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お洗濯のプロが教える夏の汗ジミ対策

普通に洗うだけじゃ落ちない汚れや、気になる汗ジミを、自宅で簡単かつ綺麗に落とす方法はないでしょうか。お洗濯のプロにお聞きしました。

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目次

暑い夏に汗をたくさん吸い取った衣類。
そのまましまいこんで、翌年に汗ジミになっていた・・・そんな経験、ありませんか?
普通に洗うだけじゃ落ちない汚れや、気になる汗ジミを、
自宅で簡単かつ綺麗に落とす方法はないでしょうか。お洗濯のプロにお聞きしました。

執筆者プロフィール

執筆者プロフィール

同志社大学商学部卒。アスパイラル代表。衣類から身体、髪まで日本で一番洗いを探究した技術スペシャリストとして知られ、クリーニング業界最大規模の技術研究会DCCの会長としても活躍。クリーニング業界で、技術も営業もマネージメントにも精通したオンリーワンの存在として、業界の水準を上げる為に啓蒙活動をしている。

「アスパイラル」公式ホームページ: http://aspiral.jp/

監修書籍:世界文化社『プロが教えるわが家のシミ抜き&洗濯術』、永岡書店『とりたいシミがスッキリ落ちる!驚きのシミ抜き事典130』

夏から秋にかけて、やっておきたいお洗濯

外出した際にかいた汗が、服地にたっぷり染みこむことで発生する汗ジミ。
特に脇や襟元といった、汗のかきやすい部分ほどしつこいものとなり、
そのまま放っておくと黄ばみがひどくなってしまいます。
強い日差しを避けるため、どうしても白っぽい洋服を 身に着けることが多くなってしまうシーズンだけに、 周囲の目も大変気になるところです。

そんな季節の汗ジミ対策で大切なポイントは、とにかくこまめに、
できるだけ早く対処すること

個人差はありますが、汗をかきやすい人や脂性の人であれば、
少なくとも1~2日に一回は、市販の「酸素系漂白剤」を用いて、 洗濯すること
をお勧めします。

漂白剤と聞くと、衣服を真っ白にしてしまうようなイメージを持つかもしれませんが、 使用量さえ間違わなければ、色柄物にもしっかり対応。

汗をかきやすい人や脂性の人であれば、
少なくとも1~2日に一回は、市販の「酸素系漂白剤」を用いて、洗濯することをお勧めします。

大手メーカーから発売されている、液体の酸素系漂白剤をキャップに一杯、
洗濯機に入れて回すだけで、軽微な汗ジミを分解すると同時に、
汗に含まれた雑菌もしっかり除菌してくれます。

洗濯はこまめに行っていたとしても、汗ジミに気づかずに放置したままだと、
黄ばみも頑固なものとなってしまい、ご自宅でのシミ抜きも 困難なものとなってしまうのでご注意を。

プロのポイント

漂白剤には“酸素系”と“塩素系”のものがあるので注意が必要です。

“塩素系”は、布巾などといったキッチンアイテムの漂白に使用され、 “酸素系”よりも漂白作用が強いもの。

色柄物の衣服に用いた場合、色を壊してしまう可能性もあるので、 しっかりとした使用前の確認が必要となります。

また、“酸素系”漂白剤の中には、液体と粉末のものがありますが、 液体のものの方が使いやすく、衣服にもやさしいので、こちらをお勧めしています。

まないた・ふきんなどは塩素系漂白剤を。衣類には酸素系漂白剤を。
変わりやすい秋の天気に対応したお洗濯の干し方

夏から秋にかけては、突然襲ってくる激しい雷雨や、
分厚い雨雲と嵐を伴った台風が発生するなど、大きく天候が変化する季節。
外干しされた洗濯物を守るためには、しっかり天気予報をチェックして、
外干し、家干しを使い分けるようにしましょう。


もしも万が一、外に干していた洋服が、急な天候の変化によって濡れてしまったら、
多少面倒であっても、せめて水ですすいで脱水し、再度干し直すことをお勧めします。

私たちが生活している都市部には、たくさんの自動車や人々が行き交っています。
よほど自然環境に恵まれた場所に住んでいない限り、
激しく降りつける雨には、自動車の排気ガスや、チリやホコリなどといった、
大気中の汚れがたくさん混じっていると考えられます。
雨に打たれた洋服の表面には、たとえ目には見えなくても、
多くの汚れが付着しているのです。

再び洗い直すまでもありませんが、
水ですすぐだけでも汚れは綺麗に流れ落ち、清潔感を保つことができるのです。

プロのポイント

上着を脱いでいる場面が多くなるため、 シャツやブラウスのしわが気になるこの季節。

少し緩めに脱水をし、衣類を少し湿らせた状態のまま干すことで、
しわを少なくすることができます。


少し高度なテクニックですが、
プロが実際に行っているテクニックもご紹介します。
脱水をしている途中で一度止めて、 しわになった洋服をほぐしてから、 残りの脱水を行う“2回しぼり”を施すのです。
そうすることで、しわの強さを弱めることが可能となります。
特にシルク製品のしわは伸びづらいので、 脱水時のしわ対策が有効となります。

