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- さおり
「日用品や衣類の収納では、「何がどこにあるのか」という情報を共有するためのコツを学んできたよね。」
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- のりこ
「うん、衣類の収納では一目で見渡せる収納法のコツもわかって勉強になったよ。さっそくクローゼットの中を見直してみたよ。」
- さおり「じゃあ今日は、使用頻度が一番高い、「身支度アイテムの収納」について、勉強してみましょう。」
- のりこ「身支度アイテム? 財布とか鍵とかのこと? 確かに毎日のように使うけど、つい気まぐれにいろんなところに置いてしまうから、出かけるときにあわてて探しちゃうんだよね…」
- さおり「でも大丈夫!今日は探し物がなく、身支度時間の短縮につながる収納のポイントを教えるね!」
身支度アイテムの収納 その1
ポケットに出し入れするもののゆくえ
■男性におすすめ!

- ・少ないアクションで手に取れる工夫を

出し入れの多いものは、少ないアクションで手に取れるような場所に置いておくと、ストレスを少なくできます。
帰宅したらすぐにポケットの中身や身に着けている物をまとめておけるような場所を用意しましょう。「ポケットの中身はここ!」という決まった場所があれば、物が迷子にならず、出かけるときも再びここから取っていけばいいので探し物がなくなります。
玄関から1,2歩程度の範囲に用意しましょう。近くにハンカチやティッシュなども一緒に用意しておくと、さらに身支度がスムーズに!
身支度アイテムの収納 その2
仕事着はワンアクションで取れる場所に

朝の身支度時間を少しでも短くするため、仕事着は思い切ってワンアクションでとれる場所を定位置に。
シャツはアイロンをかけたものだけここに掛ければ、残りの枚数が把握でき、アイロンのタイミングもはかりやすいですよ。
身支度アイテムの収納 その3
鞄の中身を整理
■バッグインバッグを活用

鞄の中身は、バッグインバッグを使ってまとめて整理しておけば鞄の中身が散らからないし、鞄を変えるとき中身を一度に移動できるので便利です。
■ストラップをつけて紛失を防ぐ

また、鍵はカラビナとストラップを使って鞄の持ち手に付けておけば、紛失の心配もなく、帰宅時はすぐに鍵が開けられますよ。
鞄の中だって、一つの収納スペース!「使うとき」のことを考えた収納法を。
身支度アイテムの収納 番外編
非常袋の収納

非常袋は家を出る瞬間に持ち出せるよう、下駄箱の一部など、出入り口の近くに置き場所を設けると○。 いざというときに忘れないよう、普段から目につく場所を定位置にして、常に存在を意識することが大切。
- ・防災グッズは、日頃から見直しを
非常食や非常用水は長持ちしますが、消費期限もあります。準備して安心するだけでなく、日頃から見直しを行って、いざというときに備えましょう。
- のりこ「つい無造作に置いてしまいがちなものにも、ちゃんと置き場所を設けてあげるだけで、無駄な探し物がなくなるね!」
- さおり「そう、収納上手は時短上手!どうしたら自分がもっと楽できるかということに着目して、収納を考えるのもポイントだよ。」
- のりこ「時短ができたら、気持ちに余裕もできるし、一石二鳥だね!」
登場人物
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- さおり
のりこの大学時代の友人で、収納アドバイザーの仕事をしている。 片付けがうまくいかないのりこ宅を、収納によって「人を呼びたくなる部屋」へ変身させるべく立ち上がる。
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- のりこ
春から一人暮らしを始めたばかりのOL。 我が家に友達を呼びたいが、部屋がうまく片付けられず困っている。 収納アドバイザーである友人さおりに助けを求める。
プロフィール

本多 さおり
自身の収納術を友人から評価してもらったことがきっかけで、収納について深く学んでみることに。
2010年 整理収納アドバイザー
2011年 整理収納コンサルタント 取得
暮らしと収納にまつわるブログ
「片付けたくなる部屋作り」更新中