人によって収納する場所は様々。押し入れ・クローゼット・物入れの他に、使い勝手やスペース等の理由からリビングなどの生活スペースにも収納していますよね。引き出し式の収納用品は、中身をほこりから守り、収納した物が崩れたりすることもないので、室内収納には欠かせないアイテムです。
引き出し式の収納用品は、中身や場所の条件によってだいたい適したタイプが分かれますので、条件を確認して失敗のない家具選びをしましょう。
条件1:見える場所に置くか、隠れる場所に置くか
見える場所か見えない場所かでデザインと素材は変わります。家族やお客様の目に入る場所に置く場合は、まわりの家具・インテリアや部屋の内装などに合っていることが大切です。ナチュラルな木製にするのか、金属とプラスチックでスタイリッシュにするのか。この収納用品自体も、お部屋の雰囲気を作る一つのアイテムだということも忘れずに、デザインを最優先に選びましょう。
逆に、押し入れや納戸などの人の目に付かない場所は収納することだけが目的になるので、出し入れしやすいか・効率的に収納できるか・探しやすいかなどの機能を最優先すると良いでしょう。
条件2:置く場所の広さ
当然のことですが、置く場所のスペースによって収納用品の大きさが左右されます。 押し入れで使う場合には、効率良く収納するために押し入れと同じ奥行きのもの。クローゼットで使う場合にはポールにかけた服の下に収まる高さのもの。ラックの中に入れて使うにはラックの内寸にぴったり合うもの。リビングに置く時は他の家具との高さ・奥行きのバランスを見て。というように、場所によってサイズが決まります。
条件3:中身が見えた方が良いのか、見えない方が良いのか
中身が見える・見えないで素材が決まります。透明・半透明のプラスチックやガラス、メッシュを張ったものなどは中身が見えますね。これは場所と中身の両方に左右されます。押し入れや棚の中などの人目に触れないところの収納は、開けなくても中身が確認できるように、中身が見えるものしましょう。出し入れがぐっと楽になります。 また、下着やサニタリーのものなど見せたくないものは、中身が見えない素材を選びましょう。
条件4:中身の大きさ・形
効率良く収納するためには、収納するものと収納用品の大きさや形が合っていなければなりません。衣類などはもちろんですが、CD・DVDや本などの形の決まっているものはそれぞれの大きさ・形に合った物を選びましょう。レジャー用品・子供のおもちゃなどの大きなもの・形が決まっていないものは大きくて入れ方が自由に変えられるものが向いています。
条件5:中身は重いか、軽いか
中身の重さで引き出しの機能を考慮しなければなりません。キッチンの食材・飲み物等の重いもののストックや、ぎっしり詰まった衣類などの場合は、重さで出し入れがしにくくなるので、キャスターや金属レールが付いた丈夫なものを選ばなくてはなりません。
条件6:中身の種類
どのようなものを収納するかで素材や形が限定されます。ドレッシング等の液体ものを収納する場合には、こぼれた時などに簡単に洗えるプラスチックが向いています。湿気に弱い衣類は木製や籐など、自然素材のものが合っています。