押し入れ収納 基本編

押入れは家の収納スペースの中で一番容量があり、抜群の収納力を持っています。

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目次

押入れは家の収納スペースの中で一番容量があり、抜群の収納力を持っています。しかし、上手に使えている人はとても少なく、困っている人がほとんど。棚が無いのでスペースが無駄になり、全体の50%も収納出来ません。逆にたくさん詰め込むと、下や奥の物が取れなくなったり何を収納したか分からなくなってしまいます。押入れは奥行が深すぎる上に棚板や仕切りが無くて、小さい物を収納するのには向いてないのです。なぜなら押し入れはもともと『布団』を収納するために造られたから。だから布団を収納するのにはぴったりでしょう?昔は家族が多くて収納する布団が多く、他に収納する物も少なかったのでこの形が最適だったのです。

そのままでは布団以外の収納は難しいけれど、この魅力的な収納量を見逃す手はありません!奥行と高さを最大限に利用して、効率良く収納しましょう。

コツその1
棚・仕切り・引出しなどで細かく区切る。
コツその2
よく使う物は出し入れしやすい位置に。
コツその3
用途別に収納する場所を決め、まとめる。
コツその4
引き出しは目線より下に。
コツその5
軽いものは上、重いものは下。

[押し入れ] 場所ごとのポイント!

大きなスペースだからといって部分ごとに手を付けては失敗の元です。場所ごとのポイントと収納する物の目安をおさえて押し入れひとつ分を一緒に考えましょう!

出し入れのしやすさは、楽に手が届く位置と見やすさで決まります。下の図を参考に何をどこに収納するのがベストか考えましょう。奥も忘れちゃダメですよ。

天地・袋地

手前
踏み台が無いと出し入れが難しい場所です。大きな箱や布ケースにまとめて収納しましょう。前面に取っ手のある収納箱が便利です。季節物や思い出の品などのほとんど使わない物の収納に。重い物はNGです。
天袋の奥は踏み台があっても手が届かない危険ゾーンです。しばらく使う予定の無い物の収納に。

上段

手前
手前 一番出し入れが楽なゴールデンゾーン。日常的によく使う物を収納しましょう。衣類や布団の収納に最適です。衣類は引き出しやポールハンガーを使うと便利です。布団だけでは高さが余る場合は布団の下に奥行きの深い引き出しを入れると空間を有効活用出来ます。
見えにくくなりますが、手が届く範囲。ラックで区切って収納しましょう。細かい物は箱を使って。手前に置けなかった衣類やバッグなどの小物類、救急箱や本や雑貨など細かい物の収納に。

下段

手前
見やすく手を伸ばしたりしゃがんで届く範囲なので、二番目に出し入れが楽。衣類やアイロン・掃除機・子供のおもちゃなど、上段手前に収納出来なかったよく使う物を収納しましょう。奥を活用する為に出し入れしやすいキャスター付きの収納用品が最適。引き出し式の衣類収納や、専用ラックがあります。
しゃがんで手前の物を退けないと手が届かない上に暗くて見づらい。季節物の衣類や家電などのあまり使わない物を収納しましょう。湿気が溜まりやすいので注意が必要。キャスター付きの収納用品が便利。

押し入れは人それぞれ収納する物が違うため、使い方もばらばら。それだけ自分仕様のオリジナル収納が作れる自由な収納スペースです。工夫次第で収納力・使い勝手ともに優秀な快適収納スペースに変わります。基本をおさえて自分流にアレンジしましょう。

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