まずは物件選び!

引越しとなれば、まず新しい住まい選びから始めなくては!賃貸の場合、物件を選ぶ際に何から始めてどのような点を考慮すればよいのでしょうか?
まずは自分の希望をまとめることから始めます。いきなり不動産屋へ行っても、自分の希望がまとまっていないと店員さんも物件の紹介のしようがないし、何より「本当に借りるの?」という疑問を持たれてしまいかねません。
まずは物件探しの基本3大条件を決めてみましょう。
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家賃の他にも管理費・駐車場代などもすべて含んで、1ヶ月に一体いくらまでなら払えるのかを決めておきましょう。 趣味や洋服代、食費と家賃のバランスもよーく考えましょう!
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荷物の量、人数などから、希望の間取りと広さを決めます。
趣味などのスペースが必要だったり、譲れないポイントがあれば伝える必要があります。 -
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勤務地や通学先を考えて、どの範囲までなら通えるかを決めましょう。
あまりエリアを狭くしてしまうと、物件がなかなか出てこない、なんてことにもなりかねません。 -
基本条件がまとまったら、次はこだわり条件をまとめます。
新築・南向き・エアコン・ペット可・ロフト・・・などなど、人それぞれだと思いますので、まずは一通り希望を出します。その後、希望の優先順位を決めてみましょう。
すべてを満たす物件はまず難しいと思われますので、どの項目が妥協できるのか、譲れないのかをはっきりさせましょう。
頭の中で考えていることを実際に書き出してみると、自分の希望が明確になり、実現にも近づくかもしれないですよ。逆に、あまりに無謀な希望だと気づくこともあるかもしれないのでおすすめです。
間取り選びのポイント

希望がまとまったら、インターネットや雑誌で果たして自分の希望に見合った物件があるのかチェック!気になる物件があったら、不動産屋さんにまず電話してみましょう!
新たな生活を思い浮かべてウキウキするのが間取り選び。よりよいお部屋探しができるように、間取り選びもよく考えることが必要です。
来客時のことを考えた
間取りを選ぶ
どんな間取りを選んだらよいか迷ってしまったら、来客時のことを考えてみてください。
雑然としたキッチンや水周りやベッドルームなど、他人に見せたくない場所が上手に隠せる間取りを選ぶと来客時も気にせず済みますよね。
そのような生活感溢れる場所は、必要なとき以外自分の目にも入れない方が気持ち良く過ごせるものです。
下のような間取りだと、来客時に問題が。

(A)の場合
リビングへ通す時に、ベッドルームを通らなければならない
(B)の場合
キッチン、脱衣所が玄関から見えてしまう
キッチンを見られるのが嫌な場合は、カーテンなどで仕切りを作って見えなくする方法もありますよ。
工夫すれば間取りのお悩みを解決することもできますね。

実際に物件を見てみよう!

では、実際にお部屋を見てみましょう。
一般的に言われている物件の内覧ポイントとして、もちろんはずせないのは室内に関してです。しかし、敷地内や周辺環境なども要チェックです!
チェックポイントはどんなところでしょうか?
室内
- 収納スペースは十分か
- コンセント、アンテナの端子、電話のモジュラージャックの位置と数
- 窓枠、カーテンのサイズ
- フローリングや建具の色
- 水周りの使い勝手、交換部品の有無
- ベッドや冷蔵庫などの大型家具が設置可能か
- 各部屋の日当たり
- ・・・など

敷地内・周辺環境
- 周りから覗かれたり、進入されたりする危険はないか
- ゴミ捨て場は近いか
- 最寄駅まで歩いてどのくらいかかるか
- 終電は何時まであるか
- お店や公共施設は近くにあるか
- ・・・など

実際に部屋を見たときに気になることや問題点が見つかったら、あきらめたり妥協せずに、とりあえず不動産屋さんに相談してみることが後々のトラブル防止にもなりますので、遠慮せずに相談しましょう!
実際見て、納得のいくお部屋をみつけてくださいね。
引越しの方法を決める

引越しの方法を決めましょう。
荷物の量や引越し距離、予算と時間などによってどの方法を選ぶかは変わってきますので、自分に合ったプランを選ぶことが大切です。
方法としては・・・
- レンタカー・車を用意して自力で引越す。
- 梱包などは自分でして、後は業者にまかせる。
- 梱包からすべて業者におまかせ。
- ・・・など
荷物が少ない方
レンタカーでの引越しや単身パックがおすすめですが、荷物が少ないと思っても、意外に引越しには手間がかかるものです。本当に全部自分たちで移動が可能なのか、よく考えてから決定しましょう。
引越し先が近くなら時間で料金が決まる業者を利用すると、レンタカーを借りるよりも安く引越しできる場合もあるようです。ただし、冷蔵庫や本棚などの大きさによっては、断られる場合もありますので注意が必要です。

家族での引越しなど、それなりに荷物がある方
自力での引越しは時間や手間がかかり大変です。梱包などは自分たちで行って、多少費用はかかっても搬出・搬入はプロの業者に任せるのが無難です。
インターネットの見積もりサイトなどを利用して、数社から見積もりを取って業者を検討してみましょう。

