リビング
リビングのゴチャゴチャを解消したい!
/京都府 icchyさん
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- お悩み
DATA
■住居形態 | 一戸建て |
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■同居人数 | 3人 |
■困っている場所 | リビング |
お悩み1:
3年前に自宅の全面リフォームをしたのですが、私たち家族(いわゆる素人)が考えた間取りを工務店さんに作ってもらったので、いざ住んでみると、生活動線がグチャグチャで以前の間取りよりも不便を生じるようになりました。
家具の配置も、リビングキッチンの間取りにしたので、うまくいきません。両親の高齢化も考え、おうちの中をスッキリまとめる方法はないでしょうか・・・?
お悩み2:
キッチンとリビングを仕切るカウンターには食器を入れていますが、かなり動線を遮っています。しかし、これを取ると食器を置くところ、また目隠しが無くなるので不都合も感じます。どうすればよいでしょうか?
point1生活動線をスムーズに・安全に
キッチンとリビングの間にあるカウンターは、料理を盛りする時に使ったり、電子レンジを置いたりと便利な使い方ができると思います。
キッチンとリビングを行ったり来たりするときには少し邪魔かもしれませんけれど、実際には食器収納と目隠しにも役立っているようですね。
カウンター周辺の画像を見てみますと、洗面所へ行く時の動線が少し気になりました。コタツに座る人の後ろを人が通ったり、そしてカウンターの足元にはモノがあるといった状況ですと、通行しにくいように思います。
コタツ用の床マットや床置きのモノに、足をひっかけたり滑ったりと、時には危険なことがあるかもしれません。まずは、洗面所への通行動線となる床にはモノがない状態にできるようにしてみましょう。
そこで最初のご提案としては、コタツの向きと位置を変えてみることをオススメします。コタツの向きが変わるとテレビに対して後ろ向きに座る人が出てきますが、安全優先と割り切ってみてはいかがでしょう。
point2カウンターに収納をプラス
床置きになりやすいモノを減らすために、小さな収納グッズを加えてみましょう。リビング側のカウンター壁面が利用できそうです。
タオル掛けのようなレールとS字フックを使って、カバンや袋モノなどを吊り下げます。読みかけの雑誌や新聞なども、エコバッグに入れれば吊るせますよね。
手軽で簡単な方法ですが、床面すっきり効果が期待できます。
point3カウンター上に棚をプラス
最後にカウンターの上を整理しましょう。
壁際に置いてある電子レンジとトースターレンジの所に、スリムタイプのカラーメタルラックを置いて立体的に使えるようにします。ラックを加えることで棚の上に保存食品やお菓子のストックが置けます。天然素材のバスケットを使って整理すれば、見栄えもいいですよ。
さらにお部屋をすっきりと片づけるには、冷蔵庫脇の隙間にワゴンを追加してもいいでしょう。缶詰やペットボトル、ラップ類などを保管するには最適です。
また冷蔵庫近くのちょうどいい場所に収納庫もあるので、調理関係の物や取扱説明書、書類、文具など細々した生活必需品まで整理できると良いと思います。家族で知恵を出し合った住まいですから、住み心地を確かめながら少しずつ改善されていくといいですね。
■ pick up item ■
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すはらひろこ
(住空間デザイナー )一級建築士、インテリアコーディネーター。
株式会社アビタ・クエスト代表取締役。共働き経験をいかした収納術とおしゃれなインテリアで、雑誌のBefoe After企画でも活躍。 TV東京TVチャンピオン【お部屋リフォーム王】、TBS系「王様のブランチ」、NHK教育「住まい自分流」ほかテレビ・ラジオ出演や講演など多数。
総合情報サイト【オールアバウト】で収納ガイドを務め、連載記事は幅広い読者層に好評。