羽毛布団の選び方|保温性・通気性・肌ざわりを比較

人生の約3分の1は睡眠の時間。 だからこそ、快適な眠りを手に入れるためには、自分にぴったりの寝具を選ぶことが大切です。 特に寒い冬は、「羽毛布団」が頼もしい味方。心地よい温もりに包まれて、自分に合った一枚を見つけましょう。
目次
アイリスプラザの羽毛布団の選び方
01軽さとあたたかさで選ぶ
羽毛布団の魅力は、軽さと保温性のバランスです。 ダウンの含有率が高いほど軽く、暖かさを保ちやすくなります。 特にダウンパワーが高いものは、空気を多く含み、ふんわりとした寝心地を提供します。
羽毛の種類で選ぶ
羽毛の種類 | ダック | グース | マザーグース |
---|---|---|---|
メリット | 安価のため入手しやすい | ダックより保温性が高くニオイにくい | 優れた保温性 |
デメリット | グースに比べ保温力はやや劣る 雑食のためグースに比べてニオイやすい |
ダックに比べ値段は高め | 3種で最も高価 |
※気温の低い産地だとより良質な羽毛になります。
ダウン率で選ぶ
ダウン率とは、羽毛布団に含まれる「ダウン(羽毛)」と「フェザー(羽根)」の割合のことです。 ダウンは軽くて保温性が高く、フェザーはやや重く弾力があります。 90%前後のダウン率は、軽さ・暖かさ・価格のバランスが良いためおすすめです。
ダウンパワーで選ぶ
ダウンパワー(dp)とは羽毛の膨らむ力を数値化したもので、高いほど軽く良い品質。 数値が高いほど空気を含み大きく膨らむためより暖かく軽量の羽毛布団になります。
02フィット感で選ぶ
寝返りを打っても隙間ができにくい羽毛布団を選ぶことで、快適な睡眠環境を作れます。 立体キルト加工が施されたものは、羽毛の偏りを防ぎ、体にフィットしやすくなります。
立体キルト
羽毛の片寄りを防ぎ、均一な暖かさを提供。
二層キルト
上下で異なる構造を持ち、保温性を高める。
03肌ざわりで選ぶ

生地の種類
羽毛布団の側生地は、肌ざわりに大きく影響します。 綿100%のものは通気性が良く、シルク混紡のものは滑らかな触感を楽しめます。
■綿100%
柔らかく通気性が高いため、 寝汗をかいてもムレにくい。 音も少なく寝返りも静かなため快適な寝心地。 強度も高く、長く使える素材。
■ポリエステル混合生地
化学繊維のポリエステルは綿に比べて 糸の重量が軽く、丈夫。 軽くて安価だが、ムレやすかったり、 シャカシャカ音がなることも。
04さらに使いやすくする機能性加工
羽毛布団には、より快適に使うための機能性加工が施されているものがあります。 抗菌・防ダニ加工や吸湿発熱加工など、用途に応じた選び方が重要です。
ダウンプルーフ加工
ダウンプルーフ加工とは、羽毛が生地から飛び出すことを防止する特殊な加工です。 この加工が施されていることで、より羽毛が外に飛び出しにくく、耐久性も高くなるため、羽毛が長持ちします。
抗菌防臭・制菌加工
羽毛や側生地に抗菌防臭加工や制菌加工を施してあるタイプなら、繊維に付着した菌の増殖を抑えることでニオイの発生を抑え、清潔な状態を保つことができます。
ご自宅で洗濯OKな羽毛布団
ご自宅で手洗い、または洗濯機やコインランドリーで洗濯できる羽毛布団なら、手軽に清潔を保てます。 必ずタグの洗濯表示マークに従った取り扱いをしましょう。
05羽毛布団を長く使う秘訣
オフシーズンの羽毛布団は、適切に保管することで長持ちします。 通気性の良い収納袋に入れ、湿気の少ない場所で保管するのがポイントです。
羽毛布団の保管方法
■保管のポイント
·圧縮袋は避ける:羽毛が潰れて保温性が低下する可能性あり。
·通気性の良い収納袋を使用:湿気を防ぎ、羽毛の状態を維持。
·定期的に陰干し:カビや臭いの発生を防ぐ
羽毛布団の洗い方
1.羽毛布団を洗濯する前に洗濯表示マークを確認
「洗濯機OK」「ウォッシャブル」と書いてあれば、自宅で洗えます。
「ドライクリーニング」や「水洗い不可」の場合は、自宅洗いNG、専門店に任せましょう。
2.羽毛布団を軽くたたんで、大きめのネットに入れる。
3.洗濯機は「手洗いコース」や「おしゃれ着コース」、「毛布コース」「大物洗いコース」を選択。
4.中性洗剤を使用(柔軟剤はNG)。
5.脱水は短め(1〜2分)。
6.乾燥は陰干しorコインランドリーの乾燥機。
クリーニングを利用する場合
・年に1回くらい、専門の布団クリーニングに出すのもおすすめ。
・特に「ボリュームがなくなってきた」「なんか臭う」というときは、プロの丸洗いで復活することが多い。