出し入れしやすい収納グッズを取り入れて完成!〜大木先生の収納講座

今回は、ステップ3の『出し入れしやすい収納グッズを取り入れて完成!』について、詳しくご紹介します。

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目次

前回は誰でも簡単に家の中をスッキリさせるステップ2の、『どこで使う?よく使う場所はどこか考える!方法』についてご紹介しました。

今回は、ステップ3の『出し入れしやすい収納グッズを取り入れて完成!』について、詳しくご紹介します。

収納場所によって収納グッズが変わる

そこは押入れですか?クローゼットですか?

収納グッズを購入する際、まずは収納したい場所がどのような場所なのかを念入りにチェックする必要があります。

押入れの場合、ふすまが重なり合う真ん中のスペースは、モノが取り出しにくいので要注意!
奥行きを活かして手前と奥スペースを2分割すると、奥行きを有効的に使うことができます。奥には使用頻度の低いモノを、手前には使用頻度の高いモノを置くといいですね。

押入れなどの広いスペースを区切るには、押入れ用伸縮棚やカラーボックス、収納ラックなどを使用して「四角く区切る」のがポイントです。丸よりも空間を有効に使える「四角」を意識してみましょう。

クローゼットは押入れに比べて奥行きが浅いので、全てを見渡しやすく、洋服管理に向いています。

掛けた洋服下のスペースは高さに合わせてチェストを使えば、畳む洋服も一緒に収納することができて便利です!

両開きもしくは片開きのクローゼットの場合、扉を開けた両端がデッドスペースとなります。しかし、ここに引き出し収納を置くと、引き出しが扉と干渉して引き出せなくなるので気をつけましょう。

そこは棚ですか?引き出しですか?

引き出しの場合は、全て見渡すことができるのが魅力!
引き出し内がゴチャゴチャしないように、仕切りを使うと分かりやすくなるでしょう。

深さのある引き出しの場合は、重ねて収納するよリも立てて収納したほうが取り出しやすいし見つけやすいのでオススメです!

棚の場合は、収納したいモノをそのまま置いても、ボックスに入れても収納することができますね。そこで使う同じカテゴリーのモノをボックスでまとめれば、見つけるのも仕舞うのもラクになります。

引き出しにオススメな収納方法!

分ける、仕切る、立てる!

引き出しにモノを入れる際、全てをドサリと入れるのではなく、同じカテゴリーのモノに分けておくと探しやすく出し入れしやすい収納になります。

同じカテゴリーのモノは、他のモノと混ざらないようにボックスなどで仕切るのがおすすめ。
ボックスは、ちょうど良い大きさがあれば手持ちの空き箱や空き缶、使わなくなった保存容器などを活用するのも手です。

重ねて収納しがちなモノは、立てて収納すると取り出しやすくなります!
お皿やフライパンなどの調理道具、洋服などは「立てる」を意識して収納してみましょう。

棚にオススメな収納方法!

そのまま置いても、ボックスでグルーピングしてもOK

棚の場合は、そのまま収納用品を置けるのが魅力です。
取り出しやすく見つけやすい収納ができる反面、見た目が煩雑になりがちなので気をつけましょう。

同じアイテムのモノ同士を一つにまとめることをグルーピングと呼びます。グルーピングしたモノをボックスに入れて、まとめるとわかりやすくなりますよ。取っ手付きのアイテムを選ぶと、取り出しやすさがグンッとアップするのでオススメです。

家族みんながわかる収納を目指そう!

「あれ、どこ?」と聞かれない収納へ!

必要なモノだけになり、使いやすいように収納しても、一緒に暮らしている人全員が知らないと意味がありません。
「あれ、どこ?」と聞かれないために、モノの場所を移動したら家族全員に変えた旨を伝えましょう!

家族全員で使うものは、場所を動かす前にどこに置いたら便利かみんなで相談してみるのもいいですね。
同じような引き出しやボックスに収納した際は、中身が何かわかるようにラベルをつけることをオススメします!これで家族に「あれ、どこ?」と聞かれなくなりますよ!

収納グッズを選ぶ際のコツって?

自分の好きを探してみよう

収納グッズの大きさが合っているか、出し入れしやすいかは収納を選ぶ際にとても重要な要素のひとつです。

自分の好きなテイストの収納グッズで揃えれば、自然と統一感が生まれて、見た目も整った印象の収納になりますよ!白くて清潔感のある雰囲気が好きな方もいれば、自然素材を使ったナチュラルな雰囲気が好きな方もいます。色・素材・形・デザインなど自分はどのようなものが好きなのか今一度考えてみましょう!

収納グッズを好きなテイストで揃えることで、その状態を維持したいという思いが強くなり、その結果片付けのモチベーションを保つことに繋がるのでは?
ぜひ、自分の好きを探してみてくださいね!

最後に・・・

使いやすい収納グッズは、その後の収納をキープすることにも繋がります。
やみくもに選ぶのではなく、そのスペースに合った自分の好みの収納グッズをぜひ探してみてください!

また、使いにくいなと感じたら自分で工夫してみることも手です。
出し入れに重さを感じるボックスにはタイヤをつけてみたり、滑りやすい引き出しには滑り止めをつけてみたり。楽しみながら使いやすい収納を作り上げていってくださいね。

大木聖美さん プロフィール

大木聖美さん
取り出しやすく美しい収納を目指す、整理収納アドバイザー。
整理収納アドバイザー2級認定講師、ハウスキーピングコーディネーター、アロマテラピー検定1級。
横浜を中心に個人宅での収納コンサルティングを行いながら、整理収納関連のセミナー講師や執筆業を行っている。夫と子供2人の4人家族。
ウェブサイト
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