花粉、PM2.5、ハウスダスト対策…。
空気清浄機は今や「一家に一台」から「一部屋に一台」の必需品となっています。そんな空気清浄機を効果的に、また長く大切に使用するための「置き方」や「お手入れの仕方」まで、ポイントやコツをご紹介します。

置き方
花粉対策には空気の入り口に置く!
花粉やPM2.5などを含んだ空気の侵入に対応するためには、汚れた空気が入り込んだらすぐにきれいにすることが大切。それらが入り込むところ、つまり「玄関」や「部屋の入口」に空気清浄機を設置するのがおすすめです。
特に、花粉対策には玄関に置くことが有効です。外出先からの帰宅時やスーツのコートにはたくさんの花粉が付着しています。これらの侵入を玄関でブロックするため、玄関での使用を想定した空気清浄機も発売されています。
置き方
室内の空気をきれいにするにはエアコンとの位置関係も大切!
また、空気清浄機を置く際には室内の「気流の循環」を考慮することも大切です。空気清浄機は吐出した空気を吸引口に循環させることで花粉やハウスダスト、塵やホコリを吸い寄せます。そのため、エアコンなどが生み出す気流と衝突しないように上手に連携させることが大切です。暖房運転の際、足元を暖めるために気流を下向きに吹き出しています。そのため、エアコンの真下に空気清浄機を置くと、空気清浄機が出す気流がエアコンの気流とぶつかり、空気の流れが滞ってしまいます。ですので、冬場であればエアコンの向かい側に空気清浄機を配置するのが効果的です。夏場は反対に、エアコンが冷風を天井に沿って遠くまで届けようとするため、空気清浄機はエアコンの真下に配置するのが効果的です。
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通常の気流
入り口から離れたところに置くことで空気の輪ができて、効率良く空気がキレイになります。
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冬場の気流
冬場エアコンを使うなら、その向かい側に空気清浄機を置きます。
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夏場の気流
夏場はエアコンの真下に置きます。

置き方
キレイにしたいものに合わせて置く高さを変える
空気清浄機を置く高さにも工夫ができます。空気中のホコリや花粉など大きな粒子は、床へ向かって落ちていきますので、これらをメインに清浄したい場合には、空気清浄機は床に置くのが有効です。一方、煙や臭いなど、上昇するものをメインに清浄したい場合は、棚やカウンターの上など少し高めの位置に置くと効果が高くなります。
お手入れ
定期的にフィルター掃除を行う
空気清浄機を効果的に使うには適切なフィルター掃除が重要です。購入時にはメンテナンスのし易さやフィルター交換の期間・コストも考慮して選択することが大切です。「フィルター交換不要」という空気清浄機も決して「お手入れが不要」というわけではありませんので注意が必要です。 フィルターは2週間に1度程度、掃除機を使ってゴミやホコリをよく吸い取りましょう。掃除機のノズルやブラシが届かないような狭い箇所は、使い古しの歯ブラシなどを使用して汚れをかき出します。水洗いできるフィルターは、水洗い後天日干しで乾かします。
いかがでしたか?ライフスタイルに合わせて、空気清浄機を効果的な場所に正しく設置し、定期的なお手入れを行うことで、健康的で快適な生活を守りましょう。