冷蔵庫収納は、買い物から始まっている
冷蔵庫の収納というと、庫内をどのように整理するかということを考えてしまいがちですが、実は買う時から、収納は始まっています。
スーパーの陳列棚からカゴに食品を入れたら、そこは玄関と同じです。
そこで、手にした時から、それらがどこにしまわれるかをイメージしましょう。さらに袋詰めする時にも、しまう場所別に袋につめておくとそのあとの整理がラクになります。
食品をカゴに入れる時のポイントや、袋の詰め方をご紹介します。
食品をかごに入れる
スーパーのお買い物はショッピングカートを使うと便利です。カートの上下に、食品を入れる場合は、ルールを作っておくとあとの仕分けがラクになります。
たとえば、ざっくり、カートの上のカゴには、冷蔵庫に入れるもの。下のカゴには、常温保存するものというように分けて入れていきます。
買い物の量が多い時は、下記のように分けることもできます。 上段の冷蔵庫行きの食品は、「冷凍室」「冷蔵室」「チルド」「野菜室」に分かれます。 下段の常温は、「食品」と「日用品」と分かれます。
これらはあくまで目安なので、その時の買い物の量によっても変わります。また、レジを通すと、バラバラになる可能性もあるので、ざっくりとまとめて下さい。
袋詰めをする
2つのカゴは、大きく、「冷蔵庫行き」と「常温保存」に分かれています。
まずは、冷凍食品だけをまとめて、一つの袋に独立させます。この時、冷凍用の保冷袋などを用意しておくと、安心です。そのほかの冷蔵庫行きの食品は、その時の量によって「野菜」を独立して分けたり、あるいは、野菜をひとまとめにするなど、状況に応じて袋詰めします。
「常温保存」は、大きく、「食品」と「日用品」に分けられるので、2つに分けるか、量がすくなければ、一つの袋でまとめます。
冷蔵庫に詰める
持ち帰ったスーパーの袋は、まず、冷凍食品を最優先して冷蔵庫に入れます。次に残りの冷蔵品を冷蔵庫に入れます。
この時、冷蔵庫で紹介したゾーニングや、定位置に従って、そのルールを崩さないように入れていきましょう。
常温保存の食品は、食品庫に、日用品はそれぞれの定位置に置きます。
買い物バック選び
最近は、買い物バックも、様々なタイプがあります。
○保冷機能のあるもの
アルミバックなど、保冷機能を持った買い物バックがあります。これらを用いて、ドライアイスや氷を併用すれば、保冷は安心です。
○カゴにかけられるタイプ
レジを通す時、カゴにすっぽりかけて、そこに買い物したものを入れてもらうと、会計がすめば、袋詰めも同時に完了。ただし、この場合は、しまう場所別に仕分けることはできません。
○マチのある袋
紙袋のようなマチのある袋を選ぶと、食品を入れた時に安定感よく詰めることができます。
家族で手分けして詰める
週末の家族総出の買い物の場合は、家族にも協力してもらいましょう。○○ちゃんは、冷蔵庫に入れるものを入れる。○○くんは、お菓子係というように子供たちにも協力してもらいながら、どこにしまうものかということを学習していくとよいでしょう。
今回のポイント!
冷蔵庫収納は、買う時から始まっています。食品を手にしたら、どこにしまうかをイメージして、袋詰めしましょう。