【11】ライフスタイルに沿った収納作りを
「収納はできるだけたくさん!」と希望して作った我が家の住まい。
所有するモノは決して少なくないので、収納に関してはかなりじっくりと検討しました。
そんな我が家の「収納」について、今回はご紹介します。
ライフスタイル・趣味嗜好に合わせた収納を
家族の生活に沿った収納作り

我が家の間取図で、黄色に塗った場所が収納です。
アウトドアグッズが多いためシュークロークは広め、帰宅時間・起床時間が異なる家族がいるため、物音に気を付かわなくても良いように、ウォークインクローゼットは寝室とは独立させて作りました。また、見せる収納が苦手なので、キッチン収納は全て扉を付けました。
自分たちのライフスタイル、趣味嗜好に合った収納を考えることが大切です。
収納の奥行きとデッドスペース
実はもったいない?ウォークインクローゼット(WIC)
広いウォークインクローゼット(WIC)に憧れを抱く方も多いかと思いますが、実はもったいないスペースが発生してしまうのがこのタイプの収納。人が入る通路を設ける分、場所をとってしまうので、ほかの居住スペースが狭くなります。
ウォークインクローゼット(WIC)を検討する際は、出来るだけデッドスペースが発生しないように工夫する必要があります。
スペースの有効利用ならクローゼットや押入れを
壁付けの収納にすれば、通路分の床面積を他のスペースにまわせます。
また、押し入れを計画する場合は、奥行きもじっくり考慮する必要がありますよ。
我が家では、標準的な押入れの奥行きよりも短いタイプの和室収納を設けました。以前の住まいには押し入れがありましたが、奥のモノを取るのに一苦労だったので浅めの押し入れを設けました。
何をどれくらい所有している(する予定)かを把握する
自分たちの持ち物を把握する
家族の趣味や人数によって、持っているモノの種類や量はそれぞれです。
我が家はアウトドアグッズを大量に所有していたので、シューズクロークとウォークインクローゼット(WIC)にアウトドアグッズを収納するスペースを確保しました。
ウォークインクローゼット(WIC)の枕棚には、寝袋などの軽量なキャンプグッズを収納しています。
外で使うモノを多く所有する場合は、玄関付近に収納を設けるか、または屋外に倉庫を作るのか、ファーストプランからじっくり検討することをお勧めします。
ライフスタイルの変化に対応できる収納を
可動棚でフレキシブルな収納を
我が家の収納には、可動棚を多用しています。
可動棚にしておくことによって、使いやすいフレキシブルな収納にすることができます。
ただ、重たいモノの収納には向いていません。
収納を考える時、何をどのくらい収納するのか、また重たいモノ・長さのあるモノをどれくらい収納するのか、あらかじめ把握しておくと、失敗しない収納作りができると思います。
モノの定位置・先入観をなくす
先ほどの可動棚収納の一部には、子供たちの学習グッズを収納しているエリアがあります。
ここはキッチン背面の収納ですが、子供が小さい時は家事をしながら学校の準備を見守れる格好の場所です。
もちろん、子供たちの成長によってここは別の収納へと変わっていく予定ですが、子供のモノは子供部屋へ、キッチン収納にはキッチングッズを。といった収納に対する先入観をなくすと、もっとノンストレスな暮らしができると思います。
最後に・・・
一般的に、家の総床面積に対する収納面積の割合は13%以上あるのが理想とされています。
しかし、所有するモノの量や種類は、十人十色。自分たちの暮らしに合った収納を作る必要があります。
何をどれくらい持っているのか、家族の趣味、人数などのライフスタイルに沿って収納作りをしてほしいなと思います。
また、既成概念を捨てると、もっと効率的で無駄のない収納が出来るかもしれません。
Na〜さん プロフィール
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- 北欧×和な空間を楽しめる家づくりを目指す、人気インテリアブロガー。 整理収納アドバイザー1級のノウハウを活かし、モノを上手に隠しながらも、ノンストレスな暮らしを追求しています。
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