オフィスチェアの種類と特徴|用途に合わせた選び方ガイド

快適な作業環境を整えるうえで、オフィスチェアの選び方は非常に重要です。体に合わない椅子を使い続けると、肩こりや腰痛、集中力の低下など、さまざまな不調の原因になることもあります。この記事では、快適さや機能性、使う人の体格や用途に合わせて、オフィスチェアを選ぶ際のポイントをわかりやすく解説します。
目次
アイリスプラザのオフィスチェアの選び方
01体にフィットする設計で選ぶ

座面の高さと奥行きの調節
座面の高さは、着席時に足裏が自然に床に接し、膝の角度が直角に近く(約90度)なる位置が理想的です。一般的には「身長 × 0.25cm」が目安とされており、例えば、身長160cmの方なら約40cmが目安です。
■高さが合わないと
·高すぎる → 足が浮いて血行が悪くなる
·低すぎる → 腰に負担がかかる
また、座面の奥行きも重要です。太ももをしっかり支えつつ、ももの裏が圧迫されない長さが理想です。
■チェックポイント
·背もたれと腰の間に隙間がない
·ももの裏が圧迫されない
·足を組んでも窮屈でない
背もたれの高さと形状
背もたれは、背骨のS字カーブを自然に支える形状が理想です。
·長時間作業 → ハイバックタイプ(肩や首までサポート)
·短時間使用やせまいスペース → ミドル・ローバック
ランバーサポート(腰当て)があると、腰への負担を軽減できます。調節可能なタイプなら、体格に合わせてフィットさせやすくなります。
アームレストの幅と高さ
アームレストは、腕や肩の負担を軽減し、姿勢を安定させる役割があります。
·高さ・角度・前後・左右の調節が可能なタイプが理想
·キーボード操作時に腕が安定し、疲れにくくなる
·跳ね上げ式なら、使わないときに邪魔にならない
02素材で選ぶ

レザー素材(本革・合皮)
レザー素材は、デザイン性や第一印象を大切にしたい場所にぴったりです。ペットを飼っている方は、ひっかき傷に強い素材かどうかも確認しましょう。
·高級感があり、見た目が美しい
·合皮の場合は汚れに強く、サッと拭くだけでお手入れが簡単
·夏は蒸れやすく、冬は冷たく感じることも
メッシュ素材
メッシュ素材は、長時間座る方や暑がりの方におすすめです。ただし、安価なものは耐久性に注意です。背中をしっかり支えられない場合があるため、フレームの強度も確認しましょう。
·通気性が高く、夏場でも蒸れにくい
·軽量でスタイリッシュなデザインが多い
·比較的安価だが、耐久性に注意
ファブリック素材
ファブリック素材はカジュアルな印象で、インテリアにもなじみやすいです。飲み物をこぼしたときに備えて、洗えるカバー付きのモデルが便利です。
·柔らかな肌触りで温かみがある
·冬でも冷たくなりにくい
·汚れやすいため、撥水加工やカバー付きが安心
03機能で選ぶ

高さ調節機能
ほとんどのオフィスチェアに搭載されていますが、ガスシリンダー式のようにスムーズで安全な方式を選ぶと安心です。
·デスクの高さや体格に合わせて微調節が可能
·正しい姿勢を保つための基本機能
リクライニング・ロッキング機能
集中と休憩のメリハリをつけたい方にぴったりの機能です。
·背もたれを倒して休憩や仮眠が可能
·ロッキング機能でゆりかごのような動き
·任意の角度で固定できるロック機能付きが便利
ランバーサポート・ヘッドレスト
どちらも可動式であれば、自分の体格に合わせて調節でき、長時間の作業でも快適に過ごせます。
·ランバーサポート:腰のカーブに沿って支えるクッション
·ヘッドレスト:長時間の作業でも、首や肩の負担を軽減
キャスターとベース
キャスターの種類は、床材に合わせて選ぶことが大切です。
·フローリング → ウレタンキャスター(傷つきにくく静音性◎)
·カーペット → ナイロンキャスター(滑りやすく動きやすい)
ベースは5本脚が安定性に優れ、転倒リスクを軽減します。
■チェックポイント
·キャスターの動きがスムーズか
·ベースの素材がしっかりしているか(スチール製など)
·床を保護するチェアマットとの併用もおすすめ