季節の特徴をとらえて快適に過ごす 冬の『知的家事』テクニック!〜衣・食の見直し編〜

冬は、気温の低さや水の冷たさなどで家事がおっくうになりやすい季節。面倒な家事を効率よく変化させる『知的家事』提唱者の本間朝子さんが、冬の家事をもっとラクに・もっと賢くするコツを伝授してくださいました。

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目次

    冬は、気温の低さや水の冷たさなどで家事がおっくうになりやすい季節。「それでもやらなくちゃ……」とシブシブ頑張っている皆さんに朗報です! 面倒な家事を効率よく変化させる『知的家事』提唱者の本間朝子さんが、冬の家事をもっとラクに・もっと賢くするコツを伝授してくださいました。

    あなたの家事効率はもっと良くなる?冬の衣・食に関する見直しポイントをチェック!

    衣 冬の洗濯は今のままでOK?

    洗濯物を干す

    <見直しポイントはココ!>

    • ●洗濯物、どこに干している?
    • ●物干し道具、効果的な使い方は?
    • ●早く乾かすコツ、知っている?

    食 冬キッチン、ムダがあるかも!?

    らくらく家事

    <見直しポイントはココ!>

    • ●煮込み料理、時間をかけすぎていない?
    • ●頻繁に“温め直し”していない?
    • ●お鍋は、まだカセットコンロで?

    冬の洗濯の見直し

    干す作業が大変、室内干しは乾きにくい……悩み多き冬の洗濯をラクにするコツを伝授します!

    「洗う」→「干す」→「しまう」の距離を短くする

    冬の最も効率的な洗濯方法は、短い移動距離で「洗う」「干す」「しまう」を行うこと。

    洗濯機で「洗う」と「干す(乾燥)」ができ、洗濯機のそばに収納場所を設置すると作業時間の大幅な短縮になります。
    ランドリールームやその近くの部屋での「室内干し」をすることで、「洗う」と「干す」の距離を縮めるのも、冬の洗濯にはおすすめです。

    重い洗濯物を、寒いベランダまで運ぶ手間をなくすだけで、冬の洗濯の負担は驚くほど軽くなりますよ。

    動線を考える

    「洗う」「干す」「しまう」の3つの工程の動線を短く。
    「洗う」と「干す」場所は近ければ近いほど効率的!

    物干し特集
    物干し特集(アイリスプラザへ移動します)

    室内干しは空気の流れを意識

    室内で干す場合、屋外で干すときよりも空気の流れが少ないため乾きにくい傾向にあります。

    そこで室内で干す場合は、「隙間を開けて干す」ように工夫しましょう。隙間を開けることで、空気の通り道ができ洗濯物が乾きややすくなります。

    ピンチハンガーを使う場合は、「内側に長いもの、外側に短いもの」「短いものと長いものを交互に干す」よう気をつけましょう。
    バスタオルを干す場合は、重なる面が少しでも小さくなるよう「斜めに引っかける」よう工夫をしましょう。
    こうすることで空気の通り道ができ、室内干しでも洗濯物が乾きやすくなります。

    下からサーキュレーターで風を当てたり、エアコンの下で干して風を送ったり、除湿機を使ったりするのもおすすめです。

    【編集部より】
    サーキュレーターと除湿機を同時に使うと、室内干しの時間が大幅に短縮できますのでお試しください。

    動線を考える

    冬場は窓に結露ができやすくジメっとしがち。窓の近くに室内物干しを置きたい場合は、除湿機は必需品です。

    サーキュレーター サーキュレーター
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    除湿機 除湿機
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    たたまない洗濯法

    コラム
    子供もお手伝い上手に!? たたまない洗濯法

    乾いた洗濯物は「たたむ」のが当たり前だと思われていますが、小さいお子さんをお持ちの方や、働くお母さんであれば、その作業は容易ではありません。

    それなら「たたまない」という選択肢を選ぶのもあり。「タオル用」「くつ下用」「下着用」というふうに、カテゴリ別にカゴや引出しを用意し、軽く丸めたりふたつ折りにしたりしてポイポイ入れていくだけ。

    これなら忙しい人でも手間にならず、お子さんも遊び感覚でお手伝いしてくれますよ。

    冬のキッチン環境の見直し

    煮込みなど時間の掛かる料理が増える冬は、キッチンでの滞在時間をいかに減らすかが知的家事のキーポイント。

    保温調理を取り入れる

    シチューや煮物などじっくり煮込む料理が美味しい季節ですが、その分キッチンで拘束される時間が増え、他の家事がおろそかになることも。

    そこで、加熱した鍋の余熱で調理する「保温調理」を活用すると大変便利です。専用の「保温調理鍋」を使えば6時間くらいは十分な熱さが保たれ、素材にもじっくり熱が通ります。

    保温調理は「味がしみこみやすい」「栄養素が壊れず、煮崩れが少ない」と、いいことづくめ。余熱を利用して煮込めるから、光熱費の節約にもなりますね。

    保温調理

    保温調理で空いた時間は、他の家事を行ったり趣味の時間などに有効活用。

    卓上IHクッキングヒーターにチェンジ

    キッチン作業時間を減らすには、お鍋を中心とした卓上調理は外せません。

    カセットコンロを使っている人は、卓上IHクッキングヒーターに替えるのがおすすめ。IHクッキングヒーターなら、食事が終わった後はサッと拭くだけの簡単お手入れ。カセットボンベの買い置きが不要で、ランニングコストが圧倒的に安く、収納も簡単です。

    火を使わないから安全面でもポイントが高く、空気も汚さないので冬場に多い一酸化炭素中毒などの事故の危険がありません。

    動線を考える

    切り忘れ防止機能や温度過上昇防止機能が付いた卓上IHクッキングヒーターで鍋を囲めば、家族が安心して料理や会話を楽しめます。

    キッチン家電・器具特集
    キッチン家電・器具特集
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    キッチン作業時間を減らせばお金が溜まる?

    コラム
    キッチン作業時間を減らせばお金が溜まる?

    キッチン作業時間を短くすると、調理時に発生するガス代や電気代、キッチンの照明にかかる電気代など光熱費の削減にもなりますよ。ラクできるうえに節約もできるなんて、最高ですよね。

    もうひと知恵、時短調理法として「同時調理」も覚えておきましょう。ご飯を炊くときに、アルミホイルで包んだじゃがいもや卵を入れて炊けば、蒸しじゃがや、ゆで卵が同時に完成。火を使わずにポテトサラダが作れます。

    ほかにも、オーブントースターでパンを焼く際に、隙間にアルミホイルを敷いてウインナーを焼く、魚焼きグリルで魚や肉を焼くときに、野菜をグリルするなどもできますよ。

    「保温調理」と「同時調理」を上手く用すれば、時間的余裕も生まれますね。

    冬の『知的家事』テクニック!〜住まいの見直し編〜
    冬の『知的家事』テクニック!〜住まいの見直し編

    本間朝子さん

    ◆お話を伺ったのはこの人

    本間朝子さん

    知的家事プロデューサー/働く女性の知的家事Logica(ロジカ)代表
    フードプランニング会社のチーフディレクターを経て独立。仕事と家事の両立に苦労した経験から、働く女性に向けた家事メソッド「知的家事」を考案。セミナーなどを通して、知的に家事負担を削減する方法を多くの主婦に伝えている。
    著書に『欲しかった“あと1時間”を手に入れる 時短家事メソッド』(KKベストセラーズ)がある。
    本間さんのサイトはこちら→ http://shokuiku.iza.ne.jp/

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