【キッチンツール&カトラリーの収納】 最適な場所に配置で時短につながる収納
キッチンツールやカトラリーは毎日使うものだからこそ使用頻度を見極め、 できるだけ短い動線で取り出せるように最適な場所に配置して、調理や食事準備の時短につなげていきたいもの。 時短、動線、アクション数を意識したスムーズかつ、ストレスの少ないキッチンツールとカトラリーの収納の工夫についてご紹介します。
01. 一軍のものはワンアクションでとれる位置に
■使用頻度の高いものは個室へ■
共働き家庭が多くなった今では夕方から夜にかけての夕食時間帯は、よりいっそう忙しい時間帯となりました。 一分一秒でも惜しいこの時間帯ちょっと贅沢だけど、よく使うキッチンツールはできるだけ個室に収納して、 取り出しやすさを最優先にしておきたいものです。
ピーラーや調理スプーン、キッチンばさみなど、まとめて収納してしまうと、それを探すのに時間がかかり、 同時にツールたちをかき分けなければならないため、衛生上にも不安が残ります。
そこで、個室という贅沢な収納スペースを設けることで、引出しを開けるとすべて見渡せ、 目的のものをワンアクションで取り出せるようになります。
小さな時短ですが調理中はこういったツールを出し入れする回数が多く、積み重ねれば大きな時短につながるでしょう。
■深引出しならツールスタンドに■
コンロ下の高さのある引出しの中なら、ツールスタンドを使って上から見渡せるようにしておくと、 そこから動かずに取り出すことができます。
お玉やフライ返しなどフライパンやお鍋とセットで使うものは、コンロ回りに収納することで動線をより短くすることができます。
■出し入れしやすい容器に入れ替える■
購入したときのケースが出し入れしにくいものなら、出し入れが楽になる容器に移し替えることもおすすめです。
移し替えの手間は一度かぎりですが、移し替えをしなければ開閉時のストレスは延々と続きます。一度の移し替えで、後に多くの楽を手に入れることができるでしょう。
02. 収納スペースの固定概念にとらわれない
■コンロ横引出しを活用する■
ほとんどのシステムキッチンには、コンロ横にスパイスを収納するための細長い引出しが標準で備え付けられていますが、最近では調味料なども冷蔵庫内に保管するケースが増えたため、このコンロ横を十分に活用できていないご家庭も増えているのではないでしょうか。
このコンロ横スペースは小さいスペースではありますが、奥行きがあるため活用が難しい収納場所でもあります。
そこでおすすめなのが、菜箸や調理スプーンといった、細長い調理補助ツールの収納。 引出しをすべて引き出さなくても、細長いツールなら簡単に取り出せて、なおかつ、 コンロ横という立地で調理中に動かずに取り出せるという動線の上でもとても便利な収納方法です。
■取り出しやすさの工夫■
コンロ横の引出しから、調理補助ツールをより取り出しやすくするための工夫についてご紹介します。
方法はいたって簡単で、引出し内に奥行きの長さ7割程度のケースを置くだけ。
そうすることによって、ツール上部が常に浮いている状態になり、指を下部に潜り込ませられるので、すぐに取り出しやすい状態を保つことができます。
03. カトラリーは使用頻度で分類する
■カントラリーは種類で分ける■
カトラリーは種類で分けてそれぞれの個室に収めるとよいでしょう。
日常的に使うカトラリーのみ一目ですべてを見渡せるようにすることで、毎日の食卓準備の時短につながります。
■1軍優先のカトラリー収納■
日常的に使う1軍カトラリーとは別に、季節の行事や特別な時にのみ登場する2軍カトラリーは、 1軍カトラリーの取り出しに干渉しないような場所に収納しておきます。
04. 取り出しやすさと衛生面の両方を考えた子供用カトラリー収納
■手の届く場所に収納する■
子供用カトラリーは、大人と同じ場所に収納すると子供目線では届かない場所になる可能性があるため、子供の目線に合わせた場所に収納するのが望ましいです。
食事の準備の際、子供たちが自発的にお手伝いに参加できるよう、取り出しやすい位置に子供用カトラリーを収納して、 「自分のものは自分で」取り出して家事に参加するという意識を、幼児期の頃から養うことができます。
■カトラリーの人別収納■
子供用カトラリーは仕切りのついたケースに人別に収納することで、 必要以上にカトラリーをかき混ぜながら目的のものを探す必要がなくなり、衛生面の上でも安心です。
05. 魅せながら収納する
■魅せながら収納する木製カトラリー■
カトラリーの種類によっては、あえて魅せながら収納することで、インテリア性を向上させることもできます。
木製カトラリーなどは、一つの容器にまとめて収納してカウンターなどに置くことで、ちょっとしたカフェスペースのような雰囲気を楽しめます。
番外編
■お手入れしやすいトレーを選ぶ■
キッチンツールやカトラリーを個室に収納すると、その分収納するためのケース数が増え、同時に掃除の手間も増えてしまいます。
そこで、内側がカーブを描いて汚れが拭き取りやすいケースを選ぶなどすると、ケースについた汚れや埃も簡単に拭き取れ、お手入れも苦になりません。
■引出し開閉時のずれを防ぐ■
引出し内に収納ケースを敷きつめても、引出す際、どうしてもケースの間に隙間が生じてしまいます。 その隙間が影響して、引出しの開閉時にケースが少しずつずれてしまい、開閉のたびにガタガタと音が出てしまうように。
そのようなことを防ぐためにも、スポンジなどで隙間を埋め、引出し開閉時のずれによるストレスをゼロにしましょう。
最後に
毎日使うキッチンツールとカトラリーの収納について紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
両者ともほぼ毎日使うものではありますが、必要ないものや、あまり使わないものも混ざっているかもしれません。 収納を考える前に、まずは本当に必要なものなのか一度考えて、必要なものを厳選させたうえで、 収納の方法を決めていくことをおすすめします。
厳選したキッチンツールとカトラリーは、どちらも個室を作ることで抜群に取り出しやすくなります。 個室という贅沢なスペースによって、ある程度の収納スペースが必要となるため勿体なく感じますが、 取り出しにくさで時間がかかってしまうことは、スペースを使うことより勿体ないことなのかもしれません。
mkさん プロフィール
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- 数年前から片付けと整理整頓に目覚めた3児の母。今では片付けの魅力にすっかりハマり、片付けをすることによって得られる暮らしやすさ、家事の進めやすさ、イライラしない育児を実感し、その片付け効果を全国の悩める主婦(主夫)と共有できるよう、日々発信しています。
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