトのもとで静かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
-
-
すはらひろこ
(住空間デザイナー )一級建築士、インテリアコーディネーター。
株式会社アビタ・クエスト代表取締役。共働き経験をいかした収納術とおしゃれなインテリアで、雑誌のBefoe After企画でも活躍。 TV東京TVチャンピオン【お部屋リフォーム王】、TBS系「王様のブランチ」、NHK教育「住まい自分流」ほかテレビ・ラジオ出演や講演など多数。
総合情報サイト【オールアバウト】で収納ガイドを務め、連載記事は幅広い読者層に好評。