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- のりこ
「1つのものを一緒に住んでいる人が使う場合は、物の在り処を共有するための、グループ分け収納やラべリングが重要なんだよね。」
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- さおり
「そのとおり!一緒に住んでいる人が共有しやすいルールを作ることがポイント。じゃあそれぞれの持ち物についてはどうすればいいと思う?」
- のりこ「それぞれが自分のルールできちんと収納していればいいんじゃないの?」
- さおり「でも、収納する場所は「押入れ」だったり「クローゼット」だったり、共有しているよね。」
- のりこ「確かに。 でもそれぞれの持ち物だと、ルールの共有はもっと難しそう…。 」
- さおり「大丈夫!ここでも基本は「定位置管理」や「使用頻度別収納」だよ!それじゃあ今回は、それぞれが所有している衣類の収納について考えてみましょう!」
ルールを共有化するためのポイント
衣類の収納 その1
限られた収納スペースをゾーニング
■空間のゾーニング

日々の洗濯、季節ごとの衣替えなど、常にお手入れが必要な衣類。そして毎日出し入れがあるものだから、できれば1か所にまとめて収納しておきたいもの。 2人分の衣類を1か所に収納するときは、それぞれの持ち主が管理しやすいよう、空間をきちんとゾーニングしましょう。
- ・ラベリングすれば、誰でもわかる収納に

引き出しには、「持ち主」や「アイテム」を示したラベルを貼ることで、より明確なゾーニングが可能になります。
持ち主やアイテムによるゾーニングがきちんとされていれば、それぞれの「適量」を意識することにもつながりますよ。 「適量」がわかれば、買いすぎによるものの増えすぎも防ぐことにつながります。
衣類の収納 その2
引き出し収納 〜アイテムごとのたたみ方〜
■インナー

比較的小さい女性用のインナー(タンクトップやTシャツ)は、四角くたたんで浅めの引き出しに立てて収納すれば、全体が見渡せます。
引き出しの中は、ちょうどよいサイズのケースで仕切ると、衣類を立てて収納しやすいですよ。
■ボトムス

ボトムスは引き出しの高さにあわせてたたみ、立てて収納すれば一目で全てが見渡せ、一つ一つが取り出しやすいです。戻すときは、常に手前に収納していくようにすれば、自然と良く穿くものが前側に。
■シャツ

サイズが大きい男性物のTシャツはくるくると筒状にまるめれば、それぞれが引き出しの中で自立。
引き出しは、上から見たとき衣類がすべて見渡せることを意識して収納しましょう。常に手持ちの衣類を把握しておけば、無駄な買い物もなくなります!
衣類の収納 その3
押入れ×ハンガーで吊るす収納
■押入れもクローゼットに早変わり

たたんでしまうと皺になりやすい素材のものや、羽織りものは吊るす収納にしましょう。 押入れでも、ハンガーポールや突っ張り棒などのアイテムをうまく活用すれば、クローゼットに早変わり!
- ・便利グッズ活用で押入れを快適に

引き出せるので、奥行きのある押入れでも衣類が取り出しやすくなって便利ですよ!
- のりこ「まずはそれぞれの収納位置をどこに配置するのか、「ゾーニング」が大切なんだね。 そして衣類収納は、見渡しやすさにも気を配ることがポイントね!」
- さおり「そのとおり!あいまいに収納していると、服が迷子になってしまって、着たいものをうまく探せなかったり、持っていることを忘れてしまったりなんてことも…。そうすると、似たような服ばかり買ってきてしまって、無駄遣いにもなりかねないよね。」
- のりこ「これなら季節ごとの衣替えもしやすそうだね。まずは自分のクローゼットを見直してみよう!」
登場人物
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- さおり
のりこの大学時代の友人で、収納アドバイザーの仕事をしている。 片付けがうまくいかないのりこ宅を、収納によって「人を呼びたくなる部屋」へ変身させるべく立ち上がる。
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- のりこ
春から一人暮らしを始めたばかりのOL。 我が家に友達を呼びたいが、部屋がうまく片付けられず困っている。 収納アドバイザーである友人さおりに助けを求める。
プロフィール

本多 さおり
自身の収納術を友人から評価してもらったことがきっかけで、収納について深く学んでみることに。
2010年 整理収納アドバイザー
2011年 整理収納コンサルタント 取得
暮らしと収納にまつわるブログ
「片付けたくなる部屋作り」更新中