セルフリノベーションで「好き」をカタチに〜素敵なお部屋紹介

布小物作家と講師、インテリア設計士として活動しているyunyunさん。セルフリノベーションでも、そのセンスを生かし、壁に漆喰を塗り、梁を設置し、ドアのリメイクするなど、「好き」なものをたくさん取り入れた、フレンチナチュラルな空間になっています。

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目次

    建売住宅で購入した我が家。家を購入する前はあちこち住宅展示場を見に行ったり、理想のインテリアもあったのですが、予算もあり現実は理想と全くかけ離れたものでした。
    でも、今考えると、全く「無」だったおかげで、自分で「好き」を形にでき、理想に近づけることができているので結果的にはOKかなと思っています。
    見よう見まねで始めたDIYから、家の中をセルフリノベするようにもなって、変化を楽しみながら少しずつ心地いい空間づくりを楽しんでいます。
    セルフリノベーションには終わりがなく、次から次へと新しい発想が湧いてきて、そのたびに「次はどこをいじろうかな」妄想しながら次の計画を楽しんでます。

    漆喰壁が引き立つリビング

    広さ10畳ほどのリビングは、天井も含めて壁全面を漆喰壁にセルフリノベーションしました。漆喰は難しそうとよく聞きますが、イメージは生クリームを壁にこすりつけるような感じ。体力は使いますが、主人の協力もあり、意外と楽しくできました。
    漆喰壁にしたことで、我が家のインテリアはガラリと変わりました。飾るものも壁が透けて見えるような黒いアイアン物を使うようになったり、グリーンを合わせてみたり。日が差すと光が壁に反射し合い、温かみのある明るいリビングになります。天井の梁も軽い板をホームセンターで購入し、自分たちで梁風のインテリアになるように取り付けています。
    イスの背板の部分は既存の椅子をジグソーでくりぬいてチャーチチェア風にアレンジ。結構な勇気が必要でしたが思い切って4脚とも開けてみました! かなり苦戦したものの綺麗な形にくりぬけたので大満足です。

    廊下も腰壁風の壁紙や漆喰塗りでフレンチカントリー調にセルフリノベーションしました。リビングドアも壁紙を使って模様替え。階段部分は、高さがあるのでかなり大変でしたが、柄の長いローラーなど使用してペイントしました。DIY作業は、自分のイメージが形にできるので考えるのもとっても楽しい時間です。

    板壁風リメイクでナチュラルなキッチン

    キッチンも元は建付けの昔ながらのダークブラウンの扉でした。メーカーさんに頼んで真っ白にしたかったのですが、費用が気になる・・・。そこでベニヤ板を使うことを思い付き、板壁風にリメイクしてフレンチカントリー風の清潔感のある空間にセルフDIY。リノベーションしたのは2009年のこと。作り方もすべて自己流でしたが、今でもお気に入りの場所です。
    黒いスチールフレームだった窓も、セリアの木製フレームでナチュラルにプチリノベ♪ レース柄の透明ランチョンマットもここにピッタリでした。

    和室をリノベーションしたアトリエ

    普段は布小物作家としての仕事をしているので、元和室だった部屋をアトリエにして使用しています。パイン材の床を張り、ペイントした食器棚を置き、それが私のアトリエのはじまりでした。
    自宅での作業や、ワークショップなどで使うテーブルは、足場板と鉄脚でアンティークな雰囲気に製作♪ 使いやすいように、スライドテーブルも付けました。食器棚は資材棚としてリメイクして再利用。出し入れがしやすいよう、中身が見える透明なケースなどを使って、ピッタリと収めています。
    ここで開催している自宅ショップ『ソレイユ』は、作家仲間と共に、年二回ほど。毎回駆けつけてくれる常連のお客様や、ブログやSNSなどを通じて遊びに来てくださる方、私も含めて当日は宝探しのように楽しんでくださって本当にありがたいなーと思っています♪

    アトリエにある押入れは中を改造し壁紙を貼っています。既存の棚板を外して使いやすい高さに変えたのもポイント。スノコで作ったカートに乗せてミシン4台を収納しています。中にある棚もスノコで作りました。
    キャスターがついているので奥のものが取り出しやすくてとっても便利です

    身近なアイテムで楽しくDIY

    クリスマスツリーです。100均のA4フレームを4枚使って壁掛けのウォールツリーにしてみました♪ 以前は我が家でもツリーを飾っていましたが、季節ものは収納場所もとるので、子供の成長を機に場所をとらずに季節感を味わえるものをと考え作ってみました。どれも制作で出る布はぎれを使用しています。お気に入りの生地なので見てるだけで気分もウキウキしちゃいます。手前に置いてある箱はプランターをイメージして100均の木箱に布を貼りました。クリスマスまでアメなどを入れて毎日楽しめる工夫もしています。クリスマスには、手料理に腕をふるいます。

    スノコを使った作品の一部です。押入れでも使っているリンゴBOXは、2枚一組のスノコで完成! 100均のBBQ網を合わせたものです。
    他にもおままごとキッチンやちょっとしたパーテーションなど、材料を工夫して作りました。

    憧れの小屋作りにトライ

    自転車小屋があったところへ、長年憧れていた小屋を作りました。目指したのは、グリーンを眺めながら一人カフェができる場所。主人に手伝ってもらいながら、DIYの集大成ともいえる、大掛かりなセルフビルドに挑戦しました。内装には家に残っていた素材をフル活用して、出来る限り出費を抑えたのでかなりリーズナブルに仕上げることができました。これからどう使うか楽しみです。

    プロフィール

    • yunyunさん(女性/40代/布小物作家・講師、インテリア設計士)
    • 建物の種類:一戸建て
    • 間取り:4LDK
    • 築年数:19年
    • 居住人数:4人
    • 好きな家具・雑貨店:IKEA セリア
    • この家の好きなところ:一年を通してリビングの日当たりが抜群
    • この家の悩み:北側は山になっているので冬はリビング以外は廊下でビールが冷えるほど寒くて天然冷蔵庫
    • HP:neige+ 手作りのある暮らし

    編集者コメント

    布小物作家と講師、インテリア設計士として活動しているyunyunさん。セルフリノベーションでも、そのセンスを生かし、壁に漆喰を塗り、梁を設置し、ドアのリメイクするなど、「好き」なものをたくさん取り入れた、フレンチナチュラルな空間になっています。黒アイアンやカーテンの存在が効いていますね。全体がやわらかな雰囲気に満ちています。
    アトリエが元々は和室だったというのは驚きでした。食器棚をリメイクして資材棚にしたり、押入れに壁紙を貼って使いやすくしたり、統一感を持たせながらも、手作りの温かさや楽しさが詰まったお部屋になっています。
    布の端切れを使ったクリスマスツリーも楽しい。チャーチチェアへのアレンジも可愛らしかったです!スノコや百円グッズなど、身近な材料で作った気軽なDIYも参考になりますね。
    ついにはお庭の小屋建築にも挑戦した、yunyunさん。ますますリノベーションの腕に磨きがかかり、たくさんの「好き」なもの、素敵なアイデアが形にされていくことを期待していますね。

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