キッチン収納 食器の収納〜大木先生の収納講座

今回は食器収納をクローズアップ!食器は形や大きさもバラバラなので、どこにしまったらいいの?など悩んでいませんか?使用頻度を意識して、手持ちの食器を見直してみましょう。

Original.png?jp.co

目次

今回は食器の収納についてお伝えします。

食器は毎日使うモノと、たまにしか使わないモノに大きく分かれますよね。
よく使うモノは取り出しやすく収納してあげると、日々の動きがスムーズになります。
まずはよく使っている食器はどれか、眠っている食器はないか、お客様用はどれか、など手持ちの食器をじっくりと見直してみましょう!

使用頻度に分けて収納場所を考えよう

よく使うモノを特等席に収納しよう!

毎日使うモノから、たまにしか使わないモノまで、「食器」と言っても使用頻度は様々です。
まずは手持ちの食器をよく見直してみましょう。

使用頻度が高い 毎日必ず使うモノ
2〜3日に一度は使っているモノ
たまに使うモノ
お客様用のモノ
使用頻度が低い 忘れていたモノ、壊れているモノ

毎日使う食器の収納場所は、一番取り出しやすい特等席に!
腰上から目線の高さの、手を伸ばしやすい場所がオススメです。

お茶碗やお椀、小皿など種類やサイズが色々あるかと思いますが、毎日使う食器は全て一箇所に固めて収納しましょう。
扉や引き出しの開け閉めの回数が減り、食事の支度が劇的にラクになりますよ!

2〜3日に一度使うモノ、たまに使うモノはその後に場所を決めよう

毎日使う食器の収納場所が決まったら、その後に2〜3日に一度使うモノを収納する場所を決めていきます。
たまに使う食器は多少取りづらくても大丈夫。
その際、重さのある丼や大皿は安全性を考慮して足元に近い下の方へ収納するようにしましょう。

お客様用は使わなくちゃもったいない!

お客様用として分けている食器の中には、高価なモノが多くある場合があります。
食器は、使って初めてその用途を実感できるもの。せっかく持っているのだから普段用としてどんどん使ってみてはいかがでしょうか?

我が家では、お客様用として分けているお皿やグラスはありません。普段から高価な食器を含めて使うことで、使い心地の良さを充分知っているため、お客様に自信を持ってお出しすることができるんです!口当たりの良さや持ちやすさなど、ぜひ使って実感してみてください!

忘れていたモノ、壊れているモノ

忘れているくらい使っていないモノや使えないモノは、見直した機会に思い切って処分しましょう。

また同じ大きさのお皿を持ちすぎていたり、家族の人数以上にマグカップやグラスを持ちすぎている場合も同様です。
手持ちの数を少し整理するだけで収納スペースに余裕が生まれ、取り出しやすい収納に近づきますよ!

観音開きの収納場所にオススメの食器収納法

高さを上手に使って収納量を増やして取り出しやすく!

観音開きの食器棚は全体が見渡しやすく、出し入れもラク!
ただし、作り付けの食器棚の棚板の幅が広いと、食器を何枚も積み重ねて収納して余計に取り出しにくくなってしまいます。

高さを上手に使えるコの字ラックなどの収納グッズを取り入れて、高さを仕切る収納を心掛けましょう。取り出しやすくなるだけでなく、収納量も増えますよ!

奥のモノも取り出しやすく!

食器棚の奥に入っているコップやマグカップ、小皿などは取り出しにくいもの。そんなときは、トレイやカゴに収納してみましょう。引き出せば奥のモノもスッと取り出すことができますよ!

ディッシュスタンドでお皿を立てて収納

ディッシュスタンドを使えばお皿を立てて収納することができます。

重ねないので取り出しがとてもスムーズ!大きなお皿や重いお皿はたくさん立てると不安定になってしまうので、立てるのは20センチくらいまでの小ぶりなお皿がオススメです!

引き出しの収納場所にオススメの食器収納法

とにかく立てて全体を見やすく!

引き出し収納の場合、全体が見えるのが良いところですが重ねてしまうと下のものが全く見えなくなってしまいます。よって、お皿類は全て立てる収納をオススメします!

ディッシュスタンドは、あまりにも大きなお皿を立てるとバランスを崩して倒れる場合もあるので注意が必要です。

大皿やボウルなどは、作りがしっかりとしたファイルボックスを使って立てると安心です。
同じ種類のお皿ごとにファイルボックスを分ければ仕切りの役目も果たしてくれますよ。

形が不安定な食器はボックスにまとめてわかりやすく!

小皿やカップ&ソーサーなど不安定な形をしたものは、ボックスにまとめておきましょう。
引き出しを開け閉めする際に動いてぶつかる心配もありませんし、出し入れもとてもラク!

収納場所をコンパクトにまとめることができるのでボックス使いはオススメです!

食器同様、カトラリーも使いやすく収納を!

とにかく立てて全体を見やすく!

食器同様、カトラリー類も同じ場所に収納することが多いですよね!
カトラリーを、まずは種類別に分けてみましょう!

お箸、小さなスプーン、ディナースプーン、小さなフォーク、ディナーフォーク、ナイフ、それ以外というのが一般的な分け方かと思います。

このまま種類別に収納するだけで、とっても取り出しやすい収納になりますよ!
市販のカトラリーケースに入れて分けてもいいですし、種類別に空き瓶に立てて収納してもいいですね!

最後に・・・

食器はとても増えやすいアイテムです。
食器棚や引き出し内に「入るだけ」と決め、新しいモノが増えたら使っていないモノは出して、量を増やさないように心がけるのも取り出しやすい収納の近道です。

食器は毎日毎食使うため、使用頻度を把握しやすく、とにかく「よく使うものは取り出しやすい位置へ!」を意識しましょう。
これだけで使い勝手がグンッと良くなるのを実感していただけると思うので、ぜひ実践してみてくださいね!

大木聖美さん プロフィール

大木聖美さん
取り出しやすく美しい収納を目指す、整理収納アドバイザー。
整理収納アドバイザー2級認定講師、ハウスキーピングコーディネーター、アロマテラピー検定1級。
横浜を中心に個人宅での収納コンサルティングを行いながら、整理収納関連のセミナー講師や執筆業を行っている。夫と子供2人の4人家族。
ウェブサイト
我が道ライフ

おすすめ商品

clear

カテゴリー