収納スペースの測り方〜基本編〜

せっかく整理しようとしたのに、買ってきたケースが、わずかの差で収納場所に入らなかった!なんてことにならないように、今回は、収納スペースを正しく測るための基礎知識をご紹介します!

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目次

    収納グッズを購入する時、入ると思って買ったら、サイズが合わなかった、そんな失敗を経験した方も多いのではないでしょうか?
    せっかく整理しようとしたのに、買ってきたケースが、わずかの差で収納場所に入らなかった! なんてことにならないように、今回は、収納スペースを正しく測るための基礎知識をご紹介します!
    しっかりと覚えてくださいね!

    「測る」ための必要道具

    収納グッズを設置するには、設置スペースをしっかり「測る」ことが大切です。 使いやすい道具を選んでおくことも正確に測るポイントです。

    メジャー

    先端に家具の角に引っ掛けられる金具の付いているスチール製メジャーがオススメ!
    さらに、メジャーを伸ばしたまま、固定できるストッパー機能が付いていると便利です!

    定規

    ステンレス製かアルミ製の定規がオススメ!
    先端から目盛りが付いていることがポイントです!
    60cmものと小さい範囲を測るときに便利な15cmものもあると良いです。

    測り方の基本

    1)壁と壁の長い距離を測る時は、両サイドから2回に分ける
    長い距離を1回で測ることができない場合は、2回に分けて測るのが鉄則です。

    ポイントは3つ!!
    1.メジャーが斜めにならないように、壁に沿って測ります。
    2.先端の金具を壁に突き当ててストッパーをかけます。
    3.きりのよい1.5mや2mのところで印をつけ、その目印から反対側も同様に測り、長さを合計します。

    2)引き出しなどの内寸は、スチールメジャーで測る
    引き出しに仕切りを入れるときは、内寸の幅、深さ、奥行を測ります。

    1.幅:引き出しを開けた前板に沿って、メジャーをあてて測ります。
    2.深さ:引き出しを開けて、一番手前の角にメジャーをあてて測ります。引き出しの底にメジャーの先端をあてて、角に寄せて測ると正確に測れます。
    3.奥行:引き出しを外して、側板に沿ってメジャーをあてて測ります。引き出しがはずしにくい場合は、引き出しの奥から側板に沿わせ前板までを測ります。

    こんなときは?どう測る?

    1)棚板を増やしたい!
    増やす棚板のサイズを測る時、内寸を測りがちです。
    内寸を測るとメジャーが曲がり、誤差が出やすくなります。
    棚板の横幅を正確に測るには、棚板を外して測ると測りやすくなります。
    メジャーは板の側面にそわせるようにまっすぐあてて、幅と奥行きを測ります。
    幅は1〜2mm短くカットするのがポイントです。

    2)戸棚にカゴを入れたい!
    開き扉は要注意!大きな蝶番がついていることがあります。 これに気がつかないと、用意したカゴが入らなかった、ということにもなりかねません。
    蝶番の内側にメジャーの先端の金具をあてて測りましょう!
    また、片方の扉を開けただけで出し入れできる大きさのカゴを選ぶことも大切です。

    本多弘美先生のプロフィール

    収納アドバイザー。神奈川県出身。
    1993年に専業主婦から収納アドバイザーに転身。
    身近な物を利用した、生活に根ざした収納アイデアが好評。
    現在、テレビや雑誌、講演などで大活躍中。

    著書
    『インテリア以前の収納・掃除の常識』(講談社)
    『そうじ以前の整理収納の常識』(講談社)
    『家事・収納アドバイザー本多弘美のラクラク収納術』(辰巳出版)
    『パパっときれいすっきり!時短家事術』(だいわ文庫) 他多数
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