家具を傷付けたくない、面倒な作業はしたくない方
自力での引越しはお勧めしません!(かなり大変です)。梱包などは自分たちで行って、搬出・搬入はプロの業者に任せるのをおすすめします。

どの方法を選ぶにしても、自分に合っている方法なのかを十分検討してから決めましょう。
家具・不用品の処分方法

引越しするとなると、意外とたくさんのゴミが出ます。計画的に処分していかないと、引越し当日に集積所がゴミで一杯になって、ご近所の方にご迷惑をかけることに…といったことにもなりかねません。
捨てるもの・他で引き取ってもらえるものを分別して、前もって少しずつ処分しておくと良いでしょう。
物の種類によって
処分方法を変える
雑誌や本・洋服
時間に余裕があれば、フリーマーケットやインターネットオークションに出品するなどして処分してしまいましょう。
ただ、引越し前は何かと忙しいので、まとめて引き取ってもらえるリサイクルショップはとても重宝します。
それでも処分できなかったものに関しては、あきらめてゴミとして捨てましょう。
大型の家具など
地域の役所に電話し処分方法を問い合わせてみましょう。
家電品
新規で購入した際に下取りや引き取りサービスをしている場合があります。 購入先の家電量販店などに問い合わせてみましょう。
※捨てる場合の処分方法については自治体へ確認してください。
引越しで不要になった家具を知人に譲った、という方も多いようです。
周りの方に声がけしてみると良いもしれませんね。

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荷造りのポイント

続いて、引越し荷物の荷造りのポイントをご説明します。
引越しする方の家族構成によって荷物の量や内容はさまざまですが、荷造りのポイントは共通事項ですね!
では、まず全体的なポイントについてまとめてみましょう。
段ボールの組み立て方
ダンボールを組み立てる際に、よく四辺を互い違いに組み合わせてはめ込むだけにすることがありますが、こうすると強度が弱くなるため、荷物の重みに耐えられず底が抜けてしまう可能性があります。底はテープで十字型にしっかりとめて、補強しておきましょう。
重い物は小さな箱に入れる
本などの重いものを大きな箱に詰めてしまうと、いざ箱を持ち上げたときにまったく動かない…ということになりかねません。基本的に重いものは小さな箱に入れて、運びやすさを心掛けましょう。
使わない物から詰めていく
すぐに必要のない書籍や、押入れの奥にしまいこんであるもの、オフシーズンの衣類などの普段使わないものから優先的に箱詰めしていきましょう。 もちろん、しばらく使っていなくてもういらないかも・・・と感じた荷物については処分を検討することも大切です。
箱の中身と運ぶ先の部屋を書いておく
面倒でも、箱に詰め終わったら「中に何が入っているか」と「それを引越し先のどの部屋に運ぶか」を箱の表面に書き込んでおきましょう。
また、例えば「本」と書くだけでなく、「雑誌」「文庫」など具体的な名前を記入しておけば、箱を開けなくても整理できるので便利です。部屋の数が多いときは、それぞれの部屋にA・B・Cなど名前をつけて区別します。
引越し直後に使用するものは
まとめて最後に箱に入れる
最低限の食器や衣類、簡単な工具類など、引越し直前まで使っているものは引越し後にもすぐに必要になるものが多いです。まとめて箱に詰めておくと慌てずに済みます。
その際にはカッターや工具類などの「作業用」の箱と、衣類やタオルなどの「生活必需品」の箱、また貴重品を入れておく「貴重品箱」を作っておくと便利です。

荷造り道具と手順決め
予め準備しておきたいのが「荷造り道具」と「手順決め」。
これさえ用意しておけば、あとはひたすら荷造りに没頭できるはず!
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荷造りのポイントはそれぞれ簡単なことですが、荷造りする前に知っておくととても便利ですよね。
次は、具体的な物別の梱包方法についての注意点を考えてみたいと思います。
割れ物
面倒でもひとつひとつを紙などで包みましょう。ダンボールの底に新聞紙を厚めに敷いてクッションを作り、四隅や開いたスペースにも新聞紙を詰めて割れものが動かないようにしましょう。
パソコン
エアーキャップや毛布などで厳重にくるんでダンボールに詰めます。万一に備えてデータのバックアップを取っておきましょう。
布団
軽いものから順に積み重ね、上から布団袋をかぶせてひっくり返すと簡単にしまえます。布団袋がない場合は、風呂敷やシーツで包みます。クッションになるからといって、割れものを中に包むと割れてしまう場合があるのでやめましょう。
書籍
丈夫で小さい箱に詰めましょう。大きい箱に詰めてしまうと、重くて持ち上がりません。また、プラスチックの衣装ケースなどに入れている場合は、ケースが本の重みで割れてしまう場合がありますので注意が必要です。
小物
組み立て式の家具のネジ、電気器具のコードなどは組み立て時にすぐに必要になるもの。ひとまとめにしてビニール袋に入れるなどして、行方不明にならないよう工夫をしましょう。
植物
引越しが近づいたら植木の水は控えめにします。水分が残っている場合はビニール袋で包み、口を開けたダンボールに動かないように詰めます。大きな植物は業者に相談しましょう。
冷蔵庫
中に入っているものは早めに整理します。冷凍庫の氷を溶かしておくのも忘れずに。邪魔にならないよう電気コードは巻いて本体にテープで止めておきましょう。
洗濯機
水抜きをしっかりしないと、運んでいる途中に水が漏れ出しますので注意してください。コードは巻いて洗濯層の中に入れ、ホースは本体にテープで止めておきます。
荷造りは時間のかかる作業ですが、必要な道具を予め用意し、手順を決めておけば順調に進めることが出来るはずです。
途中、押入れの奥から出てきた思い出の品を懐かしんだり、衣装ケースの中身の整理が始まったり・・・。できるだけ寄り道は避けて、引越し日までにしっかり終わらせましょう!
引越し当日の注意点

いよいよ引越し当日!そろそろ引越しも終盤に近づいてきましたが、ここが最後の詰めです!まずはやらなければならないことの最終チェックから始めてみましょう!
食事
当日は忙しくて食事の時間が充分に取れないことも考えられます。業者が来る前に早めに食事をとっておきましょう。
荷物の最終チェック
布団や最後まで使っていた食器・衣類など、当日の朝梱包するものも忘れないようにしましょう。最後にすべての部屋を回って、忘れ物の最終チェックをしましょう。
ライフライン
旧居の電気・ガス・水道の元栓は閉まっているか、使用停止手続きは済んでいるかもう一度最終チェック!新居についたら、電気・ガス・水道・電話がちゃんと使えるかチェック。新居での使用開始手続きをしていなかった…などということがないように!
荷物の開封
業者に頼んだ場合は、搬入後、家具に傷がないか、割れた食器などがないかすぐにチェックします。その場で確認しておかないと、補償が受けられなくなる可能性もあるので注意が必要です。後日連絡して、誰が担当者なのか分からないなどということがないように、業者の担当者をしっかり確認しておきましょう。
ご近所への挨拶 (新居)
引越し当日は人の出入りが激しく、ご近所へ迷惑を掛けることになります。できれば当日のうちに(遅くとも翌日までに)ご近所への挨拶を済ませておきましょう。

当日は朝から忙しくなりつい忘れてしまった!なんてことが出てくるかもしれませんが、焦らず確実に完了させましょうね!
実は当日よりも大事!?
前日までに済ませるべきコト
旧家の掃除
敷金の返還に影響が出てきますので、退去前の掃除はしっかりとしておきましょう。不動産会社によっては、退去後に居住者負担でハウスクリーニングを行うことがあらかじめ決まっている場合がありますので、そういった場合は念入りに掃除をする必要はありません。不動産会社に事前に確認しておきましょう。
荷物の梱包チェック
荷物の梱包はしっかりできているか、もう一度確認をしましょう。押入れ・表札・郵便受け・お風呂・トイレ・ベランダ・物置・自転車など、見落としがちな場所も忘れ物が無いように!
当日の段取り確認
業者に頼む場合は、新居の見取り図や家具の配置図を用意し、どの荷物を最初に運び入れるのか第三者がイメージしやすいようにしておきましょう。
自分で搬入する場合は、当日適当に積み込んで無駄なスペースが出ないよう、荷物の積み方の計画をしっかり立てておきましょう。
お金の準備
引越し当日に料金を支払う場合は、まとまったお金を事前に準備しておく必要があります。 貴重品はバッグなどにまとめて、常に自分の手の届く範囲に保管しましょう。
ご近所への挨拶 (旧居)
引越し当日は時間を取るのが難しいので、遅くとも前日までには今までお世話になったご近所へ引越しの挨拶に伺っておきましょう。
引越し後の諸手続き

無事荷物を搬入し、ご近所への挨拶も終えてホッと一安心。その後の手続きまで完了させたら、ようやく引越し完了です!
敷金の精算
敷金の清算は、契約時の取り決めにもよりますが、自分の過失によって家の中や設備を汚したりした場合は、借りた側の責任になり、敷金の中からそれに応じた金額が引かれることになります。納得がいかない場合は、双方で話し合いの機会を設けたり、公的機関に相談することをおすすめします。
不用資材の廃棄
引越しで使用した段ボールなどは結構な量になります。部屋を早く片付けるためにも、ゴミの出し方を確認して早めに処分しておきましょう。回収サービスを実施している引越し業者もあるようですので、事前に確認してみましょう。
転居の連絡
引越しが済んだら、引っ越してから1ヶ月以内を目安に、できるだけ早く転居のお知らせ通知を友人・知人に送りましょう。転居先の住所について、読みにくい地名にはふりがなをふり、最寄駅からの簡単な地図を入れておくと親切です。
忘れがちな重要事項
それぞれ期限があり、また転居前に必要な手続きもありますので忘れずに済ませましょう。
例)
- 役所関連の諸手続き
- カード会社や保険
- 自動車の登録
- 銀行関連手続き
- 郵便物の転送
- ・・・など
引越し完了!
いかがでしたか?
これからの生活に直結する一大イベント・引越しを失敗させないためにも、この特集を参考にして素敵な新生活の始まりを迎えてくださいね。
