リビング
家族そろってくつろげるダイニングにしたい!
/神奈川県 まみりん87さん
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- お悩み
狭10.5畳のDKのうち2380×3500をダイニングとして使用しています。
全員、家にいるほとんどの時間をここでテレビを見ながら過ごすので、大人が3人集まると狭く感じます。人が集中するせいもあり、薬類・ノートパソコン・新聞・DVD類・ゲーム機・ソフト・買い物バッグ・家計簿など、物の量も増えてしまいました。
またウッドデッキに出るのにテーブルが邪魔になるのも気になります。
愛着のあるテーブルはそのままで、テレビ台やファブリックを変えたいとは思うのですが…。お客様にのぞかれても自信を持って見せられるくつろぎ空間が理想です。良いアドバイスをお願い致します。
point1テーブルを壁際へ移動しましょう
家族みんなが過ごすリビングダイニングには、いつの間にかモノが増えてしまいがちですね。特にダイニングテーブルは、食事をしたりお茶を飲んだりするだけではなく、色々な目的で使われることと思います。テレビを見る、新聞や雑誌を読む、家計簿をつけるなど、それに必要な道具や、使いかけのものなどがテーブル周辺に集まってくるものです。そういったものを片付けるための収納場所が、今使っている背の高いオープン棚なのだと思います。
この棚は、ダイニングテーブルの近くにあるので、今のままの位置で活用することにしましょう。一方で、ダイニングテーブルが邪魔になっているとのことですね。ウッドデッキ側の窓に近いので、出入りがしにくくなっているようなので、テーブルを小窓のある壁際に寄せてみてはいかがでしょうか。テーブルを移動することで、廊下との行き来がしやすくなります。さらに、床面がまとまって見えるようになって、部屋が少し広くなったように感じると思います。
point2棚の中を整理しましょう
テーブルを壁際に移動させることによって、背の高いオープン棚が座っている位置のすぐ近くになりますので、日常のちょっとしたお片付けに役立てたいですね。そこで、どこに何をしまうかを、棚の段ごとに決めていきましょう。
ノートPC、家計簿、クスリ、買い物バッグ、新聞や雑誌の一時置き場など、それぞれが出し入れしやすい位置を想定していきます。棚の上のほうは使用頻度の低くて軽いもの、下のほうも使用頻度の高くないものや重たいもの、手の届きやすい中間の棚には頻繁に使うものといった具合に、ものを置く位置を割り当ててみてください。
さらに棚の脇を見てみますと、棚と壁との間にわずかな隙間がありますね。その隙間があると、そこにものを置いたり引っ掛けたりしたくなるのですが、そこからはみ出すようになると、少し雑然とした印象につながりやすいと思います。できれば、棚を壁にピタリとつけておくといいでしょう。
point3棚のまわりの見た目を整えましょう
背の高いオープン棚は扉がないので、出し入れがしやすい反面で中身が見えて気になることもあると思います。そこで書類はファイルボックスに入れて、細々したものは収納ケースにまとめるといったやり方にして、見た目の好印象度を上げましょう。
オープン棚横にあるカウンター収納は、ダイニング側から中身が見えないように、布を垂らして目隠しすると良さそうです。目隠し用の布としては、ベージュ系の目立たない色をおススメします。テーブルを壁際に寄せたので、FAX台はオープン棚の横に移動して使えるといいですね。
テレビ台を買い替えるとしたら、ゲーム機とゲームソフトが入るものを選びましょう。L型に置けるスペースがあると、さらに収納量が増えます。また、手持ちの家具と色調のあうブラウン系にするといいと思います。
見た目をスッキリさせましょう

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すはらひろこ
(住空間デザイナー )一級建築士、インテリアコーディネーター。
株式会社アビタ・クエスト代表取締役。共働き経験をいかした収納術とおしゃれなインテリアで、雑誌のBefoe After企画でも活躍。 TV東京TVチャンピオン【お部屋リフォーム王】、TBS系「王様のブランチ」、NHK教育「住まい自分流」ほかテレビ・ラジオ出演や講演など多数。
総合情報サイト【オールアバウト】で収納ガイドを務め、連載記事は幅広い読者層に好評。