脱水をしている途中で一度止めて、しわになった洋服をほぐしてから、残りの脱水を行う“2回しぼり”を施す
襟についた汗ジミの落とし方

直接、皮膚や髪の毛に接触することで、皮脂の汚れが密着。
放置しておくと、いつの間にか黄色くガンコな汗ジミが発生しています。
先に説明したように、日々の洗濯の中、定期的に酸素系漂白剤を使用することで、
それを防ぐことは可能ですが、あまりにもしっかりしみついたものに関しては、 別途対策が必要になります。

洗濯機で衣服を洗う前に、
気になる部分に、直接、酸素系漂白剤を塗布
スプレータイプのものが市販されているので、
こちらを利用するのが便利でしょう。
洗濯槽の中で薄めて使用するよりも、 原液に近い状態で塗布することで、 汗ジミの分解力も格段にアップ

塗布した後、約5分から10分ほどおいてから洗濯機で洗うようにしてください。

気になる部分に、直接、酸素系漂白剤を塗布
プロのポイント


酸素系漂白剤を直接塗布する方法は、 色柄物の汗ジミ抜きにも活用できます。

しかし、いくら衣服に優しい酸素系漂白剤であっても、
あまり長時間漬け込んでおけば、色を薄くしてしまう可能性もあります。
また、衣服によっては染色が甘いものもあり、 色落ちが激しくなってしまうことも。

とにかく、念のため、10分以上は漬けおかないという原則を守ることで、
色柄物の保護が可能となります。

脇についた黄ジミの落とし方

汗が分泌しやすい脇の下に汗ジミを作ってしまう人は多いかと思います。
特に脇の汗は、匂いの原因となる雑菌も多く含まれているため、
汗ジミが不快な匂いに繋がることも多々あるので、こまめな対策が必要といえます。

襟の汗ジミと同様に、気になる部分に直接、酸素系漂白剤を塗布してから、 洗濯機に掛けることが有効。
市販されているスプレータイプのものを用いれば、 とても簡単に塗布することができます。

酸素系の漂白剤には、汗ジミの分解のほかに、除菌効果も期待できるので、 汗の分泌物に含まれた雑菌にも作用
気になる匂い対策に繋がるので、定期的に実施すると良いでしょう。
塗布した後には、約5分から10分ほどおいてから、 洗濯機に掛けることで綺麗に汗ジミが解消されます。

襟の汗ジミと同様に、気になる部分に直接、酸素系漂白剤を塗布してから、 洗濯機に掛けることが有効。
プロのポイント


酸素系漂白剤には、身体の傷を消毒するオキシドールと同等の成分が含まれており、
殺菌作用がある
ので、日常生活の中に存在する軽微な感染菌の解消にも
効果があるとされています。

気になる場合には、いつもより若干多めに洗濯槽に投入し、
定期的に衣服の殺菌を行う
のも有効かもしれません。
さらに綺麗な水ですすぎ、アイロンで熱を加えることで、
菌が死滅する可能性は高まっていきます。

最後の仕上げ!Yシャツがキレイに見えるアイロンのかけ方

アイロンをキレイにかけるコツとして、 まずは、襟や袖といった小さな部分から始めて、
背中や身頃といった、面積の大きな部分を仕上げていくのが基本です

その逆の順番で作業を進めると、
先に終わらせたはずの大きな部分に再びしわが寄ってしまい、 二度手間となってしまうのでご注意ください。

綿素材の、やや伸びづらい生地のYシャツに関しては、 スチームか霧吹きをかけてから、アイロンをゆっくり動かすようにしてください。
夏場の着用に心地良いのですが、一度しわができると 伸びにくい麻のYシャツも同様です。
必ず霧吹きを掛けてからゆっくりアイロンを動かし、 乾かすことでしわを伸ばすことができます。

アイロンをキレイにかけるには、襟・袖・身頃の順番で

もちろん、洗濯物を干す際に、しわを作らないよう注意を払うことが、 もっとも重要なポイント。
暑い夏のアイロンがけは、素早く終わらせるに越したことはありません。

プロのポイント


アイロンがけの必要もなく、しわができづらい形状記憶Yシャツですが、
あえて薄く糊付けをすることで、 汚れをはがすことができることをご存知でしたか?

特に汚れがひどい首回りや袖口に、スプレータイプの糊をひと吹き。
洗濯機で洗った際に、糊と一緒に汚れが溶けていきます。

糊付けをすることで、肌触りも良くなり、清涼感もアップ。
この季節には嬉しい一工夫です。

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