モノの溜まり場から、子ども専用スペースに生まれ変わり


<M様のプロフィール>
- 住居形態:
- 一軒家
- 家族構成:
- 5人家族
- 困っている場所:
- 子ども部屋
モノで溢れ返ってしまったスペースに、お子さんの学校用具などを収納できる専用スペースをつくりたい!というM様のお宅に訪問!
果たしてM様の願う、お子さん専用のスペースを作って、片づけやすい快適な空間になったのでしょうか?
M様のお悩み
子どもの成長と共にモノも増え、管理してこなかったので、モノで溢れ返ったお部屋になってしまいました。子どもが学校で使うモノも散らかった状態になっています。
収納スペースがせっかくあるのに、モノがどんどん置かれてしまい気になって仕方ありません。
まずは問題点からみていきましょう!

収納達人の分析 問題点
- ・お子さん専用の棚がないので、モノの管理がしにくい状態。
- ・モノが散らかっている空間が1ヶ所でもあると、モノが増えたら「ここに置けばいい」というクセがついてしまう。
- ・縦の空間を有効活用できていない。
- ・モノが混在しすぎて、お子さん1人ではモノの管理がしづらい。

問題を踏まえて、お子さん専用の棚を使い学校で使うモノをスッキリ収納できて、モノの管理もしやすくなるように考えていきます!
対策
- いる/いらないモノを分ける。
- 縦の空間を有効に使える、お子さんが管理しやすい専用の棚を使う。
- 散らかりを予防するため、ざっくり収納できるボックスを活用する。

今回使うアイテムは・・・
本やランドセルもラック1台に収まる。
カラーメタルラック CMR-1218J

スライドレール搭載。お子さんも引き出しの開け閉めがスムーズに。
ウッドトップチェスト 7段

バスケットに小物を収納できて、ラックにも置ける!
カラーバスケット ライトグリーン
対策に基づいてどんなものを作るかシュミレーションします!

@場所の寸法を測る。
収納スペースの幅・奥行・高さを測ります。
ポイント
- 収納家具を置けるスペースをつくるため、いる・いらないモノを分けます。今回は、ラックとチェストを壁に沿わせて置くため、壁に沿って寸法を測ります。

Bパーツの確認をする。
ポイント
- 床を傷つけないように、梱包された段ボールを敷いた上で組み立てます。

C土台から組み立てる。
ポイント
- 組み立てる際も、床に傷かつかないように梱包されていた段ボールなどを敷くと良いでしょう。

D実際に置くものを収納して、組み立てる。
ポイント
- 実際に収納するモノを置きながら組み立てると、棚の位置を決めやすく、組み立て直す二度手間を省けます。

Eポールを取り付ける。
- 棚板を取り付けたらポールを取り付ける、という繰り返しで組み立てます。

【ディバイダー(ブックスタンド)の組み立て手順】
Gディバイダ―を取り付ける。
- パーツの確認をします。

- 金具を取り付けます。

- \サイドに差し込み完成/
ディバイダ―を取り付けることで、サイドからモノが落下したり、倒れにくくなります。

Hウッドトップチェストは組み立ていらず!
- 箱から出して、そのまますぐに使えます。
モノの溜まり場から、子ども専用スペースに生まれ変わり


見違えるほどスッキリ!
お子さんの衣類から教科書など全て集約したスペースに
実際に収納してみると・・・

教科書・プリント・ランドセルも1ヶ所に集約

ビフォーアフター
収納達人が教える!解決テクニック

1つのお部屋をたくさんのモノが埋め尽くしていて、空間を有効活用できていない大変もったいない状況でした。
メタルラックとウッドトッチェストを使うことで、縦の空間も活かした収納に変わりました。メタルラックのようなオープンラックはどこに何があるのか、パッと見てすぐわかるのがいいところ。小物はバスケットにざっくり収納できるので、散らかりはバスケット内に限定できます。
お子さんのモノを集約できたので、1人でも管理しやすくなりました。
お客様の感想
ランドセルや着替えなどを収納できる「子ども専用のスペース」が作れずに困っていました。また、特に困っていたのが散らばっていた本の収納。
今までは本の収納は本棚に収納するべきだと思っていたので、メタルラックを使った提案には驚きました。メタルラックは、見た目も圧迫感がなく邪魔になりません。そしてメッシュ状になっているので、下の段にどんなモノを収納しているのか把握しやすいです。
引き出しがない代わりに、おしゃれでポップなカラーのカゴに収納できるのも新鮮でした。このカゴのおかげで、無機質感がなくなり、子どもらしい可愛らしさがでました。色の種類もたくさんあるので、子どもの好きな色を選べるのもいいですね。
ラック横にチェストもスッキリ収まり、たっぷり収納できて容量も十分!自分で服を仕舞うことが出来るようになりました。
いつも収納道具を思い付くままに購入して、かえって邪魔になったりしてましたが、今回を機に、収納は全体を考えないといけないのだと学びました。「子ども専用スペース」は最高の出来上がりでした。
編集部より
広い空間でモノを床に直置きすると、あっという間に空間はモノで埋め尽くされて、どこに何があるのかがわからなくなってしまいます。そのため床にモノを直置きするときは、モノで溢れ返る空間になる危険もはらんでいるということを忘れずに!
また空間を活用するためには、メタルラックやウッドラックなどを用いて、縦の空間を使った工夫をするとよいでしょう。今回は縦の空間を活用するために、138pのウッドトップチェストを使い比較的背の高いものを選びました。お子さんが届きにくい引き出しには、使用頻度の低いモノを収納してスッキリ快適なスペースに変身。
使用アイテム
アドバイザープロフィール

大原 友美
整理収納アドバイザー1級。親・子の片づけマスターインストラクター。Smart Life Style 主宰。
愛知県・岐阜県などの東海地区を中心に整理収納のセミナー・講座、個別宅訪問で「整理収納サービス」など活動中。自身が片づけが苦手だったこと、3人の子育て中という経験を活かして、苦手な方でも片づけていけれるようにご提案しています。企業、自治体、PTA講座など幅広く活動中。
大原 友美