
17年前に築11年で購入した中古住宅をDIYでリノベーション! 床に無垢材を貼り、漆喰を塗り、少しずつ進化させてきました。端材や100均の物も利用しながら、低コストだけど渋くて可愛い、オリジナルのテイストで家具制作やリメイクをしてます。
子供の頃から秘密基地づくりが好きで、トムソーヤのツリーハウスに憧れていた私。DIYでお家を作りあげていく毎日は、そんな小さな頃からの夢の続きかもしれません。
白い漆喰の壁にしていたキッチンカウンター周りに柱を入れ、杉板を塗装して、垂れ壁を黒に塗ったのが1年くらい前のこと。カフェな感じにぐっと近づきました。
そして現在はマスキングテープを使って白いレンガ風に塗り替え。カウンター上に窓も設置して、キッチン内も明るくなりました。
男前なラックスタンドは実は100均のパイプチェアとワイヤーラックのリメイクアイテムです。
キッチンのステンレス壁はタイル張りにDIY。薄い合板に白いタイルを並べて貼り、目地に入り込むようにセメントを塗ったものを作って取り付けました。合板部分には、セリアのアイアンバーを取り付けた「コード隠し」をぶら下げました。我家のキッチンはリビングの北側なので、暗いのが悩みでしたが、白タイルで少し明るくなりました。分別リサイクルごみ箱の入った男前なボックスも手作りです。
リビングの大きな窓には、ミルキーなライトブルーの飾り窓を取り付けました。折れ戸式で開閉可能になっています。お気に入りの眺めになりました。ソファ下はキャスター付きで出し入れ可能な収納ケースになっていますダイニングテーブル横の窓は、白いカフェ風の飾り窓にしました。
テレビボードはスピーカーの上に集成材を乗せただけのもの。ブックスタンドのリメイク品には子供のテレビ
ゲームのソフトが入っています。作品にオリジナル感を出したかったら、ステンシルは効果大です。
廊下からみた玄関と私のアトリエです。アトリエでDIY作業をするため、ここは二重窓で、壁には防音材を自分で入れました。棚や家具も手作り・リメイク品が並んでいます。大きな和風のテーブルは輸入の壁紙を使ってリメイクしました。
玄関の棚もタイルやアイアン小物、100均アイテムなどを使って、渋可愛い棚になりました。
廊下スペースもDIY! 正面が納戸で、右手奥がバス・洗面所、右手前はトイレ、左手がリビングです。
ナチュラルを連想させる白い板張りをあえて選び、ペイントや加工で男前に仕上げました。
2階にある洗面スペースの白い板壁も、グリーンなどを使いながら、カッコ良く飾っています。ライトはパイ皿を使って作ったもの。爽やかな男前インテリアになったかな?
向かい側の玄関の壁は爽やかなブルーにペイント。棚板や飾り棚を作ってディスプレイしています。セリアのアイテムを使って作った傘立ても置いています。
階段の壁も手すりを一旦外してペイントしました。踊り場のタイルに見える部分は、黒に近いグレーに塗った羽目板を貼り、目地はステンシルしました。手作りのボードも飾り、階段を上がるのがさらに楽しくなりました。
2階の吹き抜けに面した腰の高さの壁は壊してしまい、残った骨組み部分に板をはめて棚を作りました。今は見せる棚になってますが、奥行の幅がマンガにぴったりで、将来はマンガの本棚になりそう。
ここはもとはウッドデッキだった場所。壁と屋根、窓を作り、小屋にしました。玄関側はオープンになっています。ここはお気に入りの作品を飾ったり、撮影したりする場所。ここからまた新たなアイデアが生まれたらいいなと考えています。
プロフィール
- ■chikoさん(女性/DIYクリエイター、DIYスタイリスト)
- ■建物の種類:一戸建て
- ■間取り:3LDK
- ■築年数:28年
- ■居住人数:4人
- ■好きな家具・雑貨店:niko and...
- ■この家の好きなところ:DIYで手を加え自分好みのお家に。
- ■この家の悩み:部屋数が足りないので、1つ増やしたい。
- ■HP:STUDIO IN THE AFTERNOON☆毎日がDIY☆
- ■著書『let's diy! カフェみたいなお家を作ろう』宝島社
編集者コメント
「男前インテリア」をDIYで作り上げているchikoさん。どのお部屋も、渋さの中に遊び心と可愛らしさを感じる空間になっています。壁を壊したり、柱を立てたりなど、ダイナミックな改装はお見事。ウッドデッキを小屋に仕立て直すなんて、もはやプロの技ですね! メリハリの効いたセンスあるペイントも魅力です。アトリエで生み出されるDIY&リメイク品の数々は、どれも見ているだけでワクワクします。
「オリジナル感を出すならステンシルが効果大」など、小さなアイテムでも個性を大切にしているchikoさん。インテリア全体が、chikoさんの愛情が詰まった「作品」のように感じます。まさに、小さな頃から大好きだった「秘密基地づくり」への情熱や、ツリーハウスへの憧れが、お部屋作りに存分に発揮されているのでしょう。
これからもオリジナリティにあふれたインテリアを楽しみにしています。