リラックスして眠るために

より質の高い眠りができれば、疲れも取れて心からリラックスできます。今回は、リラックスして眠るためのポイントをご紹介します。

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目次

より質の高い眠りにするには

「質の高い眠り」のためには心(脳)とからだの両方をリラックスさせる事が大切なこと、もうみなさんにはよ〜く解っていただけた事でしょう。人間の脳はとってもデリケート。でも、そのしくみをうまく利用すれば、意外と簡単にリラックス状態へと導くことが出来るのです。その鍵を握るのは、色・香り・光・音などです。

視覚から感情や身体に影響を与える「色」、寝室にふさわしい色としてリラックスしたり深い呼吸の状態になると言われているのは青です。
紫も眠りのイメージにつながる色と言われています。
また、自然にあるナチュラルな色、生成りやベージュなども日本人にはリラックスしやすい色です。これは、人は自分の肌の色や生活空間に近い色に安心感を持つという本能からくるものです。
このような一般的なアイデアを参考にしつつ、まずは自分がもっとも”心地良い”と思うベース色を決めましょう。このベースとなる色の濃淡で寝室全体をまとめて、アクセントとして1〜2色加えると素敵なコーディネートのお部屋が完成します。実はアクセントとして加える色の選び方にはちょっとしたコツがあるので、みなさんにこっそりお教えしましょう!

「PCCS色相環」というカラーチャートを見てみてください。
アクセントにする色は、ベース色とはチャートの対極にある色を選ぶと相性がいいと言われています。もう1色使いたい場合は、先に選んだ2色と三角形になる場所にあるものを選ぶとバランスが良くなります。
また、家具を暖色系でまとめ過ぎると実物よりも大きく見えてお部屋が小さく感じられたり、逆に寒色や暗い色は小さく見えるのでお部屋の奥行きが出たように感じられるといった錯覚もあります。「色」の持つパワーを上手に取り入れることは、最高のリラックス空間への第1歩といえますね。

「香り」は、その分子を吸い込む事でダイレクトに脳に信号が届くと言われています。日本でも最近はアロマテラピーが盛んになってきました。ベッドサイドにアロマランプを置く、枕の下にポプリやオイルの香りがついたものを置く、アロマ機能付き加湿器を使う、スプレータイプをお部屋の空間や布製品にひと吹きするなどなど、楽しみ方のバリエーションも増えましたね!何十種類もあるエッセンシャルオイルはそれぞれリラックス効果やリフレッシュ効果、中には虫よけ効果のあるものなどもあります。まずは、効果にこだわらずご自分が好きだと思える香りを取り入れたり、効用に合わせてブレンドされたものなどを試してみてはいかがでしょうか?ただし、妊娠中の方やてんかん体質の方にはふさわしくないものもありますから、はじめはアロマテラピーアドバイザーなどに相談しながら購入すると安心です。

五感を意識した眠りを

「光」が眠りの深さや質に関係あることは、ご自分の体験から感じていらっしゃる方も多いでしょう。
うっかり照明を付けたままの部屋で眠ってしまった時など、なんとなく起きてからも集中力が足りなく感じたりしますね。これは、明かりの中で寝ると、身体の中の睡眠ホルモン=メラトニンが減少してしまうから。驚いた事に、私達は実は「眼」だけでなく「皮膚」からも光を感じているのだそうですよ。

寝室の明るさが0.3ルクスの時が最も眠りが深く、30ルクスを超えると眠りが浅くなるそう。
30ルクスとは部屋の中の明かりがぼんやり見えるくらいの明るさですから、淡い間接照明をつけたり遮光カーテンを付けるなど、30ルクスまでの範囲の中でご自分の好みを反映できる明るさに調節したいですね。真っ暗にするよりも月明かりくらいの明るさがあった方が入眠しやすいというデータもありますよ!

「音」がリラックスに関係あることもみなさん経験済みですよね?
波の音やせせらぎの音が心地よかったり、ゆるやかなメロディーで眠くなったり……クラッシックコンサートでうっかり眠ってしまったりするのも、この効果ですね(笑)
最近はヒーリング音楽や「快眠CD」のようなものもたくさん販売されていますから、よりたくさんの選択肢がありそうです。より深く眠りたい時はもちろん、外の音が気になったりなかなか眠れない時も、「音」をコントロールする方法はとても効果的です。

「上質な眠り」の感覚は人それぞれ。色・香り・光・音をキーワードにご自分にぴったり合った演出を1日も早く見つけて下さいね。そして、今までお伝えしてきた寝具やベッドの選び方を参考にしていただいたみなさんの毎日に、最高の眠りが訪れますように!!

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