布や小物で彩りを添えて 季節を感じるインテリア

ご夫婦で設計された、usagi worksさんのこだわりが詰まったお部屋です。無垢材のフローリングとグレーの塗り壁に統一されたLDKは、あたたかで落ち着いた雰囲気を感じます。

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目次

    一級建築士の夫婦2人で設計した、こだわりの2世帯住宅です。 シンプルな内装を、お気に入りの家具やインテリア雑貨で、少しずつ変化させています。 家族みんなが落ち着いて暮らせる、心地よいおウチを目指しています。 家に居ながら季節を感じることができるような、変化のあるお部屋づくりが理想です。 インテリアや収納に試行錯誤しながら、日々の暮らしを楽しんでいます。

    LDKは、グレーに近い色の塗り壁と、樺桜の無垢フローリングを選びました。窓の障子は、なるべく枠と桟を細く同じ幅にし、できるだけ枡を大きく正方形に近い形状にすることを意識して、フローリングに合うように考えました。障子は壁の中に引き込まれる造りで、すべて開けると、かなり明るく開放的な空間になります。 クッションやラグは季節によって模様替えするように心がけています。夏ラグと冬ラグの間の季節には、ラグにコットンブランケットを重ねて敷いたりもします。 リビングの壁際にはデスクを並べ、こども達の勉強机と夫の木工作品作りの作業スペースとしています。 ピクチャーレールを取り付けた壁には、ポスターやリース・フェイクグリーンなどを飾っています。 今LDKの真ん中に飾っている真鍮のモビールは、夫の手作りです。真鍮のパイプにテグスを通して、20面体の多角形を作っています。

    季節によってもっとも変化するのが、リビングです。娘と一緒に飾った雛人形は、毎年このリビング東側へ。上の棚には、マリメッコ・プケッティのラテマグや、綺麗なピンクのガラスコップで、大好きなピンク色を取り入れてみました。 5月には、マダム モーの色とりどりのこいのぼりを飾ります。いろいろなカラー・サイズを組み合わせることのできる、選ぶ楽しさのあるこいのぼりです。華やかなこいのぼりに負けないように、クッションカバーも鮮やかなカラーを選びました。ミナ・ペルホネンの手ぬぐいでハンドメイドした、クッションカバーです。 クッションカバーは、簡単にお部屋の雰囲気が変わって気分転換にもなるので、お気に入りのものをたくさん揃えたいと思っています。

    ダイニングスペースは約6畳ですが、W1800×D900の楡のテーブル、リプロダクトのYチェア4脚を置いても十分なスペースです。東側の壁には、夫がDIYした棚と、デスクを並べています。デスクはパソコンコーナーとして使っています。 壁に飾っているのは、大好きなバーズワーズさんのシルクスクリーンです。 ダイニングは、結構わたしの滞在時間が長い場所なので、自然とお気に入りのものが集まってしまいます。 そんなお気に入りの雑貨達を眺めながら、文章を書いたり、ネットショッピングをしたり、お気に入りのブログを覗いたり・・・。ゆっくりできる、幸せな時間です。

    キッチンは、こどもに目が届き、家族とコミュニケーションがとれることにこだわり、カウンターがフラットなオープンタイプを選びました。 ダイニングとの一体感も考え、できるだけ生活感をなくそうと、キッチン背面の扉の先にパントリーを設計しました。広さは約3畳で、ほぼ正方形でコの字状に棚を置いています。スチールユニットシェルフやポリプロピレンケースなど、無印良品の収納用品を組み合わせた大容量の収納スペースです。冷蔵庫をはじめ、オーブンレンジ・炊飯器・食器棚・ごみ箱など、生活感がでてしまうものはパントリーの中にすべて収まっています。
    調理中などは扉は開けたままなので、ダイニングから見える正面には木製のカップボードを配置して、スッキリ見えるようにしています。取扱い説明書のファイルなどLDKの近くにあると便利なものも、こちらに収納しています。

    洗面・脱衣室のドアを開けた正面は、浴室扉前の脱衣スペースと洗濯機です。洗濯機上には夫に棚を作ってもらい、見た目も良く使い勝手もよくなりました。棚板の高さが細かく調整できるのが、とても便利です。
    ドアを開けて右手側は、洗面スペースになっています。ここでは無印良品の大・小・深の収納ケースを組み合わせて、計14個を使用。下着やパジャマ、お掃除用品や消耗品のストックなどいろいろなものが入っているので、ケースの内側に紙を入れて目隠しをして、スッキリ見えるようにしています。

    いずれは娘の部屋にしようと考えている、こども部屋。今はこども2人のおもちゃ収納と、小学校と幼稚園の準備をするための部屋になっています。この部屋はキッチンのすぐ横にあって、ドアを開けておけば自然と様子がわかるので安心です。 無印良品のパイン材ユニットシェルフの上の段と、壁に掛けたイケアのマルチユースハンガーには、こども達の絵や作品などを飾っています。 夫が娘のために作ったおままごとキッチンとパルプボードボックスが並ぶ壁には、ウォールステッカーを貼りました。繊細なデザインは程よい存在感で、まるで木陰で休んでいるような、落ち着いた気分になれます。

    玄関のディスプレイも、季節によって変えています。クリスマスの時期には、白を基調としてすこしシックなイメージに。春には、グレーxピンクのマリメッコのプケッティを飾りました。
    柳宗理のバタフライスツールは、置いてあるだけで絵になる素敵な椅子です。
    玄関扉を開けた時すぐ正面に見えるところには、マリメッコのルミマルヤで作ったファブリックパネルを飾っています。なかなか大きいサイズなので存在感は抜群で、玄関を華やかにしてくれています。

    プロフィール

    • ■usagi worksさん(女性/主婦・布小物作家)
    • ■建物の種類:一戸建て
    • ■間取り:3LDK
    • ■築年数:5年
    • ■居住人数:4人
    • ■好きな家具・雑貨店:無印良品 unico・北欧暮らしの道具店
    • ■この家の好きなところ:広いLDK
    • ■HP:usagi works

    編集者コメント

    ご夫婦で設計された、usagi worksさんのこだわりが詰まったお部屋です。無垢材のフローリングとグレーの塗り壁に統一されたLDKは、あたたかで落ち着いた雰囲気を感じます。窓に障子を選んだところも、お部屋にマッチしていて素敵ですね。 季節によって少しずつお部屋が変化しているところは注目です。特にクッションやラグ、ファブリックボードなどの布使いは、季節感はもちろん、そのときの気分を表すアクセントになっていて、usagi worksさんのセンスが光っています。さりげなく飾られている小物も、それぞれに存在感があって心惹かれました。 キッチンや洗面所など、生活感の出やすいエリアは大容量の収納スペースを設けてスッキリ見せる工夫がされています。なかでも、まるで隠し部屋のようなパントリーは、たくさんの物が美しく揃っていて、使うたびにうれしい気持ちになれそうですね。 室内にいながら季節の移ろいを感じられるインテリア。ご自身やご家族にとって安らげるお部屋作りを、これからも楽しんでくださいね。

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