片づけに必要な収納家具と収納ケース。
最近はおしゃれな色やデザインのものがとても増え、選ぶ楽しさが増えたと同時に、難しさも増えた気がしています。
そんな収納家具や収納ケース、ちょっと知っているだけで失敗しない上手な選び方をお伝えします!
何をそこにしまいますか?
しまうモノのサイズ・量によって収納グッズも変わる
まずは基本中の基本!「そのスペースに何をしまいたいか」をしっかり考えておきましょう。
しまうモノの大きさや量によって家具やケース選びも変わってきます。
買ってから後悔することのないよう、はじめにきちんと考えておくことが大切です。
見せる収納が好き?隠す収納が好き?
見せる収納!
『見せる収納』には、オープンラックやカラーボックスのようにオープンな収納家具が向いています。
納戸やパントリーなどプライベートな場所の収納にオススメ!
また子供部屋やオープンな作りのシューズクロークなどもパッと見てどこになにがあるかわかるのでオススメです。
キッチンは油や水を扱うとても汚れやすい場所なので、見せる収納にする場合は小まめなお手入れが必要となります。
隠す収納!
リビングなどくつろぎスペースをスッキリ見せたい場所には、『隠す収納』が向いています。またキッチンなど汚れやすい場所も、隠す収納なら掃除の手間が省けるのでオススメです。
家具なら扉の付いているものや引き出し式のものが向いています。
特に一手間かけなくても取り入れるだけで、スッキリした収納空間が出来上がりますよ!
ケースなら、蓋つきのものを選ぶと中身が見えずスッキリした空間を演出できる上、ホコリ除けにもなりますね。
隠す収納の場合、開け閉めしやすいものを選ぶと失敗ありません。
インナーボックスを活用する場合は、ボックスの出し入れがしやすいかどうかがポイントとなります。ボックスに持ち手が付いているかどうかなど、使い勝手を考えながら選んでみましょう。
どんなインテリアや素材が好き?
自分の好みを見つけてみよう!
家具もケースも色や素材が統一されていると、見た目が整ったスッキリした印象になります。
色・素材・形・デザインなど自分はどのようなものが好きなのか、今一度立ち止まって考えてみましょう!
特に家具は買い直すことが難しいので、購入前にしっかり自分の好みを見つめ直すことが大切です。同じ家具やケースでも、色が違うだけで受ける印象がガラリと変わります。
インテリアショップやホームセンターを巡ったり、ネットサイトを見て自分の好みを探してみるのもオススメです!
収納家具を選ぶ際に気をつけるべきポイント4つ!
ポイント1:奥行きと幅に注意!
収納家具を選ぶ際、奥行きも幅も少し余裕を持った大きさの家具を選ぶことをオススメします。
壁と床をつなぐ巾木が壁には付いています。そのため壁にぴったり家具をつけられるわけではないので、少しの余裕が必要です。
横幅はぴったりすぎるとそこに入らない!ということがあります。押し込んで入れると壁が傷つく恐れもあるので、ほんの少し余裕をもたせることが必要です。
ポイント2:ドアの開け閉めに支障はない?
近くにドアがある場合、家具を置くことでドアの開け閉めに支障がないかもよく測りましょう。
ポイント3:高さも気をつけるべきポイントです!
高さがあればあるほど収納量は増えます。ですがそこまでしまいたいモノは、ありますか?
高さがあると上のモノが取れず、その都度脚立を用意しなければならない場合も。その一手間が面倒になりがちです。
また圧迫感があるので、空間が狭く見えてしまいます。
胸から目線の高さくらいにして、脚立の必要がない高さに収納すると、圧迫感も抑えられるのでオススメです。
ポイント4:安全面も考慮して!
収納家具を置く場合、よく使うコンセントを隠すように設置するのはなるべく避けましょう。電源にホコリが溜まり火災の原因になることがあるので注意が必要です。
収納ケースを選ぶ際に気をつけるべきポイント4つ!
ポイント1:素材や重さに注意しよう!
自然素材のケースは素材の特性上、布製品を入れると引っかかる場合があります。インナーボックスを入れたりプラスチック製のケースや布製ケースを用いてみましょう。
また小さなお子様が使うケースの場合は重いと移動が大変です。軽くてラクに持ち運べる素材のケースなどが便利です。
ポイント2:使い勝手の良いものを探そう!
モノをケースに収納する場合、出し入れしたり持ち運んだりしますよね。出し入れしやすいように、手がかりが付いているものや、取っ手のついたケースを選ぶのがオススメです。
使い勝手の良さそうなものをとことん探しましょう。
ポイント3:立てて収納を意識した大きさを選ぼう!
ケース内は「立てて収納」を意識すると中身がわかりやすくなります!収納したいモノを立てた時の大きさを基準にケースを探してみましょう!
ポイント4:ケースの買いすぎに注意!
「とりあえず」「何かを入れるかも」とむやみやたらに収納ケースを増やすのはやめましょう。中身の入っていないケースで空間を塞いでしまうことになりますよ。
複数個購入する場合は、ケースが折りたためるものを選ぶのも手。使わない時は省スペースに保管できるので便利です!
最後に・・・
たかが収納、されど収納。
必要なものを収める場所だけでなく、インテリアの見た目を左右する場合もあるんです。
また使い勝手の良し悪しが普段の生活のストレスに関わってくることも!
何をしまうのかよく考え、使い勝手を考慮しながら、自分の好みにあった収納家具や収納ケースを探してみてくださいね!
次回は収納家具や収納ケースを測る際のポイントをお伝えします!
大木聖美さん プロフィール
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- 取り出しやすく美しい収納を目指す、整理収納アドバイザー。
整理収納アドバイザー2級認定講師、ハウスキーピングコーディネーター、アロマテラピー検定1級。
横浜を中心に個人宅での収納コンサルティングを行いながら、整理収納関連のセミナー講師や執筆業を行っている。夫と子供2人の4人家族。
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- 我が道ライフ